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つい先日、日本語を学んでいる韓国人の友達に質問されて、答えられなかったことがあります。
彼女に正確な日本語を教えてあげたいので、恥ずかしながらここで質問させていただきます。

「母に料理を作ってもらう」は正しいが「母から料理を作ってもらう」は、なぜおかしいのか。
「母に連絡してもらう」は正しいが、「母から連絡してもらう」はなぜおかしいのか。
これを踏まえて、
「母にお金を送ってもらう」と「母からお金を送ってもらうは」の場合は、なぜどちらも正しいのか。
どの場合も母発信?なのに、「から」が使える場合と「に」が使える場合とが違うのが理解できない。と。

これを質問されて答えられませんでした。
とりあえず間違っていっても通じますが、正しい日本語を理解したいそうです。
とりあえずは暗記しているので、テストで間違えることはないそうですが。

私も正確な日本語の文法を理解して話しているわけではないので、もしわかりやすい説明がわかる方がいましたら、ぜひ教えてください!
お願いします。

A 回答 (4件)

1.


最初に、この場合の、「(~して)もらう」という補助動詞の意味を確認してみると、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/220352/m1u/ …
の10、
(1)他人の好意などにより自分が利益を受ける。また、依頼してある行為をさせる。「医者に診て―・う」「本を読んで―・う」
に該当すると思います。
つまり、一種の「使役の意図」も含んだ表現なわけです。

2.
同様に、この使われ方における「に」の用法を確認してみると、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/166083/m1u/ …

10 受け身・使役の相手・対象を表す。「犬―かまれた」「巣箱を子供たち―作らせる」
に該当するでしょう。

つまり、「〇〇に」という表現は、(〇〇という)使役の対象を表すことができるので、「もらう」の使役の意図と組み合わせても不自然にはならず、
「母に料理を作ってもらう=母に料理を作らせる」
「母に連絡してもらう=母に連絡させる」
「母にお金を送ってもらう=母にお金を遅らせる」
のように解釈することが可能になります。

3.
一方、「から」の用法は、
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/45491/m1u/% …
の、「1 動作・作用の起点を表す」
(1)空間的起点、出所を示す。「目―大粒の涙が落ちた」「本人―直接話を聞く」
に該当するでしょう。

4.
a.
「母にお金を送ってもらう」は、
「母に、お金を送るという行為をさせる」
というニュアンス。

「母からお金を送ってもらう」は、
「母を起点にして(=母から私に向けて)お金を送ってもらう」
というニュアンス。
で、どちらも自然な表現。

b.
「母に料理を作ってもらう」は、
「母に料理を作らせる」
というニュアンスで自然な表現。

「母から料理を作ってもらう」は、
「母から私に向けて(対して)料理を作ってもらう」
というニュアンスになってしまうので(通常は)不自然。
「母からセーターを編んでもらう」などが不自然なのも、同様の理由からでしょう。

c.
「母に連絡してもらう」は、
「母に連絡させる」
というニュアンスで自然な表現。

「母から連絡してもらう」は、
「母を起点にして(〇〇に向けて / 〇〇に対して)連絡してもらう」
というニュアンスで、これも自然な表現。
ただし、
「母から【私に】連絡してもらう」と表現することは稀なので、この場合は不自然に感じられるかもしれません。
通常は「母から私に連絡がくる(ことになっている)」などと表現するでしょうから。
しかし、間違った表現とは言えないでしょう。

5.
以上のように、

「~からしてもらう」は、「~を起点とする意図」が強い場合の表現。
「~にしてもらう」は、「~を使役対象と捉える意図」が強い場合の(丁寧な)表現。
とお考えになってよいのではないかと思います。
起点の要素がない場合に「~に」を使うと不自然になる、ということでしょう。
  
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この回答へのお礼

とても詳しく教えていただき、本当にありがとうございました!!
普段何気なく使っている母国語って、文法なんか考えないで、感覚で話しているから、いざ説明しようとすると、とてもむずかしいですよね。
「~から」と「~に」だけでも、こんなに細かく説明がつくなくてしりませんでした(^_^;)

簡単な文章に直してから、友達に詳しく説明してみようと思います!!

お礼日時:2010/11/29 14:55

問題を単純化するために「もらう」から一時離れて「母から~する」を考えましょう。

「母から~する」が成立するなら、「母から~してもらう」も成立します。

「母から料理を作る」は、成立しませんね。
「母から料理を教える」「母から連絡する」「母からお金を送る」は、いずれも成立するので、「から~してもらう」が成立します。

つまり、物品・役務・情報・好意など「渡す/受け取る」感覚として「から」が許されるのです。
「料理を作る」過程の中には「受け渡し」行為が含まれないので、「母から料理を作ってもらう」が成立しません。
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この回答へのお礼

この方法なら外国人のお友達でも簡単に理解することができると思います。
いい方法を教えていただき、本当にありがとうございました~!
ただ、「母から料理を教える」については、理解が難しいかもしれませんが、、、。

お礼日時:2010/11/29 15:01

お金を送ってもらう、の場合、母にとすると、母がお金を送るという動作の主体となります。

母からだと、まさに発信元が母であるということで、少し意味合いが異なります。両方正しい、とするのは、同じ意味だということではありません。byとfromの違い。
「母から連絡してもらう」は、おかしいでしょうかね?「母に」とは意味が異なりますが、例えば母は家にいて、自分が学校にいる場合、隣の家の人にことづけがあったとしたら、「母から連絡してもらう」となるでしょう。これも発信元をあらわします。母が遠方にいるとき、母のいるところから、という意味ですね。「母に」では、例えば風邪を引いて寝込んでいるとき、学校に欠席の連絡を入れるのが自分ではできないため、by my motherで連絡してもらう。
「母から料理を作ってもらう」これは明らかにおかしいですね。どう解釈をしてみても、意味がわかりません。
「母にプレゼントをいただいた」と「母からプレゼントをいただいた」だと、どちらもbyとなりますが、「から」の方が丁寧な言い方となりますね。これは、言葉のリズムでしょうかね?
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「に」は動作の発信元、「から」は物の発信元、という使い分けでしょう。



だから「に」は「~してもらう」と言いやすく、
「から」は「連絡」「料理のレシピ」「お金」などが合いやすいと考えます。
・母に連絡してもらった。  ・母から連絡をもらった。
・母に料理を作ってもらった。・母から料理のレシピをもらった。
・母にお金を送ってもらった。・母からお金をもらった。

「母からお金を送ってもらった」は、お金という具体物だし、送るという動作だし、そんな場合は両方とも違和感がないのでしょう。
でも、使い分けるなら上記の基準で考えればいいと思います。
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