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NQ法によるFM受信機相互変調特性の測定方法の原理が理解できません。

現在1陸技の資格を取るために無線工学Aを学習しています。
そこで、NQ法によるFM受信機相互変調特性の測定方法の原理が理解できません。
入力がOFFのときの出力雑音レベルから20dB下がる入力をプロットして(20dB雑音抑圧曲線)、2つの妨害波の入力が等しい直線との交点が相互変調特性となるとありますが、なぜこれが相互変調特性となるのでしょうか。その値が大きいほどよいというのも理解ができません。それがなぜ相互変調が少ないと言えるのでしょうか。
また、相互変調で発生するのはひずみですよね。雑音とは別のものだと思うのですが、ここではひずみを雑音としているのでしょうか。

相互変調積というものは理解しています。2つの妨害波が入った場合、非線形によるひずみで3次の成分がキャリアの周波数に近いと問題になることです。
何か理解の糸口も見えず、あまりまとまっていませんが、何かアドバイスでもいいのでよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

NQ法のNQ(ノイズ・クワイエット)は20dB雑音抑圧する感度を測定しているのです。


日本の電波法では、この20dBNQ法の感度を基準に感度抑圧や相互変調特性が規定されています。
40年~50年以上前から規定されている受信機の基本事項ですので理解しておいてください。

もう既に理解仕掛かっておられますが、
>もしかして、相互変調により雑音が発生するという話ではなく、出力雑音のレベルで相互変調による妨害波のレベルを等価的に測定しているということですか?
その通りです。

>出力雑音は入力がないときが最大であり、相互変調により希望波と同じ周波数の妨害波が出力された場合は出力雑音が下がります。そのため、20dB出力雑音を下げるということはあるレベルの妨害波が出力されていると言うことになります。そう考えれば、あるレベルの妨害波を出力する(=20dB出力雑音を下げる)のに必要な入力が大きいほど相互変調に強いということと理解できます。この理解で正しいですか。
まさにその通りです。

>相互変調はひずみ(高調波)が発生するものと勘違いしていたのですが、そうではなく、ひずみにより希望波と同じ周波数の妨害波が発生するということですね。
その通りで、他に説明は不要ですね。
 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/03 19:36

No.1です。


先に相互変調のことに簡単に触れておきます。
f1とf2という信号を同時に受信したとき、高周波部の非直線性で
f1にはf1×2、f1×3・・・という高調波が発生します。
同様にf2×2、f2×3・・・も発生します。
さらにこれら同士の和、差の周波数も発生します(相互変調)。
特に問題なのは
f1×2-f2 f2×2-f1 です。
添付した試験方法では受信しているチャンネルの隣とその隣の相互変調を
取り上げています。
(f+Δf)×2-(f+2Δf)=fですからもろに受信チャンネルにかぶります。

相互変調の特性試験としては資料の23番SINAD法というのが納得的ですが
非常に大掛かりになりますね。
NQ法は海上で使用するものに限定されているようですから
簡易的な測定でいいのでしょう。

NQ法ではノイズの抑圧で測定していますがノイズ源はFM変調された弱い電波と
見なせばいいのだろうと思います。

なお、単純な感度抑圧の試験は21番に有りますのでこれも参考にしてください。
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参考URLが良くわかります。

法律のようです。
「別表第十 証明規則第2条第1項第1号の15に掲げる無線設備の試験方法」
docなので参考URLに貼れません。

1.最初に受信機のレベルを調整する。
2.この後は2つの発振器は変調なしの妨害波となる。
3.2つの発振器の周波数を調整したあと、同じ出力で変化させ
  ノイズ-20dBの時の入力を測定する。
4.つまり相互変調で生じた相互変調波がノイズを抑圧するわけです。

測定した入力が大きいほど相互変調に強いのはわかりますね。
またひずみは新しい波を発生させます。これはひずみとも言いますが
見方を変えると雑音の一種です。

私も2年ほど前にとりましたがNQ法はテキストにも問題集にも
無かったような気がします。

ご健闘を祈ります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>測定した入力が大きいほど相互変調に強いのはわかりますね。
それもちょっとわからないのですよ。もしかして、相互変調により雑音が発生するという話ではなく、出力雑音のレベルで相互変調による妨害波のレベルを等価的に測定しているということですか?
出力雑音は入力がないときが最大であり、相互変調により希望波と同じ周波数の妨害波が出力された場合は出力雑音が下がります。そのため、20dB出力雑音を下げるということはあるレベルの妨害波が出力されていると言うことになります。そう考えれば、あるレベルの妨害波を出力する(=20dB出力雑音を下げる)のに必要な入力が大きいほど相互変調に強いということと理解できます。この理解で正しいですか。

相互変調はひずみ(高調波)が発生するものと勘違いしていたのですが、そうではなく、ひずみにより希望波と同じ周波数の妨害波が発生するということですね。この勘違いでもよけい迷走してしまいました。

お礼日時:2010/09/03 23:38

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