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天皇制と庶民の生活
私達は日常殆ど天皇家と云うものを意識しないで生活しています。
もし天皇制がなくなったら、私達の生活に何か不都合をきたすでしょうか。
もともと瑞穂の国日本の穀米の神、古代の宗教農業神の最高の位置の祭司としての、
お役目であったと聞いたことがあります。
私たちの食生活も変わってきました。今私達にとってどういう存在なのか、国民の
象徴、国家の象徴、まあ何かの行事には、いらしていただいた方が、何かと便利と云う事でしょうか
これからの歴史的な位置づけを教えてください。

A 回答 (7件)

《もし天皇制がなくなったら、私達の生活に何か不都合をきたすでしょうか。



《これからの歴史的な位置づけを教えてください。》


 あなたの天皇制という言葉が、具体的に何を示しているか不明ですが、天皇家は1500年近くもの長きに渡って、日本社会に君臨しています。
 ところが、君臨とは言っても、その在り方はまちまちです。その時々の権力者にとって、都合の良いように変化しているからです。

 1945年の第2次世界大戦の終結を境に、天皇は権力の中枢の中のさらに中核にあたる人物から、単なる象徴としての存在に変化しました。

 1945年以後の権力者、欧米列強と欧米型民主主義を推進する日本の官僚たちにとって、最も都合の良い在り方が創作されたのです。
 1945年以前は、明治維新政府を推進した薩摩長州土佐肥前の元武士たちが、国内的には徳川に代わる唯一の権力者の存在が必要となり、対外的にも日本が歴史的に一つの国である象徴として利用しました。

 江戸期以前の天皇は、京都在住の貧乏貴族の中心人物に過ぎません。
 ところが、権力の中枢に座るものは代々、出自の怪しいものたちが多く、怪しい自分に権威を与えてくれる存在として、自分の意志で操れる天皇は非常に都合良かったのです。
 庶民は葵の御紋と徳川家は知っていましたが、菊の御紋と天皇家については全く知りませんでした。天皇について多少の知識があったのは、武士階級だけで、庶民は一生その存在すら知らずに過ごしました。

 天皇制は、その時代ごとに、その時代の権力者に都合良く変化するからこそ価値があります。
 だから、権力者が不要と言えば、それでおしまいです。しかし、そう断言し、天皇の全くない新たな国の仕組みを制度とする権力者が現れるかどうかは、疑問が大きいと思われます。

 現状では、権力者がいないと、国が成り立ちませんし、象徴としての天皇制を覆すほどの権力者は、大きな内乱でも起きない限り出てこないでしょう。
 ですから、これからも日本社会に天皇は君臨し続けるでしょう。
 庶民には必要なくても、国を統合するものには、必要と位置づけられる可能性が大きいと思われます。
 しっかりとした議論を、きちんと出来る社会に、日本という国がなったとすれば、自然消滅の様に無くなるでしょう。
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この回答へのお礼

有難うございました。主権在民と云っても民がしっかりしなければ、宮内省と云う
官僚の管轄下にいつまでもつづく可能性はありますね。世論として成熟して云ったらいいと思います。

お礼日時:2010/07/23 11:48

まずここを。

大人の無法地帯【Japan】
http://www.infosnow.ne.jp/~sevas/adult/japan/jap …
http://specific-asian-flash.web.infoseek.co.jp/t …
「上座を譲る」「ホワイトタイ」というのは裏を取っていない情報のようで眉唾ですが、一読してみて下さい。

>もし天皇制がなくなったら、私達の生活に何か不都合をきたすでしょうか。
はい、不都合をきたします。
日本以外の国はどうなっているのか、というのを見てみます。
例えばオーストラリアなどはイギリスの犯罪流刑者として国家のスタート地点が形成されています。
そして、移民した先で原住民の虐殺を行っています。
(タスマニア原住民の場合は8000人が殺されています。)
2008年出版の「GHQ焚書図書開封」では下記の事が記載されています。
面白い文章なので全文載せたいのですが、文字数制限などもありますのでかいつまんで紹介します。
--引用開始--
オーストラリアも「サミットに入りたい」と、何度も申し出ているようですが、どうも相手にされない。そんなこともあって何となく元気がない。
それは何故なのか、ということを考えなければなりません。
(中略)
一国の国民が胸を張って生きるには、それなりの根拠が必要なんですね。
(中略)
いろんな会合に顔を出していると、大勢の人を前にオーストラリアの人がおしゃべりをするわけですが、そうすると必ず、「自分は十九世紀になってからやって来た移民の子孫である」と前置きをするんだそうです。
(中略)
誰もが「自分は囚人の子孫じゃないんだ」ということをひと言断ってから始めるわけですね。
(中略)
いってしまえば、オーストラリアに住んでいる人たちは非常に自分たちの来歴を気にしている。ピット内閣が十八世紀に移民を始めるとき、南半球に大きな新しい国家をつくるのだという強い希望と夢を抱くのではなく、「囚人の捨て場」という安易でエゴイスティックな政策を取ったために、結果として、いまのオーストラリアが非常に意気の上がらない国になってしまったのです。
--引用終了--
という事で、オーストラリア人は自分の来歴が何となく後ろめたいので、先進国という枠組みに入れないのですが、翻って日本はどうなのでしょうか? 
佐藤優「自壊する帝国」よりロシア人のポローシン僧の言葉からこんな台詞があります。
「国家を存続させるなら神話が必要なのだ。欧州はキリスト教、アメリカは資本主義。そして私の理解が正しければ、日本はアミニズム、シャーマニズムを外す事ができない。」
という事で日本は「日本書記」「古事記」に代表される神話(=日本神道)が出自となります。つまりは自らの正当性を謳うのであれば、日本は犯罪者からスタートしたのではなくて、神話からスタートしているんだよ、という事で胸を張る事ができる。その象徴が天皇なのです。我々は普段全く意識していませんが、日本神道を我々は宗教にしている訳です。もし日本神道をやめたければ、神社への初詣はしてはいけませんし、おみくじなんてのも引いてもいけません。神社でのお祭りとかもっての他で、受験合格祈願の絵馬なんか書いてもいけません。こうした宗教行為が我々の出自を正当たらしめている根拠なのです。
そもそも「天皇制」という言葉が誤り、との言説もあります。天皇及び日本神話そのものが、日本の風土、歴史、民族、イデオロギーと密接に絡み合った潮流であって、キリスト、イスラム、ユダヤなどでの神が制度でないのと同様、日本神道とそれにおける天皇は廃止できる制度ではない(=天皇制という言葉は誤り)との指摘もあります。

また、天皇の存在が戦争などの理由により非難される事も多いのですが、第二次大戦時には戦争嫌いな昭和天皇が軍部に利用されてしまったという事になるかと思います。昭和天皇ご自身は御前会議で異例の発言をし、「いざ決戦の時であるから~云々」というハッパをかけるかと思いきや、「四方の海 みなはらからと 思ふ世に など波風の 立ちさわぐらん(四方の海にある国々は皆兄弟姉妹と思う世に なぜ波風が騒ぎ立てるのであろう)」の短歌を詠んで「戦争やめろー」という空気を醸成する。この時戦争をやりたくないオーラをバンバン出すので決戦前の軍部の顔色はどうだったかと今でも考えるのですが、こうしたエピソードからも分かるように昭和天皇は言われているほど悪くは無かった。むしろ敗戦後マッカーサーに皇室の有価証券とか持ってきて「自分はどうなってもいいから、これで飢えている国民に飯を食わせてやってくれ」とか言っていた、マジ男の中の男。ここまでリスペクトできる紳士はおりません。
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戦後の天皇制と国民の関わり方を決めたのは、天皇の人間宣言と全国行幸です。


現在、扇ぜ゛んのような絶対的天皇制はノスタルジーの仲西か存在しません。

この効果は絶大で、敗戦で意気消沈し、疲弊した国民にとって、天皇がわざわざ足を運んだことは大きな力づけとなりました。これは、日本が高度成長に向けて歩み出す第一歩であったのだと思います。高度成長は皇太子御成婚、東京オリンピック、大阪万博といった、いくつかの大イベントと初期の朝鮮戦争特需をその原動力として成し遂げられました。その高度成長の第一歩がこの全国行幸ではないかと思っています。

日本人はその心性の一番深いところで、集まって依って立つ存在として天皇というのを求めているのだと思います。何かあったときに励ましてくれる存在が必要なのでしょう。そういう意味で、マッカーサーがそこを見抜いて、天皇制を換骨奪胎しながらも象徴天皇として残したのは正鵠を射ているし、当時としては慧眼だと思います。

とはいえ、マッカーサーの気まぐれで天皇が廃位された戦後を見てみた行きもします(意外に変わらなかったりして)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
戦争が始まる前から庶民は情報を閉ざされ、天皇=国家、国体 という思想に、
洗脳されていったと考えていいのでしょうか。自立した市民社会を作ることなく。
吸収され、依存する体質、となっていた。人を恐れず神を恐れよと言うイスラム教や
キリスト教も普及していなかったので、(宗教は弾圧され干渉を受け変質したが)
天皇は簡単に現人神へと変身していった。

生命の母体である女性は、やはり本能的にその欺瞞をかぎ分けた。

与謝野晶子は「君死にたもうことなかれ。」のなかで
すめらみことは戦いに、おおみずからはいでまさね。
かたみに人の血を流し 獣の道に死ねよとは 死ぬるを人の誉れとは
おおみ心の深ければ もとよりいかで思されん。

ほとばしる言葉を読んでいます。

天皇の名のもとに死んでいかねば成らなかったあまたの人々のもとへ行幸されたのは、
自らの権威と保身と一抹の悔悟の思いではなかったでしょうか。
国民が飢えに苦しむ時も、御用牧場で採れるものは潤沢で合ったとか聞きました。
苦楽を共にされたとは思いません。

 

お礼日時:2010/07/23 13:17

一部アジアを除く海外での日本の好感度が高いのは皇族がたの親善外交の貢献が大きいです。


ころころ変わる日本の首相に頼っていたらこれほどの海外から評価されているかどうか・・・
これからも、ヨーロッパやアジアの王族との交流を中心に外交に大きな貢献をされると思いますよ。
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この回答へのお礼

有難うございました。
私は王族による外交より民間のボランティアによる草の根外交の方が、
平和のために貢献していると思います。
留学生のためのホームステイや、ベトナム フィリピン アフリカ諸国 中国 アジア諸国
などの留学生や、在住外国人のための日本語サポート 生活教育支援 災害時の救援と
NPOやボランティアによる働きは地道に広がりを見せ、成果をあげています。
王族外交に費やすお金があれば、実質的なニーズに答える支援活動に用いてもらいたい
と思います。

お礼日時:2010/07/22 00:17

>もともと瑞穂の国日本の穀米の神、古代の宗教農業神の最高の位置の祭司としての、


京都など都市部の人以外は、その存在すらも意識していないでしょう。
近所の寺に天皇から官位をもらった、なんて紙がありますが
平安末期の京都が荒れた頃で、地方の豪族から金を巻き上げるために紙を1枚送ったと考えられます。

さかのうえた村麻呂だったかな、天皇の為に東北を平定する、と称して、関東以北の略奪を続けた歴史があります。
多くの歴史では、自衛のため、という看板を掲げて侵略行為を行っていますが、自ら侵略を正当化している歴史を持つ国は、日本ぐらいです。

ない方が良いのではありませんか。周辺各国では、日本が侵略するようなことがあったときの為に在日米軍が必要なんて、考え方があります。侵略行為を続けていた天皇家は、民間宗教法人として生きていけば良いでしょうから。
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この回答へのお礼

有難うございました。国勢調査では、公務員と云う位置づけだそうです。
 今次大戦の戦争責任も含めて、納得しがたいことが多々あります。
当事者である方々も、職業の自由や宗教の自由もままならず、お気の毒に思います。

お礼日時:2010/07/21 20:04

いま日本一、不自由な生活をしている家系の人たちでしょうね。

できたら辞めたいんじゃないでしょうか。金持ちだし。
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この回答へのお礼

有難うございました。そうですね。当事者の方々も解放されたいと思っていらしゃるのかもしれません。

お礼日時:2010/07/21 20:09

参考URLは、前の共産党委員長の発言ですが、興味が大いにあります。

つまり、憲法は、主権在民としてるのに、何故、象徴として天皇がいなければいけないかを問うています。
今流行の仕分けじゃないけど、天皇制も其のうち仕分けに入るでしょう。
神主さんの総元締めが天皇家で、それ以外は、時の権力者のために、庶民を絞り上げる事のみに終始してきたのに、上手い事私は利用されてきましたと逃げるだけで、庶民の味方になった時代は一度もありません。上手い事庶民は洗脳されてきましたから、まだありがたがってる方が多いです。

天皇家がなくなれば
年間予算は、皇族費が2.7359億円、内廷費は3.24億円、
他に公的費用としての宮廷費が64億円、宮内庁費が115億円、皇宮警察本部予算が88億円あるので、
皇室関連の予算合計は273億円。
国民一人当たり214円の負担となっています(すべての金額は2003年度予算額を引用しています)。

○内廷費 天皇家5人の生活費・・・3.24億円
○皇族費 天皇家以外の皇族の生活費・・・2.7359億円

と言う事だそうです。

参考URL:http://www.jcp.or.jp/seisaku/004_0607/tenosei_21 …
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この回答へのお礼

有難うございました。
参考にさせていただきます。主権在民の成熟度を問われますね。

お礼日時:2010/07/21 23:47

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