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出版物の熟語のルビに、あるはずの濁点が無い場合ってありますか?

 書籍など出版物に、著者や、編集者がルビをふる事は、よくあります。

 この、ふられるルビのうち、熟語にふられたルビの「一部」に、「本来の読みなら濁点が付くはずなのに、濁点が付いていない」という印刷の事例は、あるのでしょうか。
 もちろん、タイピング・ミスや誤植の可能性は除外して、ですが。

 古い時代ですと、印刷の技術的な限界により、濁点や半濁点を付ける事ができなかった、という可能性はありますか。

 他の、何かの理由で、わざわざ付けないとか。
でも、その場合は、熟語として成立している語句なら、濁点や半濁点を追加して読む、と見なして良いのでしょうか。

 何かの理由があるとしたら、その意図を知りたいのです。

 今野真二著『振仮名の歴史』を読んでみようとは思いますが、印刷技術の歴史で、何か掴めるかもしれないと考え投稿しました。
 教えていただけますと、とってもとっても助かります。

 よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 参考になるか分かりませんが、手持ちに大正・昭和初期発行の本があったので素人目ながら確認してみました。



大正2年発行の冊子(本文12Q、ルビ4,5Qくらいにみえます)
おぼ ど  たヾいま
覺え 何の 只今

大正7年発行の文庫サイズの本(本文9,10Q、ルビ5,6Qくらいに見えます)
かみがた やつぱ
京阪   矢張し

昭和2年発行の本(本文11,12Q、ルビ5,6Qくらいに見えます)
おやぢ あぶら ゑび  
親爺  脂肪  海老 

昭和3年発行の本(本文9,10Q、ルビ4,5Qくらいに見えます)
ぐわつ テーブル てつぱん
月   卓子   鉄板 


ルビで濁点、半濁点がついているものは多数あり、
不自然に「ついていない」部分は、ぱらっと見た限りありませんでした。

なので、上記の時期に関して言えば、技術的には一応可能だったのではないかと思います。
印刷方法にもよるのかもしれませんが……。

古い文章は読みに濁点を付けないことがままあるので、
印刷の技術面の問題であるより、
当時の表現作法として付けていないのではないかな、と思いました。
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この回答へのお礼

お手持ちの書籍を確認しての回答ありがとうございました。

ご呈示いただいた時期の印刷技術には、限界のないことが、よく分かりました。

確かに、中古・中世では、ひらがな・カタカナ自体に、濁点・半濁点をつけずに表記していたようです。

疑問の一部が解決いたしました。ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/12 01:29

下に示した URL の記事が参考になるかも。



参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BF%81%E7%82%B9
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
早速、参考URLを見てみます。

お礼日時:2010/10/12 01:18

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