No.5ベストアンサー
- 回答日時:
キリストや仏陀がどう考えていたかはわかりませんが・・・
うちの町(イタリア在住です)のカトリックの神父さんは、かなり毒舌で他宗教に対して攻撃的な方ですが、意外にも「イスラム教は受け入れがたいが、仏教には賛成。」とはっきりおっしゃっていました。
なんでも仏教には矛盾していない優れた考え方が多く、キリスト教と類似する点も多いし、和を尊ぶ教義が素晴らしいとのことです。
No.5さんがおっしゃる通り「お互いに我関せず」他宗教信者に対する強制力が少ない点、死後の世界観(天国と極楽浄土)が似ているのかなぁと個人的には思います。
知識不足で具体的な回答ができず申し訳ないです。ご参考にまで。
>「イスラム教は受け入れがたいが、仏教には賛成。」とはっきりおっしゃっていました。
なんでも仏教には矛盾していない優れた考え方が多く、キリスト教と類似する点も多いし、和を尊ぶ教義が素晴らしいとのこと
きっと思慮深い方であられたのでしょう。ね。
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
まづ
★ 宗教の主催者なる人々
☆ という規定について キリスト・イエスにかんしては 否定します。組織宗教は 個人の信仰の自殺行為だと考えます。
そのむかしアブラハムという人に《信じる》という非思考の場が芽生えました。
神とわたしとの関係がその信じるままであるならば――という意味は 非思考のはたらきとして記憶能力において精神および身体の秩序がととのっているならばということですが そうであるならば―― とうぜんのごとくひとはやわらがしめられている。こころはやすらかである。ひとと仲良くやっていく。
と知りました。
このことは 古代インドでは神をブラフマン(梵)と呼び《わたし》をアートマン(我)と捉えて その両者の一体(つまり 梵我一如)という思想に表わしました。
あるいは同じく神を プラトンでしたかは 世界霊魂(プシュケー・コスムー)と呼びました。ローマ人たちは アニマ・ムンディと訳しかえて使っています。その後ドイツ人らは 同じくヱ゛ルト・ゼーレと言ったりしていました。
ところで ゴータマ・ブッダは 天の邪鬼よろしく 無我(アン‐アートマン)の説を唱えました。(諸法無我)。ほかのものに依存せずみづから成ってあるという存在を――つまり ブラフマニズム(バラモン教)の宇宙霊であるブラフマンのことを言っているのですが これを―― そんなものは無いと言いました。(もしくは 有るとも無いとも言わないと説明しました)。
ですから いわゆる仏性は――あたかも 宇宙霊のブラフマンが 《わたし》としてのアートマンに宿るというそのようなものとわれわれは捉えていると思うのですが―― ブッダは説いていません。あくまで後世になって説かれたものです。
ただしそのブッダも あたかもみづからが宇宙霊となって 自分はブッダとして永遠に生き続けており 自由自在に好きなように歴史に即して人間となって現われるのだというようなことを言ったとされています。つまりそのように後世の人びとは 捉えるようになっています。
乱暴にひと言で言ってしまうなら ブッダは ブラフマニズムという思想の中で孫悟空のように飛び回り暴れまわっていたということではないでしょうか。
★ 互いに相手方の宗教が推し進める様々な行いやその動機をみて、
☆ と問うておられる趣旨にはそえられずに申し訳ありません。つまり そのような集団としての活動を 信仰の問題としておこなうことには 何の意義も見出せないと考えています。せいぜいが 気休めであるという結論です。 あるいはまた ひとにとっての信教・良心の自由を もし組織における身分の上下によって命令されたりその振る舞いを裁かれたりして妨げられるというようなことがあれば 百害あって一利無しということになるでしょう。
ただし個人にとって・個人として 信仰――非思考の場のごとく わが心にそなわっているまど――は生きます。その信仰から得られた観想を思想として表わしそれをさらに規範として 偶像崇拝のごとく いただくようになったのが 組織宗教です。信仰にとっては 規範としての教義も教祖もましてや教団もいっさい無縁です。
No.6
- 回答日時:
まだ修行中で未熟なものです。
このカテゴリーで皆さんおっしゃっているとおり、”Books”の一神教の成り立ちには、エジプト、イラン、イラク、インドの古代文明の思想の影響が深く入り込んでいます。
特にアーリア人(イラン)が紀元前17世紀ごろインダス川の流域にまで侵入し、のちにインドの文化(ヒンズー教を含めて)ギリシァに伝えたため、プラトンとアリストテレスの”神”の考えにはインド的な残滓がみられる。お釈迦様もインドに生まれ、その文化に育まれたわけですから、当然ヒンズー教の教えに影響を受けていたでしょう。
そして、カトリックは哲学的な要素としてにアリストテレス学を取り入れているため、間接的にインドの文化の影響を受けていることになる。
私達東洋人が考えるより地中海世界とインド中近東の世界は密接に繫がっていたということなのでしょう。それをこんがらかった毛糸をほぐすように理解したい私ですが、これはあと100年経っても無理でしょう。考古学者さんたちの努力を望むところです。
イスラム教の教祖であるムハメッドの従兄弟は熱心なキリスト教徒であったと聞いています。(Karen Armstrong ”Islam”)
ところで、日本で育った私には、日本人は皆仏教徒のように考えられるのですが、それは間違いでしょうか?
No.4
- 回答日時:
仏陀は唯一お釈迦様=ゴータマ・シダールタさんだけ、という前提で申し上げますが、この方はイエス・キリストより500年位前の人ですから、仏陀が生存中にキリスト教はありませんでした。
ですから何も思いようが無かったでしょう。仏陀の500年後に登場したイエス・キリストはなにも書き物を残していないそうですから、彼が仏教をどの程度勉強したのか、そして仏教のどこを評価し、どこを批判したかなどは知ることができないはずです。
仏陀の考えを継承した仏教徒やイエス・キリストの口伝書を称賛しているキリスト教徒たちが、お互いに他の宗教を勉強しているのかという疑問がのこりますが、論文や講義で飯を食う宗教学者はさておいて、一般の仏教徒がキリスト教を詳しく勉強したり、一般のキリスト教徒が仏教を詳しく勉強したりすることはあまりないと思います。
仏教徒やキリスト教徒は自分が信じた宗教に満足しているのですから、他の宗教に時間を使う必要を感じないのでしょう。
愚拙と致しましては、お互いに「我関せず」であると推察いたします。
>ゴータマ・シダールタさん
>イエス・キリストより500年位前の人
というわけで仏教側からはその生前見解はできなかったという訳ですね。
>イエス・キリストはなにも書き物を残していない
情報が届くのは今よりはずっと遅遅なるものですね。
>彼が仏教をどの程度勉強したのか
あまり出てきませんね。
>信じた宗教に満足しているのですから、他の宗教に時間を使う必要を感じないのでしょう。
ある意味的確なポイントを付かれていますね。
No.3
- 回答日時:
どうなんでしょうね。
客観的にみても、要するに<太陽>のことでしょ ってわかります。
イエスの絵画で後光が差していますが要するに太陽の擬人化なわけだし、仏像を観ても背後に後光や炎がありますから、やはり太陽の擬人化が仏像なわけだし、日本の日の丸も太陽だし。
仏教の場合、太陽がどうしようとそれは一方的で人間が関与できないものなので、いいときもあれば悪いときもあるのは、自分のせいだけではなく、不遇に対して「こら 太陽」と文句を言ったところでどうにかなるわけじゃなく、ただ太陽の恵みを感謝することしか人間にはできないって言っているように思います。
だから<うろたえるな>と諭しているように感じる。
キリスト教の場合は、太陽の子ホルスが元ネタだし、それがヨーロッパの方に伝わって太陽信仰がやはり起こったが現地の宗教と習合していった。
エジプトの太陽信仰がギリシャ方面にも伝わって、恵み深き太陽がマアト信仰になってギリシャ方面にあり、北欧にあった太陽信仰と集合してキリスト教ができたわけです。
だからシンボルの十字架は元は異教徒のシンボルだったので、初期の教父は「それは異教徒のシンボルじゃないか」と十字架をシンボルとしている信者に文句言ったらしいです。
だって異教徒から同じ種類のキリスト教に取り込まれたので、シンボルは自分たちが持っていた十字架。
で、十字架ってのは南十字星のことで、冬至になると太陽が出ている時間が一番短くなる。北半球では。
だって太陽は南半球を照らすから。
そしてまた上昇するがその時になんだっけ?南十字星がそこにあるので、太陽が十字架に処されるって物語になり、それ以降日の出が長くなるので太陽の復活となったらしいです。
まっ いずれにせよ 古代の人は太陽のおかげで生命が存在できると知っていたので、太陽を信仰していたってことですね。
「おてんとうさん」信仰は世界各地にあったので、どの民族も太陽と自分につながりがあるとうすうす気づいていたってわけです。
それだけのことなのに、誰にでも平等な太陽を使って、権威を持ちたがるやからがいるのか。
「お前だけが人より多く太陽光線浴びているわけじゃあない 何様のつもりだ 太陽を独占できているとでも思ってるのか」 って無知さに呆れたりします。
太陽を神格化してそれを使って地位と名誉を得ようとする愚かな人達って傍からみて思います。
ただ、太陽の勝手ではありますが、不作だったり豊作の値域があったりするので、良いときは他者を助け、悪いときは他者に助けられる そうすれば恵は均一になる って話なら「ですね」って思います。
、
No.2
- 回答日時:
イエスとお釈迦様の比較は面白いですね。
新石器時代以降歴史時代に入り始めた初期に都市化がどんどん進んで、都市問題起こって来た。そしてその都市問題がどうにもならなくなってしまったそんな時に、このお二方は出現されましたよね。他にも、そんな場面で出て来た方に、孔子とソクラテスがいる。人間て歴史の中でタイミングが良い時期に出現すると人類の教師と呼ばれるようになるようですね。その反対にタイミングを外すと、この四人の方よりも遥かに優れていても、歴史的には忘れられてしまうようです。さて、イエスは今まで人々が経験したことが無かったこの都市問題をどう解決しようとしたか。彼は、それを物事に執着せよ、と言ってその問題を解決しようとしたようです。執着の極致は愛ですね。ですから、徹底的に執着せよ。そうすれば人々は都市問題として起こって来たこの世の苦しみから逃れることができる、と主張したようです。
ところが面白いことにお釈迦様はその都市問題の原因をイエス様とは正反対に、執着にあると主張したのですね。だから、この世の苦しみから逃れるには、物事に執着するな、と教えた。勿論愛なんて執着の極致だから大変危ない。お釈迦様は家族も捨てました。事実、正義の名の下に愛がしばしば人々を盲目にして来ましたよね。つい最近も、これは十字軍だって言っていた方もおりましたから。
さあ、我々を苦しめている都市問題を解決するには、イエス様流が良いんでしょうか、それともお釈迦様流が良いんでしょうか。孰れにしても、両方と言う訳にはいかないようです。
No.1
- 回答日時:
んー・・・宗教サミットなるものが開かれるくらい
ですし、どこかに共感し合える部分は見出しているのでは
ないかと思いますが。
各々が、その歴史から導き出した・・・
人間の上に立つ存在を定義する事で
人間の欲望をある程度コントロールする手段を模索する
・・・という一面から、互いに相違点を非難し合うよりも
共通の目的を持つ者同士だと認め合おうとしているもの、と
推察できるのではないでせうか。
>宗教サミット
>どこかに共感し合える部分は見出しているのではないか
各各の推し進めるもののイデオロギーに共感するという流れですね。
>人間の欲望をある程度コントロールする手段
止め処ありませんからね。
>共通の目的を持つ者同士だと認め合おうとしている
互いに理解と共感を模索するということなのですね。
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