プロが教えるわが家の防犯対策術!

二酸化炭素の製法に、石灰石(炭酸カルシウム)に塩酸を加えるというものがありますが、
 CaCO3 + 2HCl → CaCl2 + H2O + CO2
弱酸の遊離反応だからといって硫酸を使うと、
石灰石の表面に不溶性の硫酸カルシウムCaSO4が生じて反応が停止するそうです。

では、過リン酸石灰の製法
 Ca3(PO4)2 + 2H2SO4 → Ca(H2PO4)2 + 2CaSO4
も、Caを含む固体に硫酸を加え、硫酸カルシウムが生じるのに、
反応が停止しないのは何故でしょうか?

A 回答 (1件)

wikipedeaには粉末状のリン鉱石を使う、とあります。


体積に比べて表面積が大きければ表面に不溶性の塩が生じても
反応がほとんど進行します。
また、工業規格的には水溶性リンを13%以上含んでいれば
過リン酸石灰と呼べるようなので、反応が完全に進行しなくてもいいようです。
また、リン鉱石 Ca3(PO4)2 もわずかですが水に溶けますので、
肥料と大きく違いのは速効性でしょう。
また、工業的には無駄なエネルギーを使うことになりますが、硫酸には加熱して
反応を進行させるという方法もあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E3%83%AA% …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご教授感謝します。
確かに粉末状にすれば反応しそうですね。

お礼日時:2010/12/29 15:43

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!