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ラジカル重合の連鎖移動に関する質問です。
今、大学で高分子合成の研究を行っています。ラジカル開始剤、モノマー、連鎖移動剤の種類・量、反応条件は固定し、溶媒をプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)で合成したものとプロピレングリコールモノメチルエーテル(PGM)に変えて合成したものと比べると、PGM溶媒で合成した方のポリマーのMwが2~3割低くなりました。

この理由として、私はPGMEAからアルコール溶媒であるPGMに変えることで、ラジカル重合中にヒドロキシ基部位由来のヒドロキシラジカルが発生し、溶媒が連鎖移動剤のような役割をしてMwが低くなったと考えました。
しかし、先生はPGMのヒドロキシ基の隣のC-H結合部位へ連鎖移動してラジカルを発生させるから分子量が低くなる、と言います。

自分なりに結合解離エネルギーや、ラジカルの安定性の観点から調べてみたのですが、どうも納得がいきません。

どなたかご教授いただけるとうれしく思います。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

先生の方が正しい。


O-Hの結合エネルギーとC-Hの結合エネルギー本当に比較しましたか?
アルコールは根っこの水素が一番抜かれやすいんです。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

確かにヒドロキシ基のα位の水素の結合解離エネルギーはヒドロキシ基と比べると低かったです。
しかし、それほど大きな差はなかった気がします(すみませんが、その値は今は忘れました。)

結合解離エネルギーが少しでも低ければ、連鎖移動の寄与が大きいと考えてよいのでしょうか?

また、アルコールの根っこの水素が一番抜かれやすいことに、何かドライビングフォースがあるのでしょうか?

申し訳ありませんが、教えてください。よろしくお願いします。

補足日時:2010/10/21 20:10
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