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はどういった理由が考えられるのでしょうか。

A 回答 (8件)

「日本へ規制」じゃないですよ。

他国も含めての輸出規制です。

現在中国は世界全体のレアアースの9割以上を採掘してる状態なので、
出し渋りすることで高騰して利益ウマーになるわけです。

しかし埋蔵量自体は他国にもレアアースはたくさんあるらしいので、
日本はアメリカと共同で採掘して安定供給させることがすでに決定しています。

そのうち安くなったレアアースを「お願いします買ってください」ってむこうから言ってきますよ。
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恐らく「リトマス試験紙」、あるいは「観測気球」なんだと思います。


技術立国の日本に対してこういう規制をしたらどうなるか?これを徐々に他国に露骨に広げていったらどうなるか?
建前では自国の資源確保と言ってますが、戦略物資としてどの程度影響を及ぼすか(効果があるのか)の見極めをしているのでしょうね。
それと暗に、“中国の言うことをきかないと、こういう資源の輸出を止めるよ”という脅しという側面もあります。

最近のノーベル賞受賞式出席に当たって、各国に「踏み絵」を迫ってましたね。
ロシアやキューバなどは欠席ですが、出欠締め切りを過ぎてもまだ態度保留の国が16ヶ国あるようです。
経済力を背景に「ごり押し」を迫っている形ですが、世界的ルールを無視した行いは、このレアアースもノーベル賞もそうですが、今後こういう軋轢や摩擦はますます増えていくと思います。
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中国は鄧小平が「中東には石油があり、中国にはレアアースがある。

」と戦略商品化することを意図していました。

レアアースは産業にビタミンとも言われ、量はそれほど必要ないものの重要な物質です。
量がそれほど必要ないため、中国一国の産出量でまかなえてしまうことと、中国が圧倒的に安く供給できたために他国が生産をやめてしまいました。
そこで、中国は世界のレアアース市場を支配することになりました。

ところが、ここに至って中国はレアアースの輸出を制限する方向にでました。
表向きの理由は、「環境問題」です。
中国では200社もの業者が堀り散らかしているため、放射性物質や化学薬品を垂れ流しており、かなり前から環境問題が深刻でした。
次に、「国内需要の優先」です。
中国としては、原料だけでなく製品にして付加価値をつけてから輸出したいのです。

3番目にあまり大きな声で言いたくないのが、「価格の値上げ」です。
中国は市場を支配しています。だからプライスリーダーとして価格の大幅アップを狙っています。
レアアースにも色々な種類がありますが、ある種のレアアースでは放射性物質とともに産出されます。
中国には奇跡の鉱脈と言われるところがあって、放射能はほとんどない山があります。
そのため世界のほかの鉱山でできない簡単な精製法が使えるので非常にコストが安いので、他国の採算価格に国際価格が上がると中国は大儲けになります。

4番目は「技術移転」です。
トヨタの幹部がレアアースの安定供給を求めて中国を訪問したとき、中国側はゼロ回答でした。
でも、技術を移転してくれるなら売ってあげてもいいよ、という含みをもった言い方をされてムカついて帰ってきました。
中国は、海外の製品を分解して技術をコピーしていますが、素材とか電子部品とか分解しただけではマネできない技術があります。
そういう技術をレアアースを交換条件に只取りしようと考えています。
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あくまで中国側の事情をかんがえてみると、少し状況が見えてくるかも。




日中戦争時の国情判断として毛沢東が示した方針『持久戦について』という
文書があるのですが、そこに中国の優位性として記された
『土地が豊かで、人口が多く、長期の戦いを支えることが出来る』
という文言そのものが2000年までの中国の思考法であり、方針そのものでした。
およそ中国はこの方針を外部に宣伝し続けてきたので、
周辺国も中国は莫大な地下資源を有している、
という認識だったのではないでしょうか。



ところがその見直しが2000年に発表された第十次5ヶ年計画から始まっています。
つまり、『人口を考えれば、一人当たりの資源量に乏しい』という言い方に
変えており、さらに2006年からの第十一次5ヶ年計画では
『持続的な発展の為に、資源の消費を抑えなければならない』としているんです。

彼らが急に謙虚さに目覚めた・・・わけではもちろんなく、その方針転換は
鉱物資源の枯渇そのものに由来しているようです。
まずレアアースについては鉱山の寿命はすでに"晩期"、
つまり10~15年以内に枯渇するという試算が出されています。
さらにそれ以外の生活の支柱になる物質も、石油の対外依存度は60%,
鉄鉱石は40%,銅にいたっては70%を超えており、もはや中国の産業も
資源を外部に依存しなければ成立しなくなってきています。




どうしてこうなってしまったのか。もちろん経済発展によって消費量が
級数的に増大したというのもあるんですが、何より問題であるのは
中国政府の政治機構(統治形態)そのものによると考えられます。

まず中国の鉱山は『国有』です。
我々は過去の経緯から中国とは"中国共産党"が一党支配しており、
すべてその一つの意思の元(まさに毛沢東的に)統一的な行動を取っている、
と誤認しがちですが、鉱山については、その採掘権の許認可権は
各地方政府が独自に有しています。

経済自由化以降、何が起こったかというと、共産主義にはつきものの"汚職"です。
開発権が乱発され、採掘業者が200社以上短期に乱立する事態となり
あるいは地方政府関係者自身が採掘会社の経営者となっていきました。
そこで産出された鉱物資源は、短期間に、かつ大量に国外へと流出していったんです。
おりしも欧米諸国はレアアースの備蓄を既に始めていたので、
数字上の鉱物輸出は中国の独壇場となっていたわけです。


この動きに対して、中央政府は地方の権限・権益の制限を
行うことができませんでした。共産党がこれを行えば自らの首をしめることに
なってしまうんです。共産主義の発想で組み上げた組織とはとは実のところ
構造的に地方官僚組織(そして汚職)なしでは成立しない政治体制なんです。


結局、能力的に大枠としての対策、つまり輸出制限や輸出関税しか取ることが
できなかったのではないでしょうか。
近年はさらに状況が悪化し『(鉱山の寿命を縮めた)採掘能力の未熟さ』を認め、
各国の技術協力を仰ぐ事態にもなっているんです。
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イラク戦争だったと思うが(湾岸戦争だったかも)、多国籍軍が圧倒的に勝利しましたよね。

誘導ミサイルを使ったので、イラクから飛んできたミサイルを着弾する前に追いかけて爆破した。
どんだけイラクがミサイルを撃っても、この誘導ミサイルで爆破できたわけです。

で、日本はイラクだったか湾岸戦争だったか忘れましたが、参戦していませんよね。

だけど、多国籍軍の誘導ミサイルは日本のメーカーのチップが使われていたんです。
工業国日本ですから、相手のミサイルが出す熱を感知し、どこまで追いかけていくわけです。
たとえ戦闘機が逃げ回っても、出す熱を感知して、追い掛け回す。

とっても怖いチップがミサイルに搭載されていたわけです。

そんな 日本が兵器を輸出することは憲法違反じゃないのか!
いえ 部品なら 例えば電化製品のための部品としてなら輸出できるんです。
南アフリカだったと思うが東芝製品が破壊されましたが、東芝の電化製品が南アフリカだったかどっかの国からすると敵の国に輸出されていたんだったような。
電化製品として搭載されたとしても、外せばミサイルに流用できる。
それで「なんてことするんだ」って南アフリカの人は怒って抗議のために東芝製品を破壊するという暴動みたいなことを起こしたわけです。


で、日本は外国に攻め込むことはしませんが、領空内に入ってきたミサイルは防衛のため打ち落としても憲法違反じゃない。
だから中国がミサイルを日本に打ち込んできたら、防衛のためにつぎつぎ打ち落とす。
これじゃ中国は前に進めませんよね。 日本にダメージを与えられない。

ということで、そういうミサイルの製造に必用なレアアースを今後日本に売ることは、自滅を招くとして、売るのをやめたのかも。

まあ 今じゃ誘導ミサイルすら騙せるミサイルが開発されたらしいですけどね。

アメリカも日本との戦争になったとき、日本が誘導ミサイルを使ったらダメージ与えれないので、誘導ミサイルを騙せるものを開発したらしいです。


というわけで、本当は軍事のためだったんじゃないか と。

サンキュー カーミー。
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   単なる、圧力ですよ。


「日本は、中国にかくも首根っこを掴まれているんだぞ。」といった。

それで日本政府は何も出来ず即船長釈放、あげくに中国に法外なことをされ放題
言われ放題、それでも何も言えずだたオロオロするばかり。
また、リスクも忘れ我もわれもと中国に依存してきた企業も、ただ息を潜めるばかり。
今回の騒動は、国防をおろかに、日米安保をないがしろにしてきた平和ボケした
わが国の成れの果てです。
一番の大ばか者は、わが日本政府と産業界です。

ただ次には、中国はレアアースを規制して、自分達は安くそれを利用し、安価な
ハイテク製品の世界制覇に出てくるでしょう。
大陸で、異民族どうしがもまれてきた、したたかな彼らとは、もう勝負にならない?
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つまり、尖閣はお前がわるいから、レア何とかは、売らないんだ。

という意思表示です。

アメリカと日本にたいする牽制です。アメリカでは軍事用に、日本では、ハイブリッドカーのモーターなど使用しています。

ここで必要なのは、今回は、こうこういう理由で船長を逮捕しましたよ。として証拠ビデオを公開して、真実を知らせるのが正しい外交だったのでしょう。
うまく処理できないなら、こんなゴタゴタになったのではないでしょうか?
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日本が中国に9割依存しています。


自動車、携帯、テレビ、その他電化製品などですね。
生産するのに必要な物質を規制するのは最高の嫌がらせになります。

ただ、中国でしか取れないレアアースは極一部ですし、
それを使わなくても代用できるといえば出来るのです。
また、その一部のレアアースを除けば世界各地で取れています。コストはかかりますが。
しかし安定供給されていたものが急にストップすれば、そりゃ企業は大ダメージです。
規制されている間は在庫をつかいまくり、在庫が無くなれば他の取引先を探すわけですが、
国をまたいだ取引ですから生産に間に合わないかもしれない、と。

なので、経済的な嫌がらせ、という意味での『規制』となりますね。
外交のカードとしては有用なものではないでしょうか。
ただ、日本がインドやアメリカなどにレアアース輸入を頼るようにシフトすれば、
長期的に見て一番困るのは中国そのもんです。

自分の首と、相手の首を同時に絞めているようなものですね。まさに捨て身。
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