プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

その曲のkeyが掴めない&どういう理論かわからない

こんにちは。

いろいろな曲でアドリブをしたいと思っても、その曲のkeyはなんなのか、そこでどのスケールを使っていいのかわかりません。
「ここはこういうコードの進行だからこのkeyでこのスケールで・・・」と、いうふうになりたいのです・・・。
よければ教えてください。


↑アニメ「けいおん!」より「don't say lazy] この曲ですと・・・、出始めから、 
C/D/Bm/Em D/
C/D/Em/Em/
というコード進行で、歌のメロディーはEmペンタトニックのスケールで流れてるってことなんでしょうか?
そうするとkeyはEm??? でも出始めはなぜCから始まるのですか???

こういう場合理論上はどういう解釈なのでしょうか???
すみませんがよろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

>そうするとkeyはEm??? 


この曲のキーはEmです。

>でも出始めはなぜCから始まるのですか???
キーはEmですが、出だしのコードがたまたまCであるだけです。
「出だしのコード」=「その曲のキー」である場合がほとんどですが、例外も多々あります。
古典曲では、「出だしのコード」=「その曲のキー」は一つの定義ですが、ポップスではこの限りではありません。
曲の最後のコードも本来は、「その曲のキー」なのですが、途中に転調している場合もあるので一概には言えず、注意を払う必要があります。

>こういう場合理論上はどういう解釈なのでしょうか???

Keyの見定めには、「ダイアトニック」であるかどうかという概念が重要です。
メロディに使われている主要音が、どのキーのダイアトニックスケールと合致しているか、また、使用されているコードがどのキーのダイアトニックコードと合致しているかを検証すれば、「その曲のキー」が判ります。
KeyがCメジャーとすると、Cメジャーのダイアトニックコードは、C,Dm,E,F,G,Am,Bm-5です。
一方、KeyがEマイナーのときのダイアトニックコードは、Em,F#m-5,G,Am,Bm,C,Dです。
この曲に使用されているコードは、Em,Bm,C,Dでああり、終わりのコードがEmですからキーはEマイナーと断言できます。
特に、BmとDはF#を含むコードですが、キーがCならFはナチュラルとなり、F#を含むこれらのコードは不自然です。
Fが#になるキーは、メジャーキーならG,D,A,E~、マイナーキーなら、Em,Bm,F#m,C#m~ですが、「C」コードが使われているということは、「Cがナチュラルである」ということですから、Cが#になるキーではないということです。
24種類あるキーの中で「Fが#であり、かつ、Cが#でないキー」は、「Gメジャー」か「Eマイナー」しかありません。
この曲の場合は、「G」というコードが出てきません。
キーGの場合、トニックコードは「G」になりますが、トニックコードが出てこないキーというのはありえませんので、この曲のキーはGではないということになり、残るは「Eマイナー」ということになります。
曲の終わりのコードもEmなので、総合的に判断すると「Eマイナー」であると断言できるのです。

歌のメロディーは、確かにEmペンタです。Emスケールの中からCとF#を除外しています。
この曲でアドリブを弾く場合は、当然Emペンタを使います。

>その曲のkeyはなんなのか、そこでどのスケールを使っていいのかわかりません。
曲のKeyは上記の説明のとおり、「ダイアトニックであるか?」を検証すれば判ります。
アドリブを弾くときの使用スケールについては、「その曲のムード」というのが重要です。
KeyがCの場合
普通の伸びやかなポップス、クセの無いアドリブ→Cメジャースケール
カントリー調、のどかな感じ→Cメジャーペンタ
ロック調→Cマイナーペンタ
ブルース調→Cマイナーペンタ+ブルーノート
という具合に使い分けます。
アドリブは、元々のメロディが作られたときに使用されたスケールを使うのが王道です。
「スケール」は、「音楽におけるDNA」とも言えます。
「元々のメロディ」と「アドリブ」のDNAを一致させることで、違和感の無いアドリブを弾くことができます。
元々のメロディとアドリブフレーズのDNAが違うと不自然になるということです。

もちろん、スケールは伴奏和音との「溶け込み具合」「ぶつかり具合」で雰囲気が出るのですから、伴奏無しで弾いても何の意味も無く、練習にもなりません。必ず伴奏トラックを作ってこれに合わせて練習してください。
    • good
    • 8

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!