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今日、ニュースでアナウンサーが『金閣寺も雪化粧しました』と言っていたのを聞いて、「雪化粧“を”しました」なのでは?と思いgoo辞書で調べたところ、“を”は必要ありませんでした。

雪化粧
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/225008/m0u/ …
化粧
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/67812/m0u/% …

「化粧“を”する」という言い方は間違いなのでしょうか?

A 回答 (3件)

漢字2文字の漢語に「する」という動詞をつけてサ編動詞にする言葉は沢山あります。


勉強をする勉強する 挨拶をする 挨拶する 運転をする 運転する 掃除をする掃除する

化粧する 化粧をする
どちらも正しいのです。

他の動詞をつける場合は化粧をって言うでしょう。
例えば寝る前に化粧を落とす。
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化粧(仮粧/化妝)という漢字音の熟語ですが、実は国語特有の意義で用いられています。



「けしゃう」とその直音「けさう」はまた、その同意語を重ねた「気はひ化粧(けしゃう)」とされるように、元来「けはひ」の「様子を作る意」に由来し、更にそれを活用させて「化粧(けは)ふ」という動詞として「顔ヲケワフ」などと用いられたようです。

興味深いのは、「けはひ」一般としては「所作・言動や音・匂いなどによってとらえられる様子」であり、「「けしき」が事物の外形を視覚によってとられたものであるのに対して、「けはひ」はばくぜんとした全体的な感じをいい…、「けしき」には「見る」「見す」というが、「けはひ」は「聞く」という。また「けはひ」は自ら発動するものとして「けはひす」というが、「けしき」は「けしきあり」となる。」(小学館「古語大辞典」)

したがって「化粧」には、そもそも動作系漢字音熟語に「する」を付けたサ変動詞化とは異なる次元で、「自ら発動するものとして」その匂うがごとき「全体的感じで」「様子を作る」という意味を尊重すれば、「化粧(けは)ふ」「化粧する」という表現もまた自然なのだと思われます。

この前提から、次のように考えました。

1.雪景色
単純に雪に被われた景色を語るだけなら、「事物の外形を視覚によってとられたもの」として「あたり一面に雪景色が…」の方が無理がないのではないでしょうか。

2.雪化粧
化粧するはあっても、雪化粧という名詞までサ変動詞として用いられるのかは、辞書によって割れているようですが、今のところ動詞としては避けた方が無難でしょう。
「けはひ」のもつ「ばくぜんとした全体的な感じ」で「様子を作る」ものとして、「金閣寺も、うっすらと雪化粧を施こしています」といった表現が落ち着く感じがします。今回のアナウンサーの言い方は、その淡さや美しさに何ら触れようとしていないため、この「うっすらと/美しく」という形容詞が欠けていたこともあって、一層の違和感を覚えさせられたのではないでしょうか。

3.化粧を…
名詞のままでの「化粧を…」に続くものとしては、「…落とす」「…仕上げる」「…し直す」「…拭き取る」「…施す」など、単純に「化粧する」の言い回しでは満たされない、そんな条件や事情が含まれているように思われます。
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> 「化粧“を”する」という言い方は間違いなのでしょうか?



もちろん間違いであろうはずはありません。正しいです。
「化粧する」 は 「化粧」 という名詞に 「する」 という動詞をつけて、「化粧する」 という動詞を生み出しています。
一方の 「化粧をする」 は、英文法式の文法用語を使うなら、「化粧」 が目的語で、「する」 が動詞という関係であるといえると思います。
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