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今回の大不況、大不景気が、
アメリカのサブプライムローンというローンの組み方?が
問題であったのは分かったのですが、
それが、どうして、このような大不況、大不景気につながったのかが、
いまいち分かりません。

サブプライムローンとは、
低所得者に高い金利で、お金を貸すというローンであるのは
分かるのですが、
ま、それが、結局返せない状況になれば、ローン会社が困るというのも
分かります。
極端な例でいえば、みんな返せませんとなったら、
ローン会社がつぶれてしまうことも分かります。

けど、そこからが、よく分かりません。
投資家が、金融商品にサブプライムローンを組み込んだ?とか。。。
投資家の方も、投資をしたいために、
サブプライムローン会社からお金を借りたということなのでしょうか?
正直、ちんぷんかんぷんです。

このサブプライムローン問題をもう少し、
素人にでも分かるように説明して下さると、
大変助かります。

どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 サブプライムローンとは収入が高くなく融資を受けられない人向けに設定されたローン(主に住宅向け)です。

債務履行の信頼性が低いので金利は高く設定されています。

 2000~2002年にかけITバブルにより痛手を負ったアメリカ経済が不況にならないように金利を引き下げ住宅バブルをおこさせようとします。住宅は売れるようになりますが、優良な借り手が徐々に減り市場は飽和状態になりつつありました。

 この時に生み出されたのがサブプライムローンです。サブプライムローンができたことで住宅はふたたび売れるようになります。しかし銀行にはローンとして貸出しできるお金がなくなっていきます。このためいくつものローン債権を集めリスクを分散し小口証券化して、投資家に販売し資金を調達し始めました(RMBS債)。

 アメリカでは住宅を販売するため購入当初数年間は金利を抑えたり、金利のみの支払いにしたりと債務者返済負担を軽くすることが普及します。これが追い風になりさらに住宅販売数を増やしていきます。そして住宅の販売価格は上昇していきます。販売価格が上昇する間は、債務者は返済に行き詰っても住宅を販売することで返済資金を調達することが可能で破綻は表面化しませんでした。

 ところで証券化したとき、格付け会社によって格付けされるのが通例です。本来であればリスクが高く格付けが低くなる商品でしたが、住宅価格の上昇を背景にリスクが少ないとみなされ高い評価を与えてしまいます。このため証券は世界各国で購入されていきます。またさらに儲けようと証券をかき集め新たに証券商品を作るというわけの分からない状態になります。

 しかし住宅価格の上昇は永久に続くわけではありません。サブプライムローン問題が発生する1、2年ほど前からそれまでよりもさらに収入が低い人向けにも住宅ローンで住宅を販売し始めます。そして1年後、延滞や担保となる住宅(不動産)を銀行に返してしまうデフォルトが発生する件数が増えてしまいます。

 アメリカは日本と違いノーリコース・ローン(ローンが返済できないときは、担保となる不動産を銀行に返せば返済終了)なので銀行は返ってきた物件を競売にかけて売却しないと損をしてしまいます。でも競売で売却するということは住宅価格の下落を意味します。

 やがて売り手が多数に対し買い手がいなくなります。どういう事が起こるでしょうか。ほとんど値段が付かなくなってしまうのです。当然、住宅ローンに裏付けされていた証券も格付けを下げられ暴落を余儀なくされます。

 こうしてサブプライムローンの証券(RMBS債)を保有していた金融機関や投資家は損をし一部金融機関は破綻へと追い込まれていったわけです。

 多少、削った部分やあとの展開はリーマンショックなどでよく知られているので省いていますが、概ねこんな感じかと思います。参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

長くに渡って、文章を書いて下さり、
大変だったと思います。

本当に恐縮致します。。。

詳しく書いて下り、より、サブプライムローン問題というのが
分かってきました。

けど、せっかく書いて下さったのに、
やはり、住宅ローンを小口証券化するというところで
行き詰ってしまいますね。。。

金融に対して、まったく疎い(管さんじゃありません)ので・・・。

証券化して投資家に売る。

投資家が株や国債、社債を買うのは、
利益が得られるからなんだと思うのですが、
他人様の住宅ローンをどうして、
投資家が肩代わりすると言うのでしょうか??

ちょっと難しいですね。。。(恥)

お礼日時:2011/01/28 19:39

>住宅ローンを小口証券化するというところで行き詰ってしまいますね。


 証券化は確かにイメージしづらいかもしれません。

 少し詳しく書くと住宅ローンは金融機関が借り手に貸し出しをしている(債権)わけですが、金融機関はその債権を証券発行体に売却します。証券発行体は債権を裏付けに証券を発行します。発行された証券を投資家などが購入するという形になります。

いくつかわかりにくい単語が出てきましたが意味は下記のような感じです。

■発行体
債券を発行する会社などの団体。この場合は証券を発行する団体。なおこの目的にだけ設立した会社をSPC(特定目的会社)と呼びます。

■裏付け
裏打ちされた物。この場合は証券の価値を保証するものとなりローン債権の価値を指します。

■証券
正式には有価証券で、財産価値がある紙切れです。この証券という形態は取引額を分けたり(これを小口化)、簡単に譲渡できるメリットがあります。取引額を分けることで投資家が買える価格になり販売しやすくなります。

>他人様の住宅ローンをどうして、投資家が肩代わりすると言うのでしょうか??
 国債、社債はそれぞれ国、会社が金利をつけて貸し手である投資家に返しています。この場合は国や会社の役割を借り手が行っている形になります。金融機関から住宅ローンを回収する権利を買ったというイメージでしょうか。
 住宅ローンも国債などと同様に金利が発生しています。そして先程の回答に書きましたようにサブプライムローンには高い金利が設定されています。しかも格付け会社が高い格付で安心ですよと太鼓判を押したから、ローリスクでハイリターンな魅力的な商品に見えたのです。

というような感じですがいかがでしょう?

この回答への補足

回答して下さった、お三人様、
本当にありがとうございました!

皆さまにポイントを差し上げられないのが
本当に申し訳ない限りです。。。

どうぞお許しください。

補足日時:2011/01/29 11:26
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この回答へのお礼

本当にこんなにも丁寧に説明して下さって、
申し訳ない限りです。。。

本当に感謝します!

また、より一層分かった気がします!

本当にありがとうございます!

お礼日時:2011/01/29 11:24

「ローンの証券化」とは簡単に言ってしまえば


「お金を返してもらう権利」を分割して誰かに売ってしまうことです。

たとえばローン会社は住宅ローンとして「100万円返してもらう権利」を持っているとします。
これを9万円ずつ10人に売ってしまう。
絶対返してもらえる100万円なら、90万円で売ってしまうと損してしまうのですが、
返してもらえるかわからない場合、少し安くでも現金化してしまった方がいいからです。
手元にあるガラクタ品をごまかして人に売りつけるということです。

後になってこれがガラクタ品だったということがわかってきて、
みんな大騒ぎしたのです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!

噛み砕いた形で、回答をして下さり、
かなり分かるようになりました!

そんなことが出来てしまうのですか!!
ちょっとびっくりです。

これって詐欺っぽい感じがしますけど、
投資家の方たちは、気づかないで、
購入してしまったのでしょうかね。。。

売る方は口がうまいから
騙されたのかも知れませんが。。。

本当にありがとうございました!!

お礼日時:2011/01/28 13:35

アメリカでは一般の人が借りた住宅ローンを纏め、証券化して販売するのが一般的なようです。

これを銀行や機関投資家がリスクを負って買うのです。中には、他の金融商品と組み合わされて見た目では分からないものもあったようです。更に格付け会社がいい加減な高い格付けを行なったり、不動産価格の上昇も伴いバブルみたいになったのも原因でしょうか。
間違っているところもあるかもしれませんので、詳しくは↓もご覧ください。
http://allabout.co.jp/finance/gc/9900/
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます!

参考URLを付けて下さり、
恐れ入ります。

住宅ローンを証券化。。。
これはやはり素人にはわからない話なのかも知れませんね。

ありがとうございます!

お礼日時:2011/01/28 11:55

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