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磁気双極子に働く力

磁場Hの中に磁気モーメントpをもつ磁気双極子を置いたときに磁気双極子に働く力Fは、なんで、
F=∇(p・H)
なんでしょうか?

A 回答 (4件)

r~がそのまま位置ベクトル変数(すなわち座標変数と同値)であるように見えてしまうので,誤解されているのかもしれませんが,上のa~をr~と置き換え,Δr~=(r~ - a~)と置き換えたに過ぎません。

この表現の方が物理では多く見かけます。なぜなら,r~がわずかΔr~だけ変位したときの関数の変化を知りたいわけですから。

上からまっすぐ下が導出されているのではなく,よく使われる表現に書き直しただけです。
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この回答へのお礼

まだ納得はできていませんがありがとうございました。

お礼日時:2010/06/25 22:49

上のテーラー展開においては,



r~ = a~ + (r~ - a~)

つまり,f(r~)をr~とわずかに差のあるa~のまわりで展開しています。

下は,f(r~+Δr~)をr~+Δr~とわずかに差のあるr~のまわりで展開したのです。

上  →  下
a~  →  r~
r~  →  r~+Δr~
r~-a~ →  Δr~

という対応になっています。O(Δr^2)は,2次以上の項を微小量としてまとめたもので,これはおわかりですね?
「磁気双極子に働く力」の回答画像3

この回答への補足

なぜ、r~のまわりで展開するというのが分るんでしょうか?
aで展開するのは分りますが、f(r+Δr)がなんでrのまわりで展開するのかが分りません。

補足日時:2010/06/25 20:25
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>H~[r~±d~/2] ≒ H~[r~] ± (d~/2・∇)H~


この部分はどのようにだしたんでしょうか?

多変数関数のテーラー展開を用いて,1次の微小量までをひろいました。
下記など,参考になりましたら。なお,「多変数関数 テーラー展開」で検索すると参考になるページがいろいろ出てきます。

http://www14.atwiki.jp/yokkun/pages/34.html

なお,老婆心ながら… (d~/2・∇)H~ この部分はやっかいな形をしていますので,その意味は注意深く読み取る必要があります。

この回答への補足

f(r+Δr)=
と言うところ当たりが分りません。
他のテイラー展開は分りましたがここだけ分りません。

補足日時:2010/06/25 18:35
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以下,「~」でベクトルを表します。


位置r~の磁場をH~[r~]とします。また,磁気双極子モーメントp~ = m d~ とします。
d~はr~に比べて微小と考えて,微小量に関して1次までの近似をとると,

H~[r~±d~/2] ≒ H~[r~] ± (d~/2・∇)H~

と書けます。したがって,求める力は

F~ = m H~[r~+d~/2] - m H~[r~-d~/2]
 = m{ H~[r~] + (d~/2・∇)H~ } - m{ H~[r~] - (d~/2・∇)H~ }
 = 2×m(d~/2・∇)H~
 = (p~・∇)H~

一方,ベクトル解析の公式により

∇(p~・H~) = (H~・∇)p~ + (p~・∇)H~ + H~×(∇×p~) + p~×(∇×H~)

p~は定ベクトルなので第1・3項はゼロ。
また,マクスウェル方程式より位置r~には電流も変位電流も存在しないので
∇×H~ = 0
したがって,

F~ = ∇(p~・H~)

となると思います。

この回答への補足

H~[r~±d~/2] ≒ H~[r~] ± (d~/2・∇)H~
この部分はどのようにだしたんでしょうか?

補足日時:2010/06/25 17:43
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