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高周波回路はなぜ電力で考えるのでしょうか?

「高周波測定では正確な電流・電圧測定が困難だが、
電力は高周波でも正確に測れる」

という、ただ単純な測定の平易度が理由なのでしょうか?

A 回答 (4件)

高周波回路ではインピーダンスの異なる部品を接続する事が行われます。


この時、インピーダンスマッチングを行わないと信号源から供給される電力が有効に利用できません。
受信機の場合は受信レベルが低下する事により信号のS/Nが悪化して性能が低下します。
送信機の場合は必要以上の電力を送りだすことになり無駄が生じます。また無駄な電力は負荷から反射してきて、場合によっては送信機を損傷します。

このような理由でインピーダンスマッチングを行うのですが、インピーダンスマッチングを行うと電圧が変化します。
その為、電圧で表示する場合はその時のインピーダンスとともに表示しないと意味のない値になってしまいます。
電力で表示してあればこのような面倒くささがなくなります。
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基本的に高周波の伝送路を接続する場合、接続端での反射を考慮せねばなりませんし、その反射も周波数依存性がある場合が普通です。


インピーダンスマッチングがピッタリととれていれば反射無く電力は伝わりますが、少しでもずれていると反射が起きます。
そういうとき、精度良く波形観測ができず、反射波込みの有効伝送波の有効電力を測定する方が楽なのです。
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高周波では、波長が回路素子や伝送線路に比べて短くなることが根本原因だ。



http://www.mogami.com/paper/sparameter/sparamete …

が参考になると思う。
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少し前提条件が異なっているので、修正させてください。



>「高周波測定では正確な電流・電圧測定が困難だが、
電力は高周波でも正確に測れる」
   ↓  ↓
「高周波測定では正確な電流測定は困難だが、
電圧と電力は高周波でも正確に測れる」
の方が依り正確な表現では無いかと考えられます。

高周波の場合インピーダンスのミスマッチでの反射で定在波が発生し、測定電圧は正確さを欠きます。
そこで、高周波の場合、特性インピーダンスで終端して電圧を測定しているので、**dBmや**dBμVなどで表し電圧や電力で表現しているのです。
不整合減衰量を考慮して、3dBや6dBのATT(減衰器)を介してレベル測定しているのも、電圧を測定して電力換算して表示しているのです。
 
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