プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

HBワクチンについて。感染の可能性のある職場。HBワクチン接種し、一旦HBs抗体が上昇したことを確認しています。物の本によると、数年すると陰性になることが多いようです。一般的には、抗体価が陰性化したら、ブースターのために、再度HBワクチン接種をすることが望ましいとされているようです。ところが、静岡県のとある有名医療機関の感染症管理の有名な先生のお話によると、「一旦HB抗体価が陽性になれば、たとえあとで陰性化しても、感染事故を起こした際に、ウイルスが肝臓で本格的に増殖する前に、ウイルス自体のブースター効果で、速やかに抗体価が上昇してウイルスは排除される。したがって、一般に、HBワクチンのブースター再投与は不要である。万が一感染事故おこしたときは、ガンマグロブリンを使用すれば大丈夫である」と伺いました。HB抗体価陰性化後のワクチン再投与は必要でしょうか?不要でしょうか?

A 回答 (2件)

欧米(CDC:MMWR 44:574,1995、Europoean consensus group on Hepatits B immunity、Lancet 355:561、2000)などでは、追加接種は某先生のお話のように一度きちんと抗体価があがっていれば不要との立場です。

しかし、1986年頃のNEJMやLancetには抗体価の低下で感染した事例が報告されています。
よって、日本の肝臓病学界の医師には追加接種が必要という意見が根強いものがあります。
麻疹などでもワクチン接種後にSVFがおきて罹患する人もいるように、絶対、追加接種が不要という訳ではないと思います。暴露の機会が多かったり、最初の抗体価がそこそこにしかあがっていない人は追加接種を考慮していいかと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます.実は,私の勤務している民間医療施設では,病院負担による接種は2回しかやっていないので,陽性化といっても,抗体価が十分あがらないものも結構居て(16倍とか),悩ましく思っておりました.管理者(オーナー)の判断なので,どうにもなりません.

お礼日時:2010/06/25 23:16

ワクチンの追加は昔から議論のあるところです。

以前は、欧米では不要、日本では必要とする専門家が多かったです。現在では日本の専門家もおおむね不要ということに賛成しています。WHO,日本感染症学会とも抗体がいったん陽性になれば15年くらいは大丈夫としています。ただ、超ハイリスクの場合は例外で、たとえばB型の肝硬変の手術をする肝臓外科医などはつねに抗体価が高いほうがよい気がします。

参考URL:http://www.kansensho.or.jp/sisetunai/2009_10_pdf …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます.職種によって事情が異なる可能性があると言うことでしょうか.

お礼日時:2010/06/25 23:17

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!