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剣道の防具の起源は何ですか?
どうして防具を装着するようになったのか教えてください.

A 回答 (5件)

鎧と防具とは形こそ似ていますが、両者は別物であると考えた方が良いと思います。



剣道の防具は、甲冑剣法が廃れて素肌剣法の時代(江戸初期)となり、竹刀が普及するにつれて、稽古における身の安全を確保するために徐々に形を整えてきたものです。結果として、面・胴・小手・垂が揃ってまるで鎧のように見えるかもしれませんが、初めからあのような形であった訳ではないのです。

初期の防具には、面布団はありませんし、突垂もありません。それどころか、「胴」「垂」すら存在していなかったようです。完成した防具の姿かたちを知る我々から見ると、とても間抜けな形ですが、それが当時の防具でした。

戦国時代の剣術は、甲冑を着けて戦うことを想定したものでしたが、江戸時代になると平時における戦いを想定したものに変化し、構えも大きく変わったようです。例えば同じ上段でも、戦国時代の構えは、ほんのわずかに顔のあたりに手を上げるだけですが、現代剣道の上段は、頭上高く構えます。この違いがどこからくるかというと、前者では鎧を着装した状態を、後者では鎧をつけていない状態を想定しているからです。

そして、現代剣道は後者の直系の子孫です。現代剣道は鎧を想定していないのです。

組太刀や形稽古をしている限りは、防具は不要です。しかし、竹刀による打突を行うようになると安全確保のために、防具の原型が発生し、徐々に進化して現代の形(面・小手・胴・垂)になったということだと思います。

身を守るという目的が同一であるために、進化の結果としてよく似た形になったということではないでしょうか。
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弥生時代の埴輪に、鎧を着た武人像があります。


防具の起源と言うならば、そこまで遡ることに
なりましょう。
勿論、自分の身を守る為に装着するようになりました。
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>剣道の防具の起源は何ですか?



下記サイトの研究者(中村民雄氏)によると、防具の発生は江戸初期(1661年~81年)であり、防具として完成させたのは直心影流で、その次期は江戸中期(1711年~16年)とされています。

>どうして防具を装着するようになったのか教えてください.

江戸初期の剣術諸流派の稽古は、柳生新陰流を除いて、ほとんどが組太刀や木刀による形稽古でしたが、形式的な組太刀や木刀による形稽古に飽き足らなくなった人たち(流派)が、より実戦に近い形での竹刀による打ち込み稽古を採用するようになりました。

そして、竹刀が普及するにつれ、稽古における安全性を確保するために、防具が発達し着用されるようになったのだと思います。

さらに、江戸中期には、竹刀打込み稽古法を採用するか否かが勢力消長の大きな分岐点となり、このころを境に剣術諸流派は、それまでの組太刀や木刀による形稽古法から竹刀による打込み稽古法へと大きく転換していったのです。

参考URL:http://www2.educ.fukushima-u.ac.jp/~kuro/nakamur …
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この回答へのお礼

ご返答ありがとうございました!
質問を締め切ってポイントを入れようとしたのですが,なぜかhakkeiさんだけはポイントを入れると再度編集しなくてはいけなくなり,ポイントを入れることができませんでした.
すいません.
ご解答,大変参考になりました.

お礼日時:2003/09/07 23:43

おはようございます。


参考になるかどうか?URLを貼っておきます。

防具を付けるようになったのは江戸時代です。何故装着するようになったかは・・・盛り上げる為?ですかね。

参考URL:http://members.at.infoseek.co.jp/tsubasa_kendou/ …
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全日本剣道連盟HP(↓)に説明があります。


「剣道とは」の所をクリックして下さい。下のほうの「剣道小史」という所に説明があります。

防具を着けるようになったのは江戸中期だそうです。
泰平の時代が長く続き、実戦的な剣道よりも技の華麗さを重んじるようになったことと関係があるようです。

・・・と言われても、実は私もよくわからないのですが。。。

参考URL:http://www.kendo.or.jp/
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