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液膜型の電極に使用される膜にはPVCがよく使用されますが、そのまま膜を作成しようとするとパリパリ(硬い膜)になってしまうから、可塑剤というのを使用するんですよね?

ここで、質問です。この使用する可塑剤の種類によって電位応答が変化する(例えば、NPOEでは電位応答が見られるのに、DOPでは電位応答が見られないなど)のはなぜなのでしょうか?膜を柔らかくするという意味で可塑剤を使用するならどのような可塑剤を用いても同じような結果が得られると思うのですが・・・(もちろん、可塑剤以外の膜組成を同じにして、測定条件などを同じと考えた場合)

詳しい方おしえてください。

A 回答 (1件)

根本的に勘違いがあるのですが,PVCは本質的なものではありません.PVCをがちがちにしないために可塑剤が入っているのではないのです.


本質的に重要なのは可塑剤の方です.可塑剤という言い方がよくないかも.可塑剤というか,この液膜が,形を維持できないのでPVCをマトリクスにして,形を保持しているのです.だから液膜電極というので.
液膜電極の電位応答は,要するにこの(可塑)溶媒と測定溶液との間のイオン対抽出によるわけです.溶媒中に適当なイオノフォアを溶かし,これがイオンを捕捉することで電位差が発生すると.
このとき,対イオンもある程度取り込まれるので,この辺の抽出がおこったりおこらなかったりは,対イオンによって溶媒に対する親和性が違うために,応答しない場合はあるでしょう.
過塩素酸塩とかは溶媒によらず応答しやすいけど,塩化物だと選ぶとか.一概には言えないけど.
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/25 21:33

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