プロが教えるわが家の防犯対策術!

大学の研究室で有機化学の実験をしている者です。

あらかじめTLCによりメタノール:トルエン=15:85においてふたつに分離できることを確かめたのですが、実際にカラムに通すとグラデーションがかるだけでうまくバンド状に分離できません。
私自身が疑問に感じた点が二点あるのですが、どなたか教えていただければ幸いです。

(1)カラムにかける試料の量が適切ではないのでしょうか?
(2)コックを調節して展開溶媒が滴下される速さを調節するといった必要性はあるのでしょうか?
※カラムは直径3cm、高さ45cm、加えた試料2.5g、展開中は常にコックを全開にしていました。

(1)(2)以外にも何か改善すべき点がございましたらご指摘ください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

クロマト一般的な話として,気がついたことを書きます. (そんな訳ですので的外れかもしれませんが) もし,充填剤を自分で充填しのであれば,充填密度が低いことが原因と推定されます.


以下の点を参考にして充填し直してみてはいかがでしょうか?
カラムのコックを閉めて,液相に分散した充填剤を投入します.その際,バイブレーター等で気泡抜きをすることが重要です.充填剤は均一かつ,高密度で充填されていないと分離状況は悪くないます.また,低流速の方が分離状況が良くなるはずなので,コック全開より半開にすべきでしょう.
流速を下げても分離状況が今ひとつである場合,カラムの内径を小さくすることも有効だと思います
ただし,その場合,試料量を少なくしなくてはならなくなります.
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに流速が早かったような記憶があるので、充填密度を高くし、コック半開でもう一度カラムにかけようと思います。

お礼日時:2011/01/05 16:59

(1)(2)ともイエスですね。


さらに、試料を均一に担体(シリカゲルかな)に吸着させて頂上部に乗せるとか、流出速度を初めは遅く最後は速くしてやるなどのテクニックが必要でしょう。
また、混合溶媒が本当に良いのかも考えるべきです。単一溶媒の方が苦労は少ないですし再現性が高いです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。
試料を担体に吸着させて、再度実験したいと思います。
単一溶媒の検討も再度行うべきですね。

お礼日時:2011/01/05 17:02

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!