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迷界から悟界への移行に関する、肉体(物質)の付随性について質問します。

有情がその中でのみ生死輪廻する<三界>の中に、<無色界>が含まれており、
<無色界>とは、一切の色法(肉体/物質)を離脱した受・想・行・識の4蘊だけで構成された物質の存在しない世界とされ、
それでもまだ、三界の範疇であり迷界の一部とされていますが
この<迷界>を超えて、<悟界(涅槃の世界)>に入った場合に、
再度、肉体(物質)を残した<有余涅槃>という世界が顕われて来るのは何故でしょうか?
既に、三界の<無色界>=<一切の色法を離脱した世界>を超越した後に、
涅槃の世界に至っているのではないのでしょうか?
よろしく、お願い致します。

A 回答 (2件)

欲の世界から離脱することが目的で、涅槃に入ってしまいさえすればよい、というのであれば、それは「灰身滅智」であって、涅槃に入った人、その人ひとりの満足になってしまいます。


言い換えれば、それは「死」です。

その“悟りを得た人”以外、誰にもメリットはありませんし、その“悟りを得た人”が本当に悟っていたのかどうかすら、誰にも判断できません。

そうではなく、煩悩をすべてを滅し去った後、煩悩がある世界もそのままに受け入れ、それにとらわれない「悟り」を実践していくのが、大乗仏教の説く「生きた仏教の教え」だと思います。

お釈迦さまが、悟りを開いた後、こちらの世界に戻ってきて教えを説いてくれたからこそ、今の仏教があるわけです。
「仏の慈悲」とか、浄土教で言う「還相回向」とか、そんなふうな言い換えもできるように思います。

個人的な受け取り方ですし、遠い昔に仏教学を学んだとはいえ、もう用語についても学問的な体系についても記憶があやふやですし、見当違い、間違いだったらすみません。

たぶん、他の方の回答も出てくると思いますので、それまでの参考程度に。

この回答への補足

大乗仏教の立場ではなく、原始/部派仏教の立場からでは、どう理解出来るのでしょうか?<有為かつ無漏の領域の存在>もしくは<有為かつ無漏の5蘊の領域の存在>などが、<無色界>あるいは<有余涅槃>と関係して来るのでしょうか?
ご存知の方がいらっしゃいましたら宜しくお願い致します。

補足日時:2010/12/21 22:49
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
利他行の一環として<有余涅槃>の段階があり、その行の為に敢えて、肉体を付随する世界に戻り、その行を経て後に<無余涅槃>に至るといったニュアンスで宜しいのでしょうか。

お礼日時:2010/12/20 07:04

涅槃の世界に入るのに、肉体を持ったまま入れないとは限りません。


生きているうちに魂が浄化されないとも限りません。
一度浄化されたからといって、二度と下の世界に落ちないとは限りません。

そのことを説明できない仏教は、もっと進化し生きている人の為の宗教になるべきです。

答えになっていないかもしれませんが、難しい言葉を勉強するのが宗教では無いと思いましたので・・・
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この回答へのお礼

早速のご返答ありがとうございました。

お礼日時:2010/12/20 06:53

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