プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

プロボノについて、よくわからないので質問させてください。

プロボノとは、プロがそのスキルを生かして社会貢献(ボランティア)をするということだと思いますが、
その場合、同じ人が提供するサービスの中に、
実際に仕事として(お金をもらって)するサービスと、
ボランティアとして(お金をもらわないで)するサービスがある、ということですよね。

スキルを持っているけれど、その仕事には就いていない人がボランティアをするというのは納得できるんですが、
プロがボランティアで同じようなことをする(質や形態などは多少違うのかもしれませんが)のは、
何となく、サービスを受ける人に不平等が生じるような気がします。
それは問題にはならないのでしょうか?

たとえば、弁護士なら、
ふつうは相談にはお金がかかるのに、
経済的に苦しい人のためにボランティアで相談に乗り、助言するという例もあるのでしょうか。
その場合、本当にその人が経済的に苦しいのかどうか、確かめるのでしょうか。

何となく釈然としないので、どなたか教えていただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

 なかなか興味深い質問ですね。



 独立して事業を営む専門家は、普通、依頼人(」クライアント)の求めに応じて仕事を引き受けます。その際、合理的な理由がない限り、断ったり、料金に差をつけることはしません。専門家としての職業倫理でしょうか。

 プロボノに限らず、一般にボランティアやNPOは、自分たちの価値基準やミッションに従って、仕事をするかどうかを決めます。別の言い方をすれば、自発性や利他性が仕事に取り組む動機です。逆に、不公平かどうかは、あまり気にしません。公平を重視する行政は、どうしても動きが遅くなります。ボランティアは、自分の判断で行動します。もちろん、これは極端な場合ですが。

 お気づきのように、それでは際限がなくなる可能性があります。だからプロボノの場合は、たとえば週1回3時間と決めておいて、その時間内にできる仕事しか原則として引き受けません。

 学校の先生もそうですね。必要であれば、居残りしてでも学生の面倒を見ます。ほかの学生に不公平になるからといって断る先生を尊敬できますか。

 もちろん、本当に困っているかどうかまず確かめる専門家もいるでしょう。あまり気にしない専門家もいる。それぞれの判断にお任せすることだと思います。

 アメリカのあるプロボノ仲介業の場合、専門家の支援を求めている非営利団体は、仕事の内容と期限、予算などを書き込んだ申請書を提出し、それに見てやりがいがあると感じた専門家が名乗り出る仕組みです。団体は謝金は支払いませんが、経費は負担します。片手間ではできない仕事は、引き受け手がみつかりません。
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この回答へのお礼

あまり深く考えず、社会の役に立ちたいと思ったら、できる範囲で行動する、ということですね。
私は深く考えすぎたような気がします。

大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2011/02/22 22:02

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