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ミックスボイスを習得したい!です。

裏声はきれいにだせるようになりました。が,地声と裏声の境目があまらにもわかりやすいです。

部屋で練習してるのですが、大きな声で歌うと家族にばれてしまって恥ずかしいのであんま練習にならないんです。

小さな声でミックスボイスを習得するのは無理でしょうか?

A 回答 (2件)

かなり古い質問ですが、先の方の回答に少し誤解を生みそうな内容があったので、検索などでこのページを見られる方のためにも補足です。



ミックスボイスの習得に関しては、特にトレーニングの初期の段階では小さな声で構いません。
むしろ、小さな声のほうがチェストボイスからヘッドボイスに滑らかに移行する感覚が早くつかめるので、ちゃんとミックスボイスを教えられるボーカルの指導者などは、だいたい小さな声からトレーニングさせます。

しかし、ある程度トレーニングが進んだ段階では、やはり大きな声でもトレーニングできた方が練習は進めやすいと思います。

小さな声のトレーニングではスムーズに上下が繋がっているように感じられても、それを少しずつ強い声にしていくと、どうしても境目でひっくり返り易くなります。
そのひっくり返りが起きるより少し手前ぐらいの声量でエクササイズを続けることで、必要な筋肉が鍛えられ、少しずつ強い声でもチェストボイスとヘッドボイスを滑らかにつなぐことが可能になります。

ミックスボイスを出すのに、力はいらない、筋力はいらないとよく言われますが、出来なかったことが出来るようになるというのは、単なるコツだけではなく、やはりそれをやるために必要な筋力が鍛えられているからです。
この場合は、チェストボイスとヘッドボイスの間で、声のひっくり返り=裏返りを起こさずにミックスボイスの状態をキープするための筋力が鍛えられているのです。

これは発声時の呼吸に使う筋肉にも言える事ですが、筋肉を鍛える目的というのは、なにも高い声を出すために大きな力、強い力が必要だからと言うことではありません。
しかし、ミックスボイスのように微妙なバランスを保ちながら、声を自由自在に操る繊細なコントロールするというのは、そのために必要な筋力に余裕があってこそ可能なことであり、その為に最低限必要な筋力と、継続的なトレーニングによって柔軟性を身につける事が非常に大事なのです。
こういった歌唱に必要な筋肉を充分に訓練することで、自然に思い通りに声を操れるレベルにまで自分の体を楽器として扱いやすくする、それが全てのエクササイズの最終的な目的です。

そのようなよく調整された体で歌を練習するからこそ、発声を意識せずに、感情表現や音色そのものに集中することが出来るのです。
次はどこの筋肉にどのように力を入れて・・・のようにいちいち発声を意識しながらでは、本当にいい歌は歌えません。


さて、喉の筋肉群というのは、訓練しなければなかなか独立して個別にコントロールできないもので、大抵は周辺の筋肉が同時に動いてしまいます。

ですから、発声法を指導する場面でも「この部分の筋肉に力を入れて」のような直接的な表現ではなく、「○○のような声を出して」のような感覚的な表現を多用します。その方がかえって正解に早く近づける場合が多いからです。余談ですが、このたとえのバリエーションや、生徒にあわせた的確さが、指導者のセンスであり、力量のひとつの目安であるとも言えるでしょう。

トレーニングをごく弱い音から始めるのも同じ理由で、なるべく余計な部分に力を入れずに、必要な筋肉をピンポイントで鍛えられるからです。
ちなみに最近ではよく知られているリップロール(唇を振るわせるプルルルルと言う音)やタングトリル(巻き舌を振るわせるトゥルルルルと言う音)なども、この余分な力みを排除するためのものです。

そもそも喉や口周りに余分な力みがあると、プルルルル・・・と言う音が出し続けられません。そのため、「Uh...」などの声だけで発声練習するよりも余計な力みを自覚しやすいので、ミックスボイスを習得するためのエクササイズとしてよく使われます。

慣れれば、「Uh...」「Ah...」などの母音だけでも、これと同じ効果のある発声練習が可能です。


さて、歌のトレーニングを始めた初期の段階で、この筋肉が元々どの程度鍛えられているかは、人によってかなり個人差があります。
普段の喋り方などによって、この筋肉が比較的よく使われている方もいれば、全くと言っていいほど使わない方もいるからです。

ですから当然、ミックスボイス習得にかかる期間も変わってきます。少しコツをつかんだだけで、2、3ヶ月でそれなりにミックスボイスが出せるようになる人から、1年ぐらいトレーニングしなければ習得できない人まで、様々です。

ただし、もし後者でも悲観することはありません。練習環境やトレーニングに使える時間、頻度によっても違ってくるでしょうが、どんなに時間がかかっても、必ずミックスボイスは習得出来ます。


最後に、トレーニング時の声量についてもう少し補足します。

普通の筋力トレーニングの場合は、安定して同じペースで成長するためには、筋肉の発達に応じて少しずつ負荷を大きくしていく必要があります。しかし、ミックスボイスをキープするために必要な喉の筋肉は、継続的なトレーニングによって、柔軟性を身につけることが大事ではありますが、さほど大きな負荷をかけなくとも、つまり小さな声のエクササイズでも筋力と言う意味では充分に訓練出来るでしょう。

しかし、もうひとつ理解しておくべき重要なポイントがあります。それは、ミックスボイスを保つための力のバランスが小さな声と大きな声では違うと言うことです。そのため、小さな声の練習だけでは大きな声で歌うための感覚が掴めないのです。これを掴むにはやはりある程度の声量でトレーニングする必要があります。

チェストボイスからミックスボイスにはいり、ヘッドボイスに移行するポイント(高さ)は、声量によって変わってきます。
小さな声では、比較的早いうち(低い音)にミックスボイスに入りますが、ある程度の声量では、それよりも少し上の音からミックスボイスに入る事になります。
小さな声でも大きな声でも、思い通りに、スムーズに行き来が出来るようにするためには、小さな声の練習だけでは不十分なのです。

小さい声で練習している時は歌えているのに、大きな声で歌おうとすると上手く声が出ない、ひっくり返ってしまうと言う方が多いのもこのためです。

最初は小さい声でもゆくゆくは大きな声で練習できたほうがいい、と言ったのはこういった理由からです。


質問者さんは声を充分に出せる環境が無いと言うことですが、同じような環境の方は、普段は小さい声で練習しても構わないので、週に1、2度程度はカラオケなどで普段より少し大きな声でもエクササイズし、感覚を確認しながらトレーニングするのが現状では最良かと思います。
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いろいろな人の意見を総合すると


小声で練習をしていると家ではミックス出来ているように思えても
カラオケでは声量を出そうと声帯を力ませてしまってミックスできないということです
小声だと本人だけがミックスだと思っている発声「なんちゃってミックス」に陥りやすいようですよ

自分はカラオケ時と同じ声量で家でも練習していて
小声で練習していたことがないのですが
ミックスに限らず歌の練習は声量を出さないと
効果的な練習にはなりにくいとは思います
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