プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

鉄筋コンクリートのマンションに住んでいますが、
この季節は特に明け方、結露がひどく、窓がびっしょりです。

しかし、部屋の湿度計は40%前後を指しており、
朝起きると、のどがカピカピになっています。

この湿度計は、湿度20~80%環境下では誤差±1%という高精度のものを購入してきたので、
湿度計が狂っているとは思えないのです。

このことから、結露が発生している=湿度が高いと思っていましたが、
部屋の湿気は窓で水(結露)になってしまうので、
結露が発生しても部屋の湿度は必ずしも高いとは言えないのでしょうか?

よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

たとえ話でご説明しますね。



夏、エアコンを回すと、車の下部などから水が出ますよね?あれは温度が下がって、空気中の水分が空気中に居られなくなって、水に変わって出てくるものです。その結果、他の空気と混ざった時に、温度低下はもちろん、乾燥した空気(除湿された空気)にもなって快適性が増します。

冬の乾燥した季節に、これと同じことが窓際で起こっていると考えてはいかがでしょうか?何というか、冷たい窓が除湿機の働きをしているとでも言いましょうか。


22度で、やや多湿な空気
    ↓
10度の窓で冷やされる(窓が結露=除湿される=乾燥)
    ↓
室内の空気と混ざる
    ↓
乾燥した空気になる


こんな感じです。なので、のどがカピカピになります。


お手元の温湿度計(乾球温度・相対湿度)の一例として記しますが、20度・60%の空気は、温度が低下すると15度で約80%になり、12度を下回ると100%を超えて結露します。
逆に12度・60%の空気を暖めると、15度で約50%、20度で約37%になります。これは電気暖房の場合の例で、石油ファンヒーターをお使いの場合はもう少し湿度は高くなります。


例えるならば「大きな計量カップ=20度の空気」「小さな計量カップ=10度の空気」という感じでしょうか。

大きな計量カップに6割(60%、相対湿度)入った水を、小さなカップに移すと一定量を超えたらあふれます。このあふれた分が結露だと思ってください。
逆に小さなカップに6割の水を大きなカップに移しても、大きなカップは満たされません。満たされる割合としては低いですよね。この値が、お手元の温湿度計に表示されているのです。
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。

とても丁寧で分かりやすいご回答でした。

では、室内の湿度を上げたいという場合、現状では無理で、
結露の原因となる窓際から部屋にかけての温度差をなくす必要があると思っています。
前者様お礼にも記載しましたが、その対策方法としては窓にエアーパッキンを貼り、窓と室内の間に空気層を設けることで、結露と窓際の温度差を多少は回避できるのではないかと思っております。
それか、部屋の温度を下げるか・・・

とりあえず、おかげさまで原理は理解できましたので、その対策方法をいろいろ探っていきたいと思います。

お礼日時:2010/11/30 10:50

>であれば、窓際の湿度だけが下がるはずだと思いますが、


逆です、窓際の湿度が100%を超えるから、結露するのです。
湿度(相対湿度)=(現在の空気の水蒸気量)/(飽和水蒸気量)
です。

現在の水蒸気量は、壁際も湿度計のあるところも同じ値です。
この値を絶対湿度といいます。
一方、飽和水蒸気量は、壁際と湿度計のあるところとは異なります。
壁際は、温度が低いので、飽和水蒸気量は小さくなります。
したがって、分母が小さくなるので、湿度(相対湿度といいます)が高くなります。

湿度計がどこに設置してあるか不明ですが、
結露が発生する壁に設置したらどうでしょうか?
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。

>逆です、窓際の湿度が100%を超えるから、結露するのです。
ようやく理解できました。
窓際に行けば行くほど温度が下がるので、飽和水蒸気量が下がる。すなわち湿度は上がっていき、結露となる。ということでしょうか。

湿度計はベッドの枕元に設置してありますが、ちょっと考えて見ます。

お礼日時:2010/11/30 10:38

結露のメカニズムについては先の方がお答えになっていますが、


簡単にいえば、内外の温度差が大きな原因でしょう。
窓が冷たいから結露します。
部屋が温かいから乾燥します。

部屋の温度を少し下げてはいかがでしょうか。
外気との温度差が20度以上であれば結露しやすくなってしまいます。
なるべく10度前後の差にとどめておくと結露はあまりしなくなります。
(無論、条件によりますが)

加湿器は結露の原因にもなります。
また、乾燥機付きの洗濯機なども大量の水蒸気を発生させてしまいます。

結露と乾燥は、温度差が大きければ相反する現象です。
乾燥対策をすれば結露は多くなってしまうからです。
窓まわりの冷たい部分が屋内にさらされないよう、断熱できればいいのですけどね。
(インナーサッシの増設や、断熱の強化など)
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。

室温と外気に触れている(あるいは近い)窓際との温度差は、10℃以上はあるので、この温度差が一因となっている。という認識で合っていますでしょうか。
そうなると、加湿器を一晩中炊いていたので悪循環になっていたかもしれませんね。
断熱対策は、マンションなので簡単に2重構造の窓に変えたりは出来ませんが、エアーパッキンでも貼ってみようと思います。

お礼日時:2010/11/30 10:35

室温および外気温は何度でしょうか?


例えば室温が20℃での場合の飽和水蒸気量は17.2g/m3ですので、水蒸気量はこれの40%で6.88g/m3。
ここで、窓の表面温度が0℃の場合、飽和水蒸気量は4.85で6.88よりも小さいですから、結露が発生します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%BD%E5%92%8C% …
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。

ざっと計算したところ、室温25℃で40%なので、9.2g/m3。
窓際では7℃程度だったので、結露は発生するかと思います。

お礼日時:2010/11/30 10:29

湿度というのは、空気の温度によって含まれる量が変わります。



飽和水蒸気量といって、空気中に含まれる水蒸気の量は、
たとえば20℃の気温では17.2g/m3ですが、
これが5℃になりますと6.79g/m3となります。



さて、アナタの部屋の室温計および湿度計は、部屋のどこにありますか?
おそらくは、部屋の中心、もしくは部屋の端っこでも、
中心付近の温度とそう変わらない温度しか測れない位置にありませんか?

今現在あなたが見ている湿度計は、今あなたが肌に感じている室温と湿度しか量れていないのです。
実際に窓辺では、もっともっと気温が下がっているのです。
気温が下がれば、とうぜん空気に含まれる水蒸気の限界量も低くなります。

つまり温度が低い窓ガラスは、水蒸気がすぐに飽和状態になり、片っ端から水滴になるのです。

ですから、室温20℃、湿度40%で普通にすごせる環境であっても、
実際には窓辺では湿度が有り余っている、という状況はよくある話です。
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。
新しいインターフェイスになり、ちゃんとお礼が表示できていますでしょうか?

温度/湿度計は、ベッドの枕元に置いてあります。
飽和水蒸気量の件は理解できました。
要するに、窓に近づけば近づくほど温度が低くなるため、
連鎖的に飽和水蒸気量も低くなり、余った水蒸気(湿気)は水滴になるということだと思います。

であれば、窓際の湿度だけが下がるはずだと思いますが、
部屋全体(湿度計の置いてある場所)も湿度が下がるのは、
どうしてでしょうか?

寝ている間は暖房機器はつけておりませんが、自然に部屋の空気が循環し、
部屋の中心の空気が窓際に行き、窓際で温度が下がり湿度が落ち、
その空気がまた部屋に戻ってくるので、
結果的に部屋全体の湿度が下がってしまうと言うことなのでしょうか?

質問を重ねてしまい申し訳ありませんが、
よろしくお願い致します。

お礼日時:2010/11/29 11:28

そんなときは、洗濯物を室内に干すとか、濡れたタオルをぶら下げておくとよい。


加湿機と同じ効果がある。

外気と接触しているから窓に結露にたまる。
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この回答へのお礼

ご返答、ありがとうございました。
新しいインターフェイスになり、ちゃんとお礼が表示できていますでしょうか?

現在、一晩中加湿器はたいていますが、
そういったことも考えて見ます。

お礼日時:2010/11/29 11:19

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