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アメリカの金融立国について

「金融技術を発展させたアメリカが金融立国として、世界中からドルを還流させ、90年代~リーマンショックまでの繁栄を謳歌した。」などとよく言われますが、それでは経済的な意味合いがよくわかりません。
以下自分なりに調べ考えてみた結果なのですが、以下の理解でヌケモレもしくは間違っていることはありますでしょうか?いまいち自分の理解に自信がもてないので質問させていただきました。

(1)不動産ローンやジャンクボンドなどのリスクが高いために過少評価されていた資産を、証券化などのリスク分散技術によってリスクを減らすことで価値を高めた。
→経済的な意味合いは、安い資産を価値の高い資産に変え価値を創出したということですよね?

(2)デリバティブといわれる商品の売買の仲介を行うことで、リスクテイクしたい人とリスクヘッジしたい人のマッチングを行い手数料をいただいた。
→経済的な意味合いは、リスクヘッジした企業や個人が、それによって経済活動を活発に行うことができるようになった場合のみ価値が創出されたということができる。もし単なる金融商品のやり取りだけで、ギャンブルを促進しただけなら経済的には何も価値を生み出していないと結論づけてもいいのでしょうか?デリバティブはゼロサムゲームになっており、その利用のされ方も、実際の経済活動のリスクをヘッジして新たな経済活動を促進する(パイを拡大する)ためにデリバティブが使われるよりも圧倒的多数が単なるゼロサムのギャンブルに参加していたと理解しているのですが、この見方は本質的ではないのでしょうか?

(3)、(1)(2)によって、資産バブルが生まれ、資産効果によって消費が刺激され経済が拡大した。

アメリカの経済成長(金融による)は以上の点からだけ説明でき、ヘッジファンドが果たした経済的な意味合いは、資産バブルを助長したというだけでよいのでしょうか?
また、ヘッジファンドなどが大きなレバレッジをかけているといわれますが、このレバレッジの経済的意味合いは、上記(1)(2)(3)のメカニズムで拡大したパイの大きな部分をヘッジファンドが獲得し、レバレッジを供給した金融機関はその分儲けをロスしたという、単なるパイの分配の問題と解釈していいでしょうか?
レバレッジときくと銀行の貸出をイメージするので、そこから、信用創造が起きて、あらたな貸出がどんどんうまれ、新たに価値が生まれているような気がするのですが、レバレッジによって何か経済的な価値がうまれているのでしょうか?それとも、単に貸出が膨らんだ分は金融資産の売買に使われて売買が活発になるだけで、それがバブルを生まないのであれば、実体経済への貢献は何もないものとしてとらえておけばよいのでしょうか?
そうだとすると、全体としてはゼロサムで経済全体のパイには影響ないとしても、レバレッジを供給しギャンブルをさせる銀行は、貸出が焦げ付く可能性が非常に高いと考えられまる。そうなると、このゼロサムゲームでは、一部のヘッジファンドが大きく勝ち、その分銀行と残りのヘッジファンドが大損をするという帰結になりそうです。なぜ銀行はレバレッジを供給したのでしょうか?その理由は、資産バブルが発生しゼロサムゲームではなくみんなが勝てると銀行が判断したからでしょうか?

A 回答 (1件)

概ね仰っていることは正しいです。


先物(コモディティ)技術の進化は流動性を増しました。
この流動性というのが大きな鍵になります。

流動性が増すことによって機会が大きく増えました。
お金の流れるところに人は自然と集まって来ます。
金融工学の立場では永久に信用は増加しつづける計算でした。
ところが人間の欲望が信用不信を招くことになります。
ここまではご推察の通りでいいと思います。

経済的な価値は勿論生まれています。
現実的に中国、東南アジア、ブラジルなどは豊かになりました。
第二次世界大戦後、これらの国は意図的に米国に封じ込まれ
経済発展を阻害され、貧困に喘いでいた地域になります。

この問題を捉えるには、欧米における資産運用に対する姿勢、
キリスト教の価値観、欧米の暗闘というものを理解しなければ難しいでしょう。
シーシェパードがなぜあれほど傲慢になれるのかと
今回の金融恐慌は本質的に繋がっています。
これらのピースを当て嵌めていくとある1つの結論に達します。
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