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今回の新燃岳の噴火でも衛星写真で見ると噴煙は東側にたなびいています。
でも風は低気圧に向かって吹くわけですから、常に西風が吹くとは限らないと思います。
富士山が噴火した場合、火山灰は東京には降るが浜松には降らないと言えるのでしょうか?

A 回答 (3件)

今回の新燃岳噴火では、冬の季節風の風向に制約されてもっぱら東側に流れています。

あまり高度が高くない噴煙は地表近くの風向に左右されます。実際、2月18日には火口南西の霧島市、姶良市側に灰が降っています。高度約1万メートル以下の対流圏内の噴煙は、その時の気圧配置による風向に降灰分布は左右されます。桜島でも冬は大隅半島側、夏は薩摩半島側に噴煙が流れやすいですね。

これが高度1万メートルを越えるようなプリニー式噴火になると、日本では偏西風の影響を受けるので、もっぱら火山の東側に降ることになります。ただし大型のカルデラを作るような極めて規模が大きな噴火の場合、対流圏・成層圏境界での水平方向への広がりも無視できないので、東側より小さいとはいえ火山の西側にもそれなりの分布を示すことがあります。
(たとえば姶良カルデラを作ったAT火山灰の分布。http://www.geocities.jp/horiuchihiroe/tishitu/ti …

富士山の場合、1707年噴火のようなプリニー式噴火による降灰は、偏西風の影響を受けるので“大部分は”東側に降るとは言えます。しか例えば台風のような極端に風向が通常と違う場合には、その限りではないのも確かです。まあ卓越風の風下側に降る確率が高い、くらいに考えておけばよいかと思います。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

>高度約1万メートル以下の対流圏内の噴煙は、その時の気圧配置による風向に降灰分布は左右されます。

日頃の疑問が解消されました。

お礼日時:2011/03/03 22:59

風向き(大気の流れ)に従って上昇したモノが落ちてくるわけですから、東に限定したことではないですよねぇ。


噴火した火山灰は数千メートルの上空に達するわけですから、地上の風向きに限定してもダメですよねぇ。
低気圧は上昇気流の中心、高気圧は下降気流の中心で風向きは位置関係で決まると思います。
他に、偏西風ってのがあって、これの影響が大きいって事でしょうねぇ!
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

お礼日時:2011/03/01 21:09

火山近くなら確かに地表の風の影響を受けますが、大きく吹きあがった噴煙はかなり上空まで噴き上がりますので、上空の偏西風に乗ります。

偏西風は地球の自転が影響して吹く風で安定して流れていますので、必ず噴煙は西に流れるわけです。

ということで、富士山の場合、富士宮とかだと降る可能性はありますが、浜松には多分やってきません。これは「関東ローム層」などの土の成分分析でも分かりますよ。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。

>火山近くなら確かに地表の風の影響を受けますが、大きく吹きあがった噴煙はかなり上空まで噴き上がりますので、上空の偏西風に乗ります。

新燃岳の噴煙が上空2000mと言われていますので、偏西風の高さに達しているのかどうかが疑問として残るのですが

お礼日時:2011/03/01 21:08

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