アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

しばらく前は 乗用車にもボディーの前後に 別部品としてしっかりとした金属のバンパーが付いていましたが、最近の乗用車を見ると 以前でしたらバンパーが有ったはずの場所までボディーの一部になっていて 軽い接触でもいきなりボディーにダメージを受けてしまうように見えます。
不都合なことも色々あると思うのですが、安全よりもディザインを優先させてしまっているようにも思え、これで本当に良いのだろうかと心配になります。
このように変化してきたのは どういう理由があるのでしょうか?

A 回答 (7件)

バンパーの語源は 「BUMP」=押す ですので No.3さんの回答のように車を押しのけてスペースを作る為の物でした。



ですがそれを行うためには強固なボディフレームも必要だったのです。
フレームの前後にバンパーを付けて、衝撃を跳ね返す設計思想でした。

ですがその発想ですと大きな車は助かっても小さな車は弾き飛ばされてぐしゃぐしゃになります。
(昔のトラックと乗用車の事故などはその典型で「軽自動車は事故の時危険」などはその頃から)

そこから大きな車は大きな潰れ代を、小さい車もそれなりの潰れ代を作ってお互いに衝撃を吸収させ、安全性を高めよう、といった思想に変わっていきました。

現在の車は事故のときに潰れる部分は柔らかく、キャビンは強固に空間を維持する設計になっています。
また、対人衝突も考慮され、人間の膝や大腿部の衝突するバンパーを変形しやすく設計しています。
(少し空間をおいた内側に衝撃吸収用の金属部があります)

バンパーがカラード(塗装)であるのはデザイン以外の何者でもありませんが、「自分さえ助かれば」から「お互いに助かろう」という発想に変わったからだと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変に良く判る 理解しやすい説明でした。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:50

 なんか話が発散傾向ですが・・・正解は、既に出ている回答の中にありますよ。



※『5マイルバンパ』の規制は、今でもあります。この規制が世界規模で拡大した結果が『プラスチックバンパ』です。

※5マイルバンパーというのは、『5マイル(≒8km/h)以下の速度での衝突では車体を変形させない』というモノではなく、『5マイル以下の速度での衝突では形状が復元し、車体が変形している様には見えない』という性能が要求されています。
 元々は北米の保険会社から提案された規則で、軽い衝突(駐車場内での他車や壁、ポールなどへの接触)では、軽くキズが付く程度で形状が戻り、故に修理しなくてもよい(=修理代が助かる)という内容です。
 つまりバンパは復元性が重要であり、故に弾力のあるプラスチック材=ウレタンやメトン、PCなどで作るのが常套手段となりました。(よく『ウレタンバンパ』という呼び方がありますが、バンパに使われている材はウレタンばかりではありません。)
 現代のバンパは、『軽い接触でもいきなりボディーにダメージを受けてしまうように見えます』というのは、単に『見えるだけ』です。軽い接触で車体にダメージを与える事はありません。

※それなら全く変形しない丈夫なバンパの方がよいのでは?・・・バンパだけを見たらその通りですが、その様に丈夫なバンパは衝突時の衝撃を車体に伝えてしまいます。(バンパ自体が車体を変形させるという事です。)
 昔のスチールバンパの方が丈夫だった、というのは単なる気のせい或いはイメージに過ぎず、実際にはスチールバンパでは5マイル(=約8km/h)でぶつかると、バンパ自体は(スチールなので形状が復元せず)変形してしまいます。
 更に、バンパ自体はプラスチック製よりスチール製の方が丈夫なので、衝突で後退するバンパが車体側のバンパ取付部を強く押し込み、結果、車体を変形させてしまいます。
 『軽い接触でもいきなりボディーにダメージを受けてしまう』のは、スチールバンパの方です。

※かつてバンパは、縦列駐車で前後のクルマを押すモノだった・・・確かにそうなんですが、それはいきなり加速させてぶつける使用方法ではありません。バンパ本来の姿は、前後のクルマに軽く接触させた後に『押す』装置であり、塗装を痛めない様に装着したカバー程度のモノでした。(故に自動車史初期の頃のバンパは、キズが付き難いクロムメッキ、或いはキズが目立たない灰色や銀などに塗られており、ボディ同色や黒などキズが目立つ色には塗装していませんでした。)

・・・っというワケで。

>安全よりもディザインを優先させてしまっているようにも思え・・・

 安全性とデザインは別の問題です。

※上述した様に、衝突安全性向上(衝突による自車の周りの破壊を軽減したり、修理による経済的損失を軽減するのも安全性です)の為にプラスチックバンパが普及しています。
 現在では歩行者保護の考え方も定着し、更にプラスチックバンパのメリットが注目されています。歩行者保護を考えた時、'70年代後半に登場した5マイルバンパ(ゴムのムクだったり、スチールバンパを強力なダンパで支えたりする構造)では役に立ちません。

※ボディの一部になっているのは・・・専らデザインですねぇ。
 バンパをボディの一部とするとバンパ自体の容積が増やせ、衝突時の変形を大きく出来るのでエネルギ吸収量が増すという話はありますが、しかし純粋にバンパの機能を追求したいなら、他にやり様はあるはずです。プラスチックで成形性がよいのでボディの一部として車体デザインに取り込んでしまえ、っという『見た目重視』感は否めません。(軽い衝突時、形状は復元しても所詮塗装したプラスチック、表面にキズが残ります。車体の一部となってしまっているバンパでは微細なキズも異常に気になり、結果、修理に出してしまうヒトも多いでしょう。全く本末転倒ですね。) 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

一見見た目には 最近の乗用車はバンパーを省略してしまったように見えますよね。
本当にそう思っていました。(笑い)
ボディーの内側にバンパーが入っている、というか バンパーの上にボディーを被せた、というか・・・
凹んだ場合は戻るとしても 擦り傷などはどうしても目立つでしょうし 修理に出したくなってしまうでしょうね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/21 00:40

そう言えば、20年ほど前には、歩行者への殺傷能力を高めるための”カンガルーバンパー”なんてのが流行りましたね。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

メーカーでも そういう物をオプションとして用意していたような記憶があります。
オフロード4駆とか 乗用車でもカリブのようなタイプに付いているのを良く見ましたね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:46

安全に対する考え方が変わってきたのでしょうね。

それと技術の進歩で樹脂の形成で一体ものが作れるようになった。

以前はとにかく車体を頑丈にして壊れにくくして安全を確保だったのが、今は、一部壊れやすく作って、壊れることで衝撃のエネルギーを吸収するようになっています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

だいぶ判ってきたような気がします。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:40

本来のバンパーは、”車両を保護する”目的で着けられていました。


ローマ辺りでは、二重三重駐車となっており、出そうと思うと他車を押しのけてでなければなりません。
まぁ、誰も文句は言いませんし。日本人ならぶち切れるでしょうけどね。

で、そのようなバンパーは硬すぎる為もあって、人間に衝突した場合、骨を砕いてしまうような傷害を負わせてしまいます。
金属のプレス しかも、ボディーなどよりも分厚い鉄板をプレスするのですから、金型やプレスマシーンは大きく、高価な物となります。
プラスチック製に比べて、デザインも制限されます。
つまり、傷害を軽減するようなデザインにするには、コストを大幅にアップさせるしかありません。
だからといって、金属のバンパーではまだ硬すぎて安全ではないんです。

プラスチックの外皮をかぶせれば、デザインも良くなり、コストも抑えられるわけです。
外皮の中には、レインフォースと呼ばれる鉄の部材が走っています。全くのプラスチックだけじゃないですよ。

自車の安全より、人間への安全を尊重した造りに変わっています。

また、自動車そのものも、全体をがっちり壊れないように作るより、壊れるところを作って人間が乗るキャビンはしっかりと守るような設計に変わっています。

質問者さんの「安全」は、自分の車が壊れなければそれで良いと言う考えなのでしょうか??
最近の車は、衝突時にボンネットが折れ曲がって運転者の首をはねるようなことはありませんし、人間を跳ねてボンネットに乗っても瞬時に浮き上がって保護をしたり、エンジンやミッションなどが車体下に脱落してクラッシャブルゾーンを増やしたりと、バンパーがメッキ鉄板だった頃に比べて数十倍、歩行者や乗車者に対して安全になっています。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

メーカー側も つい最近までは自車を守る事ばかり考えてクルマを作っていた、という事ですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:38

金属バンパーが固すぎて 対人殺傷力が強すぎたってな事情があります。



金属パンパーが目立っていたのは いわゆる5マイルバンパーの時代が最も派手でしたかね。
時速5マイルで壁にぶつかっても車がへこまないこと という現代の基準とは目的が異なる車輛基準によるものです。
ええ、突き出た硬いバンパーでは歩行者の腰骨を砕いてしまうなんてことは考慮しませんでしたとさ。

http://www.google.co.jp/images?q=5%E3%83%9E%E3%8 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

バンパーの両端にジャバラ状になった部分がある5マイルバンパーなんていうのがありましたね。
クルマ側だけを守る物だったんですね。
たくさんの写真を見せてもらいました。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:31

>このように変化してきたのは どういう理由があるのでしょうか?



デザインとコストダウンです。

中を見られていないので判らないのかもしれませんが、樹脂で出来た車体の一部に見える一般的にバンパーといわれる部分は、メーカーではバンパーとはしておらず、フェイシャルバンパーなどになっています。
この部分は一般的にボディーのような金属ではなく、衝撃吸収や交換のしやすさを考えて、プラスチックで作られています。

車種によりますが、バンパーの内側に、バンパーの本体になる金属製のバンパーや、エネルギーアブソーバーなどの衝撃吸収用の部品が入っているものが多いです。

その辺はご存知ですか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど 単純にバンパーを省略するようになったという訳ではないという事ですね。
今度内側も良く見てみます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/11/18 22:24

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!