プロが教えるわが家の防犯対策術!

哲学・政治学系の本を読むことが好きなので、今度の冬休みにでも、有名なネグリの「帝国」を読んでみようかな…

と考えていたのですが、他にも読みたい本がいくつもあるので、時間がかかりそうな「帝国」を省略しようかどうしようか迷っています。

書評などを読む限り、「帝国」のポイントは、

現代の「帝国」は、かつての帝国主義国家と違い、世界規模で、軍事や金融を支配する組織連合のような形で存在している…

という現状を指摘することかな、と思うのですが、そういう端的なポイント以外にも、実際読むことによって考えさせられることは大きいでしょうか?それとも、そういうポイントさえ知っておけば、取り立てて急いで読む必要はないでしょうか?

他には、特に自分にとって読む必要があるとかではなく、ただの思い付きみたいなものですが、

バタイユの「エロティシズム」、

ホイジンガの「ホモ・ルーデンス」、

リップマンの「世論」

等を読もうかな、と思っています。

他にも、最近光文社から新訳が出ているカントの「純粋理性批判」とか、ニーチェの「善悪の彼岸」等も読んでみたいのですが、ちゃんと理解しながら読むのにすごく時間がかかりそうなイメージがあるので、今のところ何となくですが、上記の3冊を優先しようかな・・・と思っています。あと、ノージックの「アナーキー・国家・ユートピア」は読もうと思っています。ノージックとネグリは、東浩紀氏がアマゾンでおススメリストとして公開されていたので特に興味が湧きました。

他に、例えばレヴィ・ストロースの「悲しき熱帯」とかも、書評などを読む限りかなり良い本だろう、と思うのですが、構造主義などは解説本などでかなり大雑把にですが内容は読んだことがあるので、後回しにしようかな、と思いました。

他にも、フーコーの「言葉と物」もかなり気になっているのですが、「監獄の誕生」をとりあえず読んだことがあるので、まだ後回しにしとこうかな、と思っています。

こっちを先に優先した方が良いんじゃないかという意見、とか、他にもこれが特におススメという本があったら教えてください。

A 回答 (1件)

お邪魔します。


勝手な感想で御座いますが。

バタイユ、人によって評価が分かれますね、私はあまり評価していません。
ホイジンガ、この本は文化史的で政治とはあまり深い関わりが無いですね。「中世の秋」の方が政治体制と思考方法といった意味合いで、政治的には意味合いが近いのでは。
リップマン、勉強不足で、未見です。

それと、ノージックの本は、ノージック自身が、晩年の著書の中で行き過ぎが有ったと認めている、大論争を巻き起こした問題作ですね。

レヴィ・ストロースやフーコーも、政治というよりは、文化人類学の範疇に入るのではないでしょうか?

そこで、勝手に決め付けるとすれば、
哲学・政治なら、
ロールズ『正義論』やっぱりこれが現代の古典ですね。
他に著名なところでは、
ハンナ・アーレント『全体主義の起源?』『責任と判断』

日本では、
廣松渉・柄谷行人ついでに大森庄蔵

さらに駄目押し、個人的に今年読んだ本の中の、ベスト3は、
『なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか――世界的貧困と人権』 トマス・ポッゲ
『プルーストとイカ』 メアリアン・ウルフ
『時は流れず』 大森荘蔵
ちなみに、政治的要素が含まれるのは、一番上のホッゲです。

以上、言いたい放題の何様か知らん?状態ですが、
いつの間にか、一年を振り返る季節がやってきました、早いものですね?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど!大変参考になりました!

「中世の秋」は政治的な要素があるんですか…

私も素人で色々な有名な思想本を読みあさっているのだけなので、別に、政治、と限定していただかなくてもそこは良いんですけど。面白くて考えさせられればいいです。ただ、文学、心理学、科学系は何となく今のところあまり興味がありません。

「なぜ遠くの貧しい人へ…」は私も気になっておりました。ますます読みたくなりました!ありがとうございました!

お礼日時:2010/11/23 17:52

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

関連するカテゴリからQ&Aを探す