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最近「卒業」という言葉がはやっていますが…
高島アナウンサーが目覚ましテレビを「卒業」する、とか、だれだれがモーニング娘を「卒業」するとか、最近よく聞きますが、このような「卒業」の使い方はどうも違和感を感じます。

「卒業」とは、通常、学校の全課程を修了するときに使うのはもちろんのこと、行為、習慣をやめるときなどに使うなどに使う言葉だと思っています。
たとえば、goo辞書にも例文がありますが、「もうボーリングは卒業した」や、幼児に対して「もうオムツは卒業した」などです。

しかしながら、最近では冒頭にも書きましたが、何かの組織から脱退すること、やめることに対して「卒業」という言葉が頻繁に使われています。

このような使い方は国語的に見て適切なのでしょうか?
また、皆さんは違和感を感じませんか?

A 回答 (1件)

その「卒業」の意味は業界用語ですね。

「なんとかさんは今期で降板になりました」などと言うと生々しいので、ぼかすためにそういう言葉を使っている、ということです。
もともとは「この番組で得た経験を活かして次の職場でも頑張ってね」という意味を込めて「卒業」という言葉が使われていました。そのうち降板理由を明かせない場合にも「卒業」という言葉を使うようになり、善意とドス黒さの混ざった言葉になりましたが。

「国語的に適切か」という質問には、適切か否かを判断する基準がわからないので答えられませんが、言語学上で言えば、「卒業」という言葉が「降板・脱退」などの意味と結びついて流通している(意味が通じている)なら、不適切だとする理由はありません。

社会的に適切かどうかは、どんな言葉にも言えることですが、時と場合によります。一般の会社で取締役が何らかの事件を起こして責任を取って解雇されるときに「今日でこの会社を卒業します」などと言えば、被害者や株主あたりから「馬鹿にしているのか」と怒鳴られるでしょう。
しかし、アイドルグループのメンバーがコンサートで「今期限りで降板することになりました」などと発表したら、さすがにちょっと痛々しすぎるわけです。

個人的に違和感を覚えるかどうかについては、実力不足や、問題を起こしてクビになった人を「卒業」と言うのはどうかな、と思うことはあります。それを言うなら「退学」だろうと(笑)
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この回答へのお礼

返事が遅れて申し訳ありません。
印象をやわらかくするため、卒業を使っているのは分かりますが…。
回答ありがとうございます。

お礼日時:2010/10/09 14:59

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