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司法書士と弁理士どちらの資格をとったほうが将来有利でしょうか。
知人に相談されたのですが、よくわからないので教えて下さい。

34歳女性、法学部卒、国1あり。行政職を退職した後、司法試験に3回落ち(短答までは合格)会計事務所に数年働いていましたが退職し今は派遣で働いています。

これから司法書士と弁理士のどちらの資格をとろうかと迷っています。

将来どちらのほうが仕事が多く、長く続けられるか現在の社会情勢や就職情況などをアドバイス頂ければ幸いです。
本人は、なんとなく弁理士の勉強のほうに興味があるようですが。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

資格とった後が問題ですねー。



弁理士は特許と商標の業務を行いますが、商標を主たる業務にしている弁理士は少数です。

特許の業務を行うにはクライアントが出してきた漠然としたアイデアを理解して、それに近い特許を避けて文章を書かなくてはいけません。ということは、アイディアを出した人と同程度にはその分野についての知識を持っている必要があります。

弁理士は設計などの実務経験を持っている人が取得することが多いですし、一般的には「理系」の資格だと認識されています。

見たところ理系の学歴・実務経験ないようですが、特許書けますかね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

初めは司法書士の資格に挑戦しようと思っていたらしいのですが、司法書士の仕事は何となく身近に見えて(不動産関係の書類つくりとか・・・)興味が持てないようで、急に弁理士のほうにいきたいと言っていました。

弁理士は、漠然とは理系の資格だとを思っていたのですがやはり商標の業務は少ないのですね。
しかも実務経験は0ですから、厳しいですよね。

実は、本人は司法書士より弁理士がよいといっているので、何とか弁理士はやめたほうがよいと説得してみます。

お礼日時:2010/09/01 12:30

司法試験と弁理士試験を対比して一致点・相違点を明らかにすると、一致点は両者の合格者はともに『士業』になることができる点である。


相違点は、前者の合格者は弁護士のみならず検察官・裁判官等公務員になることができるが、後者の合格者は公務員になることはできない点である。前者の合格者のうち検察官・裁判官等公務員になろうとする者は、1年6月間の司法修習で法律の理論と実務が教えられる。そして法の下の平等(憲法第14条第1項)により、弁護士になろうとする者も司法修習に参加できる。すなわち、弁護士になろうとする者は、弁護士登録前に実務を知ることができる。一方、従来弁理士試験において司法修習に相当するものが設けられておらず、弁理士登録前に後者の合格者が実務を知る制度がなかった。
公務員たる特許庁審査官は、所定期間勤めると弁理士資格が付与される(以下「特許庁有資格者の弁理士」という)。そして、審査官は特許庁における日常業務を通じ弁理士実務に精通する。
すなわち、特許庁有資格者の弁理士は、弁理士登録前に実務を知っているのである。
弁理士試験合格者の弁理士は、弁理士登録後において日本弁理士会で座学の研修があった。私は、研修テキストを読んだことがあるが、当該テキストは特許明細書の作成技術の教本ではなかった。
したがって、弁理士試験合格者の弁理士が特許庁有資格者の弁理士と拮抗するためには、弁理士登録時に実務遂行能力を身に付けていなければならない。換言すれば、弁理士試験願書提出時に実務遂行能力を身に付けていなければならない。
すなわち、弁理士試験の属性は、特許法第69条第1項に規定されている「試験」同様弁理士になるための試験ではなく、国家が弁理士資格を付与してよいのか否かを判定する効果確認試験である。
国家は受験機関の法人税、受験料及び登録免許税が予算の財源になり、かつ特許庁有資格者の弁理士に業務を独占させるため、実務ができない弁理士に資格を付与した。
資格は、組織活性化のため早期退職した公務員が共済年金受給まで生活を保障する制度です。
所定年数公務員を務めると、役所が管轄する士業の資格が付与されます。
例えば、特許庁審査官が弁理士、裁判所の書記官が司法書士、税務署の職員が税理士、役所の課長以上の職員が行政書士です。これら公務員は、役所における日常業務を通じ士業の実務に精通します。
これに対し、資格試験を受験する一般国民は実務の勉強をしません。
どちらの士業が使いものになるかわかりますよね?
例えば、自動車運転免許の場合、学科試験受験の前に自動車学校で実技を習います。
資格試験には、自動車学校に相当するものがありません。
受験機関は実務を教えません。
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この回答へのお礼

大変詳しいご説明有難うございます。
資格試験に合格したとしても、実務経験がないと全く仕事ができないということがよく分かりました。

大変参考になりました。

お礼日時:2010/09/09 09:56

単純に考えれば、司法書士のほうがその方にとって資格取得への道が近いでしょうね。


法学部卒で司法試験の受験勉強経験があり、会計事務所での経験があれば、司法書士に関連する知識の一部は身に就いているでしょう。

ただ、興味があるほど、仕事は楽しいです。弁理士に興味があるのであれば、弁理士への道が良いかもしれません。

弁護士や司法書士は、専門とする分野によって、広い範囲の法人・個人の顧客があるでしょう。
しかし、弁理士となると、法人が多いでしょうし、個人でも特定の人だけとなってしまいます。
人とのつながりが好きな人であれば、弁理士より司法書士だと思いますね。

以前税理士事務所に勤務していました。顧問先に弁理士の先生がいて、勉強家でした。最終的には司法試験を合格し、申告などの税理士欄に弁護士印が押せるということで、顧問契約を切る人もいましたね。
弁理士も訴訟に関する仕事をしますしね。

知人の方からすれば、弁護士などを目指した経験からすれば、他の資格試験を低く見ているかもしれません。行政書士は他の資格に付属されるイメージもありますが、広い視野を身につけることも考えて、行政書士を受験されてみてはいかがですかね。

行政書士も司法書士に類似する業務もあります。会社設立業務や内容証明、相続業務などがありますね。
行政書士も弁理士に近い業務もあります。著作権関係などがそうでしょう。

弁理士を取得できれば、行政書士は無試験で登録できますが、合格できなくても行政書士として活動が出来ます。司法書士となっても行政書士業務は出来ませんので、取得していることで精神的余裕も生まれることでしょう。

長期的な計画を立てられるのであれば、大学院による免除や優遇措置を踏まえて検討されると良いと思いますよ。
私の知人(高齢)には、職務経歴と学歴により無試験で、弁護士・弁理士・公認会計士・税理士・行政書士・社会保険労務士となれる人がいますしね。その方は、司法書士を試験合格の上で、税理士と兼業していますね。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2010/09/01 12:10

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