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電化製品の裏の「VA]って意味あります?

VA、つまりボルトアンペア。

皮相電力のことを意味するのは知っています。
しかし、コンセントからは交流が来る以上、力率を考えた
有効電力にしないと意味ないんじゃないですか?

ある電化製品Aが抵抗しかない(コンデンサやコイルがない)って状態なら
力率は100%になるでしょうから皮相電力=有効電力になると思いますが
多くの電化製品はコンデンサやコイルが使われているので
力率は100%にはならないと思います。

そんななかで、VAという皮相電力の単位って意味があるのでしょうか?
力率はどれくらいだ、って併記されているならまだいいんですがね・・・・

一般常識としては「電力=電圧×電流」ってことになっていますが、
その一般常識に合わせ、計算しやすくするために、
もしかして、「電力」という数値に力率を加味した数値が
電化製品の裏には表示されているのでしょうか・・・?

だとしたら、整数、っていうかいい感じの数字(表現あいまいですみません)になっているのが気になります。。

直流で動いている電化製品(パソコンとか)なら、まだわかるんですが・・・

A 回答 (4件)

>一般常識としては「電力=電圧×電流」


この常識が間違っています。

電力[W]は次の式で計算できます。

電力[W]=電圧[V]×電流[A]×(力率[%]/100)

一方の皮相電力[VA]は次の式できます。

皮相電力[VA]=電圧[V]×電流[A]

電力[W]はどの程度電力を消費するかを判断します。
また、使用時間により電力量[Wh]を計算しますが、これは次の式で
計算します。

電力量[Wh]=電圧[V]×電流[A]×(力率[%]/100)×使用時間[h]

電化製品Aを使用した場合、どの程度流れるかはその時の力率が判り
ませんと計算できませんが、皮相電力[VA]が判りますと、この電化
製品Aを使用した場合、どの程度電流が流れるかを計算することが
できます。次の式により計算するできます。

電流[A]=皮相電力[VA]÷電圧[V]

この他の電化製品の皮相電力[VA]を合計してチェックすることにより
電源ブレーカがトリップ(遮断)するかどうかを容易に予測すること
ができます。
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すでに皆様方がお答えの通りなのですが、ちょっと視点を変えてみます。



>有効電力にしないと”意味”ないんじゃないですか?

どこにどういう”意味”を求めるかによるでしょう。
その機器が”本当にどれだけの有効な仕事をしたか?”を知りたいのであれば、質問者さんのご意見の通りです。

しかし、電力機器を使用する場合、大抵のユーザーは、「これで電気代がどれくらいになるだろうか?」ということに最大の関心があるのではないでしょうか?
電気代は皮相電力で計算されます。
だから、”皮相電力で求められてこそ実用性がある”と考えられているのです。
ブレーカーも"VA"のAで落ちます。
実効電力から計算される”A”は無意味です。

電力会社のほうも、送電線の設計や発電機の設計には、皮相電力をベースにして算定します。
(だから、ユーザーが力率を改善してくれることを切望するのです)
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>電化製品の裏の「VA]って意味あります?


先の回答の一部にありますように、ブレーカや配線材料とコンセントの容量関係で「装置銘盤」に皮相電力[VA]の表示が義務付けられているのです。

>もしかして、「電力」という数値に力率を加味した数値が
>電化製品の裏には表示されているのでしょうか・・・?
製品によっては有効電力[W]も併記されていますが、表示範囲に制限がありますので、皮相電力[VA]の表示が優先されるので、有効電力[W]や力率[%]は条件を規定して取り扱い説明書の【仕様】欄に列挙して記載されている場合が多いです。

>だとしたら、整数、っていうかいい感じの数字(表現あいまいですみません)になっているのが気になります。。
電化製品によっては、動作状態によって消費電流が変化するのとAC電圧の変動で消費電流が増減するので、最大電流の条件に余裕を加算して切りの良い数値(整数)を記載しています。

よって、表示されている皮相電力[VA]の表示より、実際の皮相電力[VA]は少なめです。
皮相電力[VA]の最大値はAC110V時が最大の機器(単純な電熱器など)と、AC90V時のインバータ機器(エアコン・冷蔵庫など)で最大消費電流の場合を考慮しての数値表記となります。
 
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電線にどれ位の電流が流れるかに直接関係するのは有効電力[W]じゃなくて皮相電力[VA]です。


なので、#1さん回答にもあるように、ブレーカの容量や、使う電線の太さを決める際に必要なのは、有効電力[W]の数値じゃなくて、皮相電力[VA]の数値になります。

も一つ、皮相電力は電気機器の大きさに関係していて、使用電圧が変わってもVAの大きさが同じならほぼ同じ大きさの機器になる、というのも皮相電力がよく使われる理由です。
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