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 いつも大変お世話になっております。
 現代文(高校)のなかで、「近代的自我」という言葉が出てくるのですが、
辞書で調べても、受験参考書で確認しても、漠然としか分かっていません。
 お分かりの方がいらっしゃいましたら、高校生でもわかるように具体的に
解説いただけないでしょうか。
 それと「自我と自己」の違いについても併せて教えて頂けると助かります。

 よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

まず、「自我と自己」について。


「自己」は、単に「自分というもの」で、一般的な表現です。
広い意味を含むので、「自己の確立」などという場合は、「自我」と同じ意味でも使えます。
「自我」のほうは、それよりも狭い意味で使います。
「我を張る」というように、「自我」には「他者とは独立した自分」というニュアンスがあります。さらに言い換えれば「他人とは違う自己の自覚」ということです。

そういうわけですから、当然「自我」というものは、近代になって「個人の自由」を意識したときに生じてくるのです。
社会の古いしきたりや、「家=家長」の定めたことに対して疑問を持ち、「自由な個人」として生きたいという意識が「近代的自我」と呼ばれるわけで、近代の夜明けの時期に、古い世代に対して若い世代が「近代的自我」に目覚めるというよくある図式もそこから成立します。

逆に言うと、人が「自由な個人」であることが当然となった現代では、「近代的自我」などというものは意識されなくなるのもよくわかります。だから、高校生である(?)あなたにもピンと来ない言葉なのでしょうね。
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この回答へのお礼

otasuke009さん

 ご回答いただきありがとうございました。
 だいぶスッキリした感じです。

お礼日時:2010/12/02 21:34

その本文を読んでいないので正確かどうかわからないのですが、自分の知っていることをおはなししたいと思います。



昔の人は、今の人のように「自分」を意識しなかったのです。
日本人は社会に帰属して、その中で与えられた役割を忠実にはたしながら生きてきました。
でも西洋的な考えが入ってくると、「自己実現という目標にもとづいて、自由と権利を主張するひとりの人間」として生きるという新しい形が生じました。
つまり、自分自身に関心をつよくもっていて、自分を一個の人間と意識すること、これが近代的自我なのではないかと思います。

日本人は今でも、与えられた仕事をこなすのは得意だけれども、「自分こそ正しい」と自己主張するのが苦手な部分が残っていますよね。これは必ずしも悪いことではなく、むしろいいところでもありますが、近代的自我を持ちきっていない部分かもしれません。

自己というのは、自分そのもののこと。
自我というのは、自分が自身に向ける意識のことです。
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この回答へのお礼

unegeeneさん

 ご回答いただきありがとうございました。
 参考になりました。

お礼日時:2010/12/02 21:35

若者の精神が発達する過程における自己肯定と反抗。




歴史への無理解、人生経験の貧しさ原因


それを虚飾して「きんだいてきじが」

苦労を知らない人
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この回答へのお礼

dame-kakuseizaiさん

 再度ご回答いただきありがとうございました。

お礼日時:2010/12/02 21:33

近代的自我とは



人々が苦労して獲得してきた権利を、生まれながらにして持つようになった現代人がその大切さを忘れ

同じ過ちを繰り返すこと

それを象徴する言葉だと思います
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この回答へのお礼

dame-kakuseizaiさん

 ご回答いただきありがとうございました。
 参考にさせていただきます。

お礼日時:2010/12/02 21:33

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