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ヒ素や重金属類などの測定で使う、原子吸光光度法とは普通の紫外可視光吸光度法とは違うのでしょうか?違うのなら何が違うのでしょうか?

A 回答 (3件)

こんにちは。


はい違います。
何が違うかというと、それぞれの原理を学ばれると判ると思うのですが、計っている物質そのものが違います。

原子吸光の方は、フレーム(炎)などを用いて、原子をプラズマ状態に単離して、その吸光を測りますね。

普通の吸光測定では、目指す原子などにキレート物質や結びつくと色が出る発色物質を加えて、その原子団(分子、イオンなど)の色を計ります。
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補足の補足ですが



紫外線の場合は、帯スペクトルで測定するので、不純物があると測定は困難です。原子吸光の場合は、線スペクトルなので、吸光の幅が狭く、不純物があっても、それほど気にする必要はありません。

また、感度が高く、元素の種類にもありますが、0.01ppmでも正確に測定できます。
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myeyesonlyさんが、概要を答えられましたので、「補足」ということで書き


込ませていただきます。

原理の違いの概要は、わかったと思います。
では、どのように使い分けるかと言うことですが、

吸光光度法は、発色させなければ検出できないため、pH調製、緩衝液の添加、
発色液の添加、反応時間を合わせて測定するなどの操作が必要で、共存物の
影響も受けやすいです。

これに対し、原子吸光光度法は、基本的には、pH調製や発色剤の添加などの
必要は無く、比較的簡便に測定することが出来ます。共存物の影響も、吸光
光度法に較べると格段に少ないです。

ということで、今は、元素の定量分析には、原子吸光光度法かICP発光分
析法が一般的に用いられております。

但し、原子吸光は安価なものでも300万円位はします(ICP発光分析装置
は1千万円~)ので、これだけの投資が出来ない場合は、吸光光度法を用いる
事になると思います。

わかっていただけましたでしょうか?
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