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なぜ生物は種を残そうとするのでしょうか??遺伝子がそうさせるから。という答えがあると思いますが、ではなぜ遺伝子は種を残そうと働きかけるのですか??別に滅亡しようという道があってもいいはずなのに、なぜか動物にしろ、植物にしろ、あたかも永久存続させようという大きな流れを作っています。

皆さんの活発な意見お待ちしております。

A 回答 (6件)

現在の地球上で確認されている生物は大きく3グループに分類されます。



それは細菌(真正細菌)、古細菌、真核生物の3種類です。
細菌は多くの病原菌だったり人類の役に立ったりするものなどあります。
古細菌は、熱水や強酸性など過酷な環境で見つかる細菌から分かれたグループです。
人類の誤解で、細菌より古いと思われていたので古細菌という名になっていますが、新しいグループです。
そして、古細菌に酸素を活用する生物がミトコンドリアとなって共生関係にあるのが真核生物です。
われわれ動物、植物、キノコやカビ等の菌類が含まれます。

結局、3グループとも先祖は同じDNAを遺伝子とする生物だと考えられます。
もっとも初期の生物はDNAじゃなくてRNAではなかったかという説もあります。
現在RNAで増えるのは、レトロウィルスという仲間ですが、ウィルスは生物か無生物か細胞器官か議論のあるところで、ここでは生物と考えません。

1970年頃から、生物というのは遺伝子の乗り物にすぎず、遺伝子が自己を増やしていくことのために使う道具であるという考えが出てきました。
動物が子育てをしたり、親が子を守るためにオトリ行動を取るなど個レベルで見せる利他行動も、遺伝子レベルでみれば利己的なものであるという理論です。
遺伝子は遺伝子を生き残らせるために生物という体を乗り物にしている。
リチャード・ドーキンスが書いた「利己的な遺伝子」という本で一躍有名になりました。
ドーキンスは面白い人で「神は妄想である」と言い切るほどの無神論者です。戦う無神論者とも言われ、理論ともども行動も強烈です。
スティーブン・ジェイ・グールドは、神はサイコロを振るくらいしたと認めるドーキンスよりは穏やかな学者です。ただし、他の学者とケンカばかりしているところは同じです。
しかし、生物の進化はあまりにも精緻すぎてやはり何らかの意志とまでは言わないまでの摂理があるのではないかとするサイモン・コンウェイ・モリスみたいな学者もいます。

ちょっと話がそれてしまいましたが、私としてはドーキンスを支持したいと思います。
ドーキンスの「利己的な遺伝子」とグールドは著作が多いですが「ワンダフル・ライフ」と「ニワトリの歯」あたりを読まれると面白いと思います。
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種を残そうとしない生き物は死に絶えて、種を残そうとする生き物は増殖したから

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こんにちは。


全く根拠はないのですが、意見でも宜しいということですのでちょっと参加させて下さい。
個体が存続するのは「機能維持」、子孫を残すのは「自己複製」です。DNAにはこのためのプログラムが書き込まれているため、全ての生命は何があっても進化存続の方向に向かってゆきます。ではこのご質問は、「どうしてそこに自己複製のプログラムが書き込まれなければならなかったのか」ということになると思います。以下は私が自分で勝手に考えた筋書きです。

生物といいますのは外界から物質やエネルギーを集積するシステムです。ですが、ただ掻き集めて大きくなってゆくだけならば良いのですが、ある程度の大きさになりますと何れ機能維持に適した状態を超えてしまいます。ではこうなった場合、そこで余分なものを捨てるか、パンクするか、あるいは自らが分裂するかです。
深海の熱水付近に「マリグラヌール」という「生物もどき」がいます。これは周りの物質を集めて細胞膜のように成長し、ある程度の大きさになりますと自然と分裂します。これが細胞構造の原始型ではないかとも考えられていますが、もちろん、マリグラヌールにDNAなどありません。

生物は子孫を残すために分裂したのではありません。自分の機能構造を維持するためには分裂しなければならなかったのです。そしてこれにより、分裂に適し、成功率の高いDNAの組み合わせが自然選択され、これが進化存続の道を歩み始めることとなりました。
私の考えでは、DNAに自己複製のプログラムが書き込まれたのはこのためです。では、多細胞生物が構造を維持するためには造り過ぎた余分な細胞は切り離さなければなりません。切り離された外側の古い細胞は死んでゆくだけですが、生体内部で作られた新しい細胞が排出されるならばそれが卵子の起源ということになります。

これは私の作り話ですので、本当のことは全く分かりません。ですが、分裂が起こるためには必ずや余剰物質の集積が行わなければなりません。そして、それを外界から自然に掻き集めてしまうというのが生物というシステムであり、DNAのプログラムといいますのは、これに従って淘汰選択された組み合わせです。
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もちろん遺伝子にもいろいろ種類があって、きっと種を残そうとしない遺伝子を持った生物も地球上に数え切れないほど誕生したでしょう。


そして、そのような生物は目論見どおり絶滅してしまったわけです。
遺伝子はその名のとおり遺伝するものですから、今残ってる生物に種を残そうとする遺伝子が多く残っているのは歴史的な必然です。
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生物が種を残そうとしているわけではなく、たまたま子孫を残すような性質を持った生物だけが子孫を残す事ができた、ということです。


現在行き残っている生物は、種を残すような性質を子孫に伝えた生物だけです。そういう性質を持っていない生物は、子孫を残せませんから、とっくの昔に絶滅しています。
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遺伝子というのは自分のDNAを残そうとする習性があります。



滅亡という道も確かにありはしますが、世の中の均衡が崩れ、地球がえらいことになると思います。

そしてなにより、自分がこの世にいることが先祖が残してくれた遺伝子のおかげです。

そもそも、生まれてきた理由というのは親から受け継いだ遺伝子を後世に残すためです。

永久存続は確かに無理です。地球は約50億年後太陽に飲み込まれ消滅するという説がありますので。

しかし、進化したりすることが人間がこれまで得てきた財産なのです。


種を残そうとするのは、生存戦争ですよ。簡単にいえば。
人を蹴落としてでも頂点に立とうとする人間と同じですよ、結局。

こんな回答で申し訳ありません。
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