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音楽には素人の者ですが、不思議に思うことがあるので、よろしくお願いします。

NHKの番組で、ショパンのピアノ協奏曲第1番を、ボリス・ベレゾフスキー、チョ・ソンジン、ユリアンナ・アヴデーエワの演奏順に聴きました。

私なりに思ったことを率直に書きます。ご不快に思われる方がいらしたら、ご容赦下さい。

ベレゾフスキーの演奏は、全体的にさらさらと、易々と、なめらかで、人ってこんなに早く指が動くんだ(笑)、と思いつつも、スローテンポのところはロマンチックに、アップテンポのところは流れるようにと、すごくステキな演奏だと思いました。

チョ・ソンジンの演奏は、全体的にキラキラした感じで、気持ちも入っていて、すごい16歳がいるものだなぁと、ただただ感心するばかりでした。
人を惹き付ける演奏だと思いました。

最後に、アヴデーエワの演奏は、とても丁寧だけれど、遅く、重ーーい感じがしました。一生懸命弾いています感がすごく出ていて、途中ドタドタ弾いているようなところなどは、私などでも練習したら弾けるんじやないかと錯覚しました(笑)。
見守ってしまう演奏でした。

そこで、不思議に思ったことは、アヴデーエワがショパンコンクールの優勝者だということです。
彼女はすごいピアニストなのですか?
ベレゾフスキーやチョ・ソンジンと比べたらどうですか?
この曲を聴いた限り、私の好みで順位を着けてしまうと、
(1)ベレゾフスキー、(2)チョ・ソンジン、(3)アヴデーエワになります。
実際のレベルはどうなのでしょうか?

どなたか、ご意見おねがいします。

A 回答 (1件)

ピアニストにはいろいろなタイプの人がいます。


技巧で圧倒する人、多彩な響きを使い分ける人、歌い方に魅力のある人など様々です。
「指が早く動く=人を引き付ける演奏をする」わけではありません(もちろん最低限の技巧は必要です)。
間違っていたら申し訳ありませんが、質問者さんはなんだか指が速く動くかどうかだけで
ピアニストを評価しているような感じがします。

彼女は指周りの良さで勝負するタイプではなく、
自分にしか作れないショパン像・世界観を構築することで勝負するタイプです。
コンクールではそこが評価されたのだと思います。
私は彼女の演奏を予選も含めてネットで聴きましたが、いいか悪いかは別として
非常によく練られた濃密な演奏をする人だなという印象を持ちました。
特に、幻想曲、マズルカ、スケルツォ4番などは、非常に吸引力のある演奏だったと思います。
協奏曲だと彼女の持ち味はあまりよく出ていないような感じがしました。
よかったら、予選のソロの演奏も聴いてみてください。印象が変わるかもしれません。
(コンクールでは、予選の過程も加味して評価します)
もちろん、テクニックも非常にしっかりとしたものを持っています。
テクニックがないと弾くことだけで精いっぱいで、ああいう演奏はできません。


さいごに・・・
みんながいいと思っている演奏・権威のある人が良いと言っている演奏を
無理やり良いと思う必要はありません。
自分がいいと思う演奏を聴けばいいのです。
おそらく、質問者さんには、同じ女流でもアヴデーエワではなく
45年前に優勝したアルゲリッチの演奏の方が合っていると思います。
彼女のピアノ協奏曲の演奏(特に昔の演奏)は必殺! ウルトラスーパーテクニック!!
といった感じの輝かしく自由奔放な演奏です。
一度聴いてみてはいかかでしょうか。
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この回答へのお礼

丁寧なご説明、ありがとうございました。
今後もたくさんのピアニストの演奏を聴いてみたいと思いました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/01/01 03:25

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