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保守的の意味??

人あるいは集団、県民性等に使う場合の”保守的”の意味を教えてください。

たとえば
「あの人は保守的な人だ。」
「あの組織は保守的だ。」
「●●県は保守的な県民性なんだよ」

などです。

最近では、変化を望まない=保守的 という解釈で使われることが多いように思うのですが、
これで正しいのでしょうか。

人あるいは集団、県民性等を保守的と形容する場合の言葉の意味を解説していただけませんでしょうか。

よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

保守と革新などは、使った人・使われた国・時代的背景etcによって色々とブレがあるので、「保守とは○○だ!」といった定義付けというのはなかなか難しい問題です。


なので、以下は一般的な定義付けであり、使われた状況によって当てはまらない事もあるので注意してください。

保守主義という言葉が現れたのは、18世紀の英国の政治家エドマンド・バーク(Edmund Burke)という人が、『フランス革命に関する省察(以下、省察と略)』という冊子を作った事から始まるとする説が普通です。
彼は「保守主義の父」であり、『省察』は保守主義者の聖書ともなっています。
彼が『省察』を書いた背景には、フランス革命があります。
「フランス革命」によって半ば強引に王政が倒され、フランスは共和制へと移行しました。
しかし、その急激な変化には暴力が伴うなど、マイナス点も多くありました。
そうしたマイナス面を指摘しつつ、「人間のあらゆる制度の基礎」を「歴史」に置き、長い時間をかけてゆっくりと培われたモノだけが永続性を持つと主張しました。
保守主義は決して変化を拒絶するのではなく、変化は歴史の流れに逆らわず、しかし漸進的に改革されながら国が続いていくとしました。
具体的には、法の支配・王室の血縁による相続・私有財産の保持・伝統、慣習の存続・保守と修正の二原理 などを主張しました。
これが近代保守主義の伝統的な考え方となりました。

>変化を望まない=保守的

保守主義は変化を望まないのではなく、あくまでゆるやかな改革・変化によって時代に合わせていこうという考え方です。
現在の日本にあてはめると、天皇制の維持・日米同盟の重視・経済優先主義・資本主義の重視・家父長制など伝統主義・小さな政府指向・改憲論などが特徴的でしょうか。
また、今まで学校教育などで行われてきた歴史を「自虐史観」という独自の用語を用いて批判し、時には国粋主義的な言動に至る場合もあります。
国粋主義については、それが行き過ぎるとファシズムの台頭に繋がるので、その動きには注視が必要ですね。(ファシズムなナチズムが独裁制なので左翼と思ってる人もいますが、れっきとした右翼です)
政党で言えば、自民党が保守、民主党が革新とされています。
とはいえ、日本の政党はイデオロギーで集まったというより議員個人個人の利害で集まっている面があるので、一概にいえないのが現状です。
自民党から離党者が出て分裂したり、今の民主党がまとまらなかったりするのもその辺りが原因の一つですね。


とまぁ、以上が一番オーソドックスな定義付けでしょうか。
ただ、保守と革新、右翼と左翼というのは、かなり幅があるのにも関わらず、使いやすい・ついつい使ってしまう用語でもあります。
なので、「ネット右翼」という言葉のように、本来の定義からは外れているのに、表面的な主張が一見にているために用いられることもあります。
なので、使う人・使われた場面・使われた時の文脈などなどを注意深く観ていかないと、その人の真意を測り間違えることになります。
お気をつけ下さい。

ではでは、参考になれば幸いです。
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>最近では、変化を望まない=保守的 という解釈で使われることが多いように思うのですが、


これで正しいのでしょうか。

最近はそうでもないです。例えば、憲法9条では護憲派が、革新的とか言われていますよね。

でも改憲派が革新的なのであって、護憲派は保守的ですよね。

要するに保守という言葉はサヨクの人(日本を壊して喜ぶ人たちのことで左翼とは違います。)が、疎んじて使っている側面が最近強いと思います。さらに、それが進んで、ウヨとか呼ぶようですが、こうしたレッテル貼りはもともと、サヨクのお家芸でしたからね。

また、保守という言葉は、もともといる人たちの利益を守ることを是とする。そういう意味もありますね。

したがって、リベラル(革新)というのは新しく入ってきた人の利益を守り、もともといた人たちの利益を相対的に減らしてもいいという意味でもあるでしょう。みんな仲良くと言いますが、新しく入ってきた人は競争が前提で入ってきていますので、どんな状況でも関係ないですが、元々いた人たちは、競争が終わって安定的に暮らしていたので、新しく入ってきた人たちが競争を仕掛けると、生存が難しくなってしまいます。どちらがいいかは難しいところですが、強いて言えば、新たに入ってくる人には、もともといた人が生存できる条件を守った上で競争をするのが後から来た人のマナーだと思いますが、リベラルという人たちは、自分たちこそが正しく新しいと思っていますので、そんなマナーなどどこふく風で、そこに昔からあったコミュニティーを結局のところ破壊してしまう傾向がありますね。そしてその破壊をリベラルの人は進歩と呼んでいるのではないかと思います。

と、いうわけで、競争好きで常に破壊し新しいものを構築、以前からいた人を蹴ちらすか感化する人が革新的。

したがって、競争が前提となっていて、常に、新しいものが古いものを壊しつつ前進する都会が革新的。

一方で、昔からそこにいて競争を好まないで元々いた人たちの利益守ろうとするのが保守的。でしょう。

したがって、競争よりコミュニティーの維持を重視する田舎が保守的。

こんな使い方になると思います。都会はかっこいいけど、どこか世知辛く厳しい。田舎は変わらないけど、人情に厚い。こんな感じでしょうか?
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基本的には、排外主義かな。



「あの人は、保守的な人だ。」 → 他人なんて信用なんねぇ。俺のやり方でやる。
「あの組織は保守的だ。」 → 知らねぇ奴は入れるなよ。俺たち仲良しこよしよ。
「●●県は保守的な県民性なんだよ」 → よそ者は入れちゃなんねぇだ。神様の祟りに合うだよ。
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政治的な”保守”の意味をも含んで、それよりもっと広い一般的な意味としての”保守”とはなんぞや? でしょうか。


「あの人」とか「あの組織」とか「ナニナニ県」とか、例を挙げられてますので。

>最近では、変化を望まない=保守的 という解釈で使われることが多いように思うのですが、
>これで正しいのでしょうか。

それで正しいです。
というか、それ以外になんと答えようが有るのか。

格言として、
■「上手く行っている事象には手を出さない」

現在世の中が上手くいっているのであれば、人々の幸福と人々の利益の為に、ソレに変更を加えないのが利口である。と。
保守派とは世の中や自分達や自分に満足していて「このままで良い」と思っている人達。それに変更を加えないのが良いと思っている人達。
多少の自覚された不都合はチビチビと改造していくが、決して大きな変化を好まない。

「保守」ではなくて「革新」は、現在の状態に満足せずに不満を持ち、満足していないから、変革を行なう。しかも急進的に変革を行なおうとする。
その時、変革の方法が用意されていれば良いが、変革の方法が用意されてなければ、変革とは単なる「破壊」になってしまう。
この理由により革新派は場合によっては社会の警戒対象となり、取締り対象に成り得る。
急進的革新派は特に危険人物化されるわけですね。

政治的にはこれがちょうど今の民主党に相当します。
現状に満足せず、変革を急進的に実行しようとしているが、その方法を持ち合わせていない。
単なる言葉の羅列によって変革を行なおうとしている。

「破壊」になてしまう。
社会を破壊し、人々の平安を破壊し、秩序・道徳を破壊する。
そして自分達をも破壊しつくしていく。

これが今の民主党。
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会社とか県民性でいうなら、



・新しいやり方を嫌い、今のままでいいよっていうのが「保守」
・なんでも取り入れてやってみようっていうのが「革新」
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そもそも「広辞苑」によると「保守」とは「旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること」だそうなので、少なくとも人に関して言う場合には「変化を望まない=保守的」という意味であることは多かろうと思います。



ただ、政治的には、左派に対する「右派」を「保守派」と呼ぶことが多いです。したがって、そういう場における「保守的」というのは、例えば「今は組織が左寄りになっているが、右寄りに持っていこう」と考える傾向をも含むので、必ずしも「変化を望まない」という言葉が当てはまるわけではありません。

で、日本における政治的に「保守的」な人や組織は、わかりやすくいえば保守を公言している「自民党」の支持者です。したがって、詳しくは自民党の公式サイトをご覧ください。なお、過激な右翼は必ずしも自民党の考え方を共有しませんが、お書きになった例文のようなケースでは過激な右翼を指さないのが一般的です。
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