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南海汐見橋線について

将来構想があることは周知のとおりです。
それにしても、
(1)複線の維持
(2)鉄道の維持
は疑問です。どのような意図があるのでしょうか。
構想実現の折に整備すればいいのではないでしょうか。

A 回答 (7件)

将来の構想とは、大阪圏の鉄道整備に関する1989年の運輸政策審議会の答申において提言された


「南海の高野線の支線である汐見橋線が新設されるなにわ筋線と接続して直通する」事ですね。
2004年の同様の答申でも引き続き提言されていました。
質問者様の二つの疑問について、考えてみました。

(1)複線の維持について:
「南海汐見橋線は30分に一本しか電車が走っていないんだから、なにわ筋線が完成するまでの期間、
それどころか、昔にさかのぼって、高野線の難波乗り入れに伴って閑散路線に転落した時点から、
汐見橋線を一旦複線から単線すれば、線路や架線などのインフラ保守費用の削減が出来て、
鉄道経営上メリットがあるはずだ」と質問者様はお考えになっているはずかと思いますが。
単線化した場合、次述べる“不法占有と時効取得”のリスクがあって、複線を維持せざる得ない、と思います。
つまり、二本の線路の内、一本をはがして遊休地(空き地)にするという単線化を実施した後、
元線路だった空き地に、南海所有の土地にもかかわらず、誰かが侵入して、
資材置き場にしたり、はては家庭菜園にしたりと、不法占有を開始してしまいます。
この不法占有自体が、平穏にある一定期間経過すると、民法の取得時効により、
元線路だった土地の所有者が本来の南海では無く、占有した人になってしまいます。
“不法占有と時効取得”の詳細は以下のWIKIを参照して下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%96%E5%BE%97% …
汐見橋線沿線は歴史的背景上住民の権利意識のかなり強い所なので、
“不法占有と時効取得”のリスクが大きすぎます。
複線化用地の遊休地状態期間が長ければ長い程、益々“不法占有と時効取得”されてしまいます。
そうならないようにと、高いフェンスを設置しても、破壊されて不法占有されるか、
防音壁なら「景観悪化を招いている!」とか「街を分断している!」云々のクレームに留まらず、
権利意識がかなり強いので何かと糾弾されるリスクもあり得るでしょう。
そんな数々のリスクが想定されるならば複線のままが良いと言う事です。
ちなみに、JRの城東貨物線の貨客併用化による“おおさか東線”整備事業の放出駅以北の開業が
遅れに遅れている原因の一つが、25年以上も前の国鉄時代に、
国鉄が複線化用地の遊休地状態を放置して各所で不法占有が起き、それら不法占有を長年放置してしまって、
用地取り戻しで難航しているからだそうです。

(2)鉄道の維持について:
なにわ筋線が完成するまで、休止もしくは一旦廃止して元線路用地を後の復活前提の遊休地として
南海が所有したままであっても、
(1)で記述しました“不法占有と時効取得”のリスクが、休廃止期間に比例して、よりさらに大きくなって、
不法占有者によって家屋を建てられて、居住でもされたら、
後に復活する際に、おおさか東線みたいに、土地を巡る争いで開業遅延など、かなり面倒な事になるので、
結局、維持した方が良いでしょう。
汐見橋線や城東貨物線に限らず、
都市圏において、複線化等の線増用準備用地もしくは廃線等の元線路だったなどの鉄道会社の遊休地が、
いつのまにか不法占有されてしまい、資材置き場とか、家庭菜園とか、はては家屋を建てられてしまったりする事は、
特に前世紀には、よくある話だそうです。


以下、なにわ筋線についての個人的な見解:
南海の主要路線が汐見橋線経由で以てなにわ筋線へ直通する構想自体、
「バブルの頃の答申から20年以上経って情勢が変わった今となっては、正直言って何のメリットがあるのか?」
と疑わざる得ない程、愚策です、言い過ぎになりましたが。
やはり、難波駅経由で南海の主要路線がなにわ筋線へ直通するべきです。
言い換えれば、なにわ筋線と南海は汐見橋駅では無く難波駅で接続するべきです。
難波接続の方が、南海の主要路線のユーザーのみならず、なんばパークスと称する都市再開発を代表される様に
南海のターミナルである難波に長年多大なる投資を行ってきた南海自身にとっても、大きなメリットがあるはずです。
また、御堂筋線の混雑緩和にも役に立つでしょう、但し市交通局は収入減となり困るが。
難波接続も当局によって調査されて否定もされていないので、汐見橋接続では無く、便利な難波接続に変更されるでしょう。
当初の答申通りとはならず、後に変わることは、よくある話です。そうなれば、汐見橋線は廃止になるでしょう。

以上。
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>休止しておいて復活させるのはダメですか?



災害復旧等止む得ない事情であれば別ですが、赤字理由の運休は、自治体や地元との協議に時間を要し、協議が整っても、実際に運休すれば、事業免許の取り消しに繋がる可能性があります。
つまり、赤字で運休するけど、なには筋線への乗り入れには手を上げる。
こんな身勝手な行為は、都市交通審議会で答申されるよしもありません。
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南海電鉄としては、北への進出は悲願です。


堺筋線計画の折も、天下茶屋からの乗り入れには相当前向きであったようです。
ただ、余りにも規格が違い過ぎるので、技術的にも困難との判断から断念した経緯があります。

現状、仮称なにわ筋線は構想段階で、計画の具体化は進展していません。
しかし、廃線にするには、地元の合意が得難い事。
一旦、廃止すると改めて事業免許が得難くく、将来の目を摘む事になります。そう言う事も含め温存しているものと思われます。

以下は、なにわ筋線についての個人的な予測です。
多分、JR難波・汐見橋⇔梅田北ヤード付近までは、上下分離方式(インフラ整備と運営を分離)になると思います。
しかし、梅田北ヤード付近⇔新大阪は、JRの敷地や既設線路の活用が現実的です。
そうすると、第三種鉄道事業者ではなく、JR自ら第一種鉄道事業者として整備する方が現実味があります。
つまり、南海の進出は梅田止まり。新大阪への乗り入れは可也難しい状況になると思います。
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南海電鉄としては、北への進出は悲願です。


堺筋線計画の折も、天下茶屋からの乗り入れには相当前向きであったようです。
ただ、余りにも規格が違い過ぎるので、技術的にも困難との判断から断念した経緯があります。

現状、仮称なにわ筋線は構想段階で、計画の具体化は進展していません。
しかし、廃線にするには、地元の合意が得難い事。
一旦、廃止すると改めて事業免許が得難くく、将来の目を摘む事になります。そう言う事も含め温存しているものと思われます。

以下は、なにわ筋線についての個人的な予測です。
多分、JR難波・汐見橋⇔梅田北ヤード付近までは、上下分離方式(インフラ整備と運営を分離)になると思います。
しかし、梅田北ヤード付近⇔新大阪は、JRの敷地や既設線路の活用が現実的です。
そうすると、第三種鉄道事業者ではなく、JR自ら第一種鉄道事業者として整備する方が現実味があります。
つまり、南海の進出は梅田止まり。新大阪への乗り入れは可也難しい状況になると思います。

この回答への補足

単線化するとか、休止してバス代行輸送にするとか、
廃止が難しいのは皆様の言われるとおりです。
休止しておいて復活させるのはダメですか?
いちばん経費がかからない方法と思うのですが。

補足日時:2011/01/11 16:09
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南海電鉄としては、北への進出は悲願です。


堺筋線計画の折も、天下茶屋からの乗り入れには相当前向きであったようです。
ただ、余りにも規格が違い過ぎるので、技術的にも困難との判断から断念した経緯があります。

現状、仮称なにわ筋線は構想段階で、計画の具体化は進展していません。
しかし、廃線にするには、地元の合意が得難い事。
一旦、廃止すると改めて事業免許が得難くく、将来の目を摘む事になります。そう言う事も含め温存しているものと思われます。

以下は、なにわ筋線についての個人的な予測です。
多分、JR難波・汐見橋⇔梅田北ヤード付近までは、上下分離方式(インフラ整備と運営を分離)になると思います。
しかし、梅田北ヤード付近⇔新大阪は、JRの敷地や既設線路の活用が現実的です。
そうすると、第三種鉄道事業者ではなく、JR自ら第一種鉄道事業者として整備する方が現実味があります。
つまり、南海の進出は梅田止まり。新大阪への乗り入れは可也難しい状況になると思います。
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将来構想はかなり具現化しております、というか南海は新大阪延伸が悲願でもあります。

ですのでその時が来るまで何もせずに現状を維持するという事に関しましては一番費用が掛からない手法として有効と思います。運休するにしても線路維持には費用が掛かります。僅かでも運賃収入を得る事は鉄道会社にとって必要な営業努力です。
(1)(2)を疑問に思うという事は、一旦南海は手放せば良い、それとも(1)だけなら単線化工事とか、そういう意味でしょうか。確かに潮見橋線は赤字路線です。しかし新たに新設となればそれ以上の甚大な費用が発生する事は想像に堪えません。確かに設備は使えば使うほど消耗はしますが、使わずに風化させたら全く使い物にならなくなります。
また、一時的にせよ路線を廃止し商用地などに転換するとした場合、近い将来に鉄道会社に返却が決まっている土地にどれほどの企業が出展するのか、もし住宅転換だったらどれだけの家が建つのか、まず殆ど買い手はないものと思われます。

この回答への補足

単線化するとか、休止してバス代行輸送にするとか、
廃止が難しいのは皆様の言われるとおりです。
休止しておいて復活させるのはダメですか?
いちばん経費がかからない方法と思うのですが。

補足日時:2011/01/11 16:09
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古い銀塩カメラみたいなもんで、「将来何か使えるかも知れないし、とりあえず置いておく」という感じでしょうかね。

廃止するとしたら手続きも周辺住民との交渉も面倒だし、放置して再開するというのも面倒なコトがあるし、大してコストもかからないからそのままにするか・・・と。

南海の場合、加太線や高師浜線、多奈川線など、今や置いといても意味が無いけどとりあえずやっておくか・・・という路線って他にもあると思いますし、先行き何かありそうな汐見橋線(高野線)より、そっちの方がよっぽど先の話だと思いますよ。

この回答への補足

単線化するとか、休止してバス代行輸送にするとか、
廃止が難しいのは皆様の言われるとおりです。
休止しておいて復活させるのはダメですか?
いちばん経費がかからない方法と思うのですが。
加太線、高師浜線、多奈川線の状況は知りませんでしたが
将来はあるのでしょうか。

補足日時:2011/01/11 16:10
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