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昨日のテレビで、世界の石油の埋蔵量は100年分以上あると言っていましたが、本当でしょうか?中国等の経済発展国がこれから石油を大量に使用するという憶測がありますが、実際石油はあと100年以上枯渇することはないのでしょうか?
詳しい方回答お願いします。

A 回答 (4件)

一般的に埋蔵量と言うと可採埋蔵量を指し、「現在の技術と価格で取り出せる量」を言います。


従って、現在のように原油価格が上昇すれば、今までコストがあるから採れないと言われていた原油を得る事が出来ます。
例えば2003年に原油価格がバーレル40$を超えた時、カナダに在った「オイルサンド」と言う砂に含まれた原油分の採取が採算に乗って、北米の石油寿命が一気に10倍程度になりました。
その後も原油高騰が続いていますので、オリノコ原油やオイルシェールと言ったもっとコストが掛かる原油採取も「経済的に可能」になりつつあります。

またメキシコ湾の事故で瞬間的に停滞しましたが、深海油田が大西洋で発見される件数や可能性は年々増加しており、原油の供給不足と言う事は政治問題を除けば考えられなくなって来ました。

また、新しい採掘技術によりさらに埋蔵量が増加している天然ガスについては、そこから液体燃料を造るGTLと言う技術も実現し、カタールなどではGTL工場が稼動を始めています。

そもそも太古の地球大気には酸素は含まれて無かった事が判っていて、替わりに大気の20%を二酸化炭素が占めていたので、今の20%の酸素が分離された後の炭素はどこかに存在するので、酸素を燃やす相手が居なくなる事は考えられません。

従って、値段は上がっても液体燃料が枯渇する事は無い訳です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2011/03/12 16:04

50年前に石油はあと30年で枯渇する


と言われていました。
しかし、石油はまだまだ採取されています。

この理由ですが。

1,石油の埋蔵量を正確に把握することは困難だ。

2,科学技術の進歩で、新しい油田が発見されたり
  今まで採算が合わずに放置されてきた油田の
  使用が可能になったりした。

3,最近では、石油はそもそも化石燃料なのか
  怪しい、という説まで出てきた。

 と言うわけで、あと百年ぐらいは枯渇しないでしょう。
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数十年前からすでに、残りは二十年分とか三十年分と言われていましたが、まだこの先しばらくの間は大丈夫そうですね。


ホントのところ正確な埋蔵量は決して分からないでしょう。

問題は、
1.技術的に採掘可能な埋蔵量がどの程度であり
さらに
2.現在の原油価格水準で採算のとれる採掘可能な埋蔵量がどの程度か

という事でしょうね。
何れにしても、無尽蔵に採掘できる事はあり得ないので100年は希望的観測でも難しいのではないか?

それまでには、代替エネルギーと人工的に炭化水素から石油製品を合成する技術が普及するかな・・・
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現時点で確実なのは、


1.新興国の消費が今後増える。
2.これまで経済を支えてきた巨大油田で産出される石油の含水率が上昇している。
2.最近新たに見つかった原油は手の届かない場所にしかなく、コストが引き合わない。
という事実だけです。

石油の埋蔵量がどの程度あるかを把握している人は学者も含め、誰一人としていません。更に、あと10年足らずで枯渇すると主張する学者から未来永劫心配ないと主張する学者までおり、枯渇までのタイムリミットの時間尺度を推し量ることさえ出来ていません。

これは、世界でもトップクラスの執筆陣を擁する"Foreign Affairs"の論文を読んでも、結局は埋蔵量の不正確さに関する議論に収束することからも伺えます。全ては、産油国が公表するデータの信頼性の低さと、地質学特有の不正確さによるものです。
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