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形質転換(トランスフォーメーション)の手順で「回復培養」についての質問です。
トランスフォーメーションの手順の中で、ヒートショック後、氷上で急冷した後に、液体培地を加えて回復培養を行いますが、この「回復培養」というのは一体どのような作用があるのですか?
調べてみると、「薬剤耐性遺伝子の発現を目的とする」と書かれていましたが、いまいちよくわからず、この培養にどういう意味があるのかを知りたく思っています。
ご存知の方がおられたら、お暇な時で結構ですのでご教示願えたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

ヒートショック用の大腸菌というのは、


薬剤で細胞壁を「ゆるゆるのふにゃふにゃ」にしてあります
(表現は適切ではないかもしれません、いずれにしてもDNAが外部から入るように処理してある)。

そのため、細胞壁が回復するまでの時間があったほうが良いというのが1つ。

もう1つ、トランスフォーメンション後に薬剤が含まれる培地での培養ということになると思いますが、
それは導入されたプラスミド由来の能力です。

トランスフォーメンション時に導入されたプラスミドから薬剤耐性の遺伝子が発現する前に
いきなり薬剤が入った培地に入れると(あんまり)菌にとって良くないから、
薬剤耐性遺伝子の発現が起こるまで待ってあげる、ということです。
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この回答へのお礼

otxさん
ご回答ありがとうございます!
とてもわかりやすい説明でイメージをつかめることができました。
近頃の実験は、実験ノートや論文などを読んでやり方はわかるのですが、「どうしてそうするのか?」という所が分からない時があります。
やっぱり、ひとつひとつの工程にはきちんとした意味があるのですね。
その意味を理解しながら実験を進めたいと思います。

お礼日時:2010/07/13 02:45

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