デフレ インフレ バブル
デフレ インフレ バブルの違いがいまいち自明性に欠けてしまいます
どなたかわかりやすく教えていただけませんか?
「インフレ」っていうのは、オークションで物の値段が上昇していく様子を想像していただけるとわかり
やすいと思います。
たとえば、中古車のことを考えてみてください。市場に、何台その車があって、どのくらいの人気がある
のか、によってその自動車の値段は決まります。
何台その車があるのか、ということを供給。どのくらい人気があるのか、つまり何名くらいその車をほし
いと思うのか、ということを需要と言います。
では、その車の値段は、一体どこで決まるのか。その車をほしいと思える人たちが準備できる資金と、車
の台数のバランスで決まりますよね。しかもその値段は、市場に残っている車の台数が少なくなればなる
ほど高くなります。
当然ですよね。わざわざ値段を下げなくても売れる車なのですから。
そこで、考えていただきたいのは、「その車を買える資金を準備できる人」とは、=「車をほしいと思っ
ている人の数」ではない、という点。つまり、値段さえ安くなれば、その車を買うと想像できる人はたく
さんいるのです。
つまり、市場にその車が何台あるのか(=供給量)と、その車をほしい人の数(=需要量)とのバランス
が崩れてしまっているわけです。これを金額に置き換えたときに、供給量は明らかに需要量を下回ってい
ますよね。表現するとすれば、「供給不足」ということです。こういった状況の中では、必然的に物価が
高くなり、通貨の価値が低くなります。
この、「供給不足」の状態を「インフレ」と呼びます。
ところが、その車が売れる、と思って、新車メーカーがその車と同じモデルの車をたくさん作ったとしま
す。しかし、実際に消費者がほしいと思っていたのは、「新車」ではなく、何年も前に作られた、「当時
の車」に、アンティーク的な価値を求めていたのです。
その人たちは、お金をためて、その当時の車を買おうと思っていますから、いくら新車を作ったとして
も、その新車は一向に売れない、という状況が生まれます。在庫を見てみると、何千台も製造されている
のに、その車は全く売れない。仕方なくメーカーは車の値段を下げたり、たくさんのオプションを付けて
割安感でその車を販売しようとし始めます。
こちらは、「供給」と「需要」のバランスが逆転していますね。「供給」の量が、「需要」の量を大きく
上回った状態ですので、必然的に「物価」が大幅に下落し、「通貨」の価値がものすごく高くなってしま
うのです。
この「物余り」の状況を「デフレ」と呼びます。
もう一度インフレに話を戻します。その、アンティーク的な価値をもった車をオークションで落札した人
のもとに、その車をほしい人が訪れます。その人は、「車を売ってくれ」と言います。もちろん、車の所
有者は苦労してその車を手に入れたわけですし、ほしくてたまらないからその車を落札したのです。です
から、当然自分が購入した金額よりも高い値段でその車を販売します。
実際にオークションでセリ落とせばもっと安い金額で手に入れることができるのですが、確実に落とせる
とは限りません。ですから、「割高」であったとしてもその人はその車を購入するに至ります。
その人の元をまた別の人が。別の人もまたその車をさらに高い値段で・・・という風に、まるでバブル=
泡がプクプクと膨れ上がるかのようにして、その車の値段は上昇します。「アンティーク車バブル」が起
きるのです。やがて、その車を「儲ける」ために手に入れようとする人が現れます。転売することが目的
です。これを、「バブル経済」と呼びます。
しかし、景気が減速したことにより、そこまでお金を払ってでもその車をほしいと思う人がいなくなって
しまったとします。金儲けのためだけに転売する目的でその車を購入した人は、購入した金額分、大損を
してしまうのです。なぜなら、その人にとってその車の価値とは、「アンティーク」ではなく、「金額」
であったのですから。
こういった状況が、一つの国全体で起こっているんだ、と想像していただけるとよろしいかと思います。
- 最新から表示
- |
- 回答順に表示













