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なぜイスラム諸国は欧州圏に負けたのでしょうか?

中世の頃は文化的にも政治的にも欧州諸国よりも進んでいたはずなのに、なぜ今では落ちぶれてしまったのでしょうか?

現在では他宗教(特にキリスト教)に対して異常に攻撃的だし、イスラム独自のベールなどの文化が先進国(欧州)に批判され、遅れた文化だとか残虐な宗教だと小馬鹿にされたりと、かつて栄華を誇った宗教も最早見る影もない感じです。

やはり欧州でいう産業革命や宗教改革が起きなかったのが敗因でしょうか?

A 回答 (6件)

政教分離に成功すれば、それなりに近代化できます。

トルコはムスタファ・ケマルが政教分離を徹底したので、EUにはいることを目標にできるほど、ごく普通の国家になりました。

キリスト教に攻撃的、というのはマチガイです。イスラム教ではキリスト(イーサー)も預言者の一人であり、宗教的に大きな枠ではいっしょなのです。キリスト教徒はイスラム教徒にケンカ売らない限り、普通に生活できました。まあ、建前なので例外はありますが。
キリスト教の方がレコンキスタや、十字軍運動という一種の集団ヒステリーをおこしたりしており、攻撃的であるといえましょう。

イスラム教はキリスト教よりやく600年あとにできた新宗教なので、戒律、というか、決まり事が非常に明確です(遺産分配の方法など)。なので、できた当時は生産端のハイテク宗教で、イスラム圏は西欧より栄えたわけです。
ただ、産業革命のような、戒律の常識を超えた事態が発生したときの柔軟性に欠けたわけです。これが、石油以外の産業が発達しなかった(しかも油井を掘ったのは欧米人)、大きな理由でしょう。前述したトルコ建国の父、ムスタファ・ケマルは、このようなことも見抜いて、政教分離を押し進めたのです。

女性のベールは簡単な問題ではないのですが、人前で顔をさらすことが女性には恥、という概念があったのです(だからムスリムの女性は、目の周りのお化粧に全力を注ぎます)。地域、国、また宗派によっては髪の毛かくすだけ、とか、アフガンのチャドルのように前が見えるのか? というような物まで多種多様です。
で、欧州の人が批判しても、じつは地球上にはイスラム教徒の方が多いので、欧州の人たちの身勝手、ということもできると思います。
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近代以降、欧州勢力に比べてイスラム勢力は明らかに劣勢でした。


その理由は金融資本主義経済に乗り遅れた点にあるとおもいます。

近代とは、中央銀行を始源(頂点)とする金融制度を基礎としている経済システムです。
これは、無から有を生み出す錬金術でつくり上げた貨幣を貸し出すことで膨大な利息を取得するというとんでもない仕組みを駆動力をして発展してきました。http://www.anti-rothschild.net/main/01.html

現在わたしたちはこの制度を当たり前のように受け止めてしまっていますが、保有貨幣を貸し出して利息を取得することすら禁止しているイスラムの原理が「近代金融制度」を見れば、悪魔の所業としか受け止められないはずです。
2008年の世界金融破綻でもイスラム圏の経済は大きな打撃を受けることがありませんでしたし、欧州勢に比べて決して豊かではないですが、食料なども比較的安定しています。
多極化に向かう世界にあって、イスラム圏はいまかなり注目を集めています。
http://blog.livedoor.jp/isop18/archives/65298607 …
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 指摘されている宗教改革・産業革命が決定打だと思いますが、雑考としていくつか提案しておきたいと思います



 近代化において必要なものは、発展した法治主義概念です。
イスラム社会は、成文法(文章化された法律)ではなく、不文法でしたので、法治主義概念が発展しませんでした。
イスラムはシャーリアという独自の法体系をもち、聖職者がイスラム法を司っていますから、今後も法治主義概念が未成熟なまま近代化が行われることでしょう

 イスラムが原因ではなく、イスラム地域の気候に因子がある可能性も指摘できます
非イスラム教地域でも近代化できない国がありますが、近代化するためには、寒帯・温帯気候が望ましい傾向にあります。
 イスラム地域では熱帯・乾燥帯気候が多く温帯気候に近い地域では近代化が見られることから、イスラムではなく、気候によって近代化が遅くなったとも考えられます

ちなみに、私は、宗教改革なども原因だと思いますが、雑考としてあげた二点が原因で近代化が遅れていると考えています。
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イスラムの挨拶「サラーム」に答えがあります。

「サラーム」とはあなたの平穏を祈るというような意味合いの挨拶です。

イスラム圏はこの100年間戦争が続いています。弾に当たらないことを祈る・弾に当たらずに遭えたが「サラーム」なのです。

近年、産業革命や宗教革命をしようとする運動もありました。
産業革命が始まると突然隣国が軍事侵攻(イラクがイランに攻め込む)や爆弾が降ってきてインフラが壊される(イラク戦争)などをしたのです。

イランやイラクはイスラム圏では珍しい近代化を実行に移そうとした国だったんですよ。
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イラクやアフガニスタンそれにイスラエルに対抗するイスラム勢力


これらのイスラムに共通するのはここの集団同士で勢力争いが絶えないことです
イスラムの大団結が出来ないのです
キリスト教はキリスト教徒同士の団結が強いのです
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政教分離が遅れたからだと思います。

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