アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

仮病で仕事を休むと病院に行って「診断書」をもらってこいと言われました。

診断書をもらうため仮病ですが病院に行って医者の診断を受けることに・・・

適当に、「頭が特に痛く、また喉が痛くて鼻水もでる。」と嘘の症状を・・・
実際少し喉に違和感があったせいか見てもらうと確かに少し赤くなっているとのこと。

で処方箋で薬(錠剤)をもらったのですが、

もしこの薬を飲むと一般的にはどうなるのでしょうか?


実は興味本位でこの薬らを指定された数だけ全て飲んでみたのですが、その後実際に病院で診察してもらった時に伝えた嘘の症状、喉が痛くなり鼻水が出て熱っぽくなり、しんどくなりました。

現在もしんどく、熱も少しあるようです。


薬(風邪薬)って少量のウィルスが入っていて、体の免疫機能を利用したワクチンのようなものと一緒なのでしょうか?


長くなりましたが、薬の作用について詳しい方教えてください。

A 回答 (2件)

薬剤師です。



まぁ仮病うんぬんは置いておきましょう^^;

薬の効果は基本的に「ブロックする」です。
※もちろん作用機序はいろんなものがありますが、今回は割愛します。

例えば症状として鼻水が出たとしましょう。
これは体の機能が「鼻水を出せ」と命令しているから、またはそう反応しているからです。

さてこの命令を自分は「郵便」で例えることが多いです。

ある時、ウイルスなり細菌なりが入ってきて体に悪さをし始めました。
この情報を聞いた作戦本部は末端の兵士に命令を下します。
「ウイルスを押し流すため、鼻水を出せ」と。

しかし、本部からの命令は郵便のようなもので、
本局→集配所→他地域の集配所→地方本局→地方局→個別配達
こんな流れだと思ってください。

薬はこの流れのどこかを止めることで症状をおさえるものです。
薬によって、どの部分を止めるかは違いますが、
症状を出す命令が下って、末端に命令が届くまでのどこかを阻止するのです。

命令が伝わらなければ症状を引き起こすことが出来ないので、
鼻水が止まったり、熱が下がったり、炎症がおさまったりするわけです。


勘違いしやすいのは「症状は風邪のウイルスなどのせいで起こっている」
と思われがちですが、
症状は「自分の体がわざとやっている」行為です。

ウイルスなどは細胞を破壊しますが、熱を出すようなことはしません。
熱は自分自身が「熱処理でウイルスを殺そう」という命令によって出されます。
確かに原因はウイルスですが直接的な原因ではなく、
体がウイルスを死滅、排出させるために
「発熱」「鼻水」「炎症」などを引き起こしています。

風邪などで出される薬のほとんどは「伝令ストッパー」だと思ってください。


次に薬に中にウイルスが入っているかですが、
絶対にウイルスは入っていません。

ワクチンはインフルエンザに代表されるような、
体に最初から「インフルエンザとはどういうものか?どう対処すればいいのか?」
を教えておくものです。

免疫細胞は数ヶ月の間「こいつは悪いやつだ」と覚えているので、
ウイルスが悪さをしてから体が対処に入るのに、
「まずはインフルエンザってなんだ?」
という分析から入り、
「どう対処すればいい?」という過程をショートカットしています。

こういうのを「免疫記憶」といいます。
対処法を確立するまでの時間をショートカットできます。
これにより重症化を防ぐことが出来るのです。
火事でいえば「ボヤのうちに消せる」ってことです。

今回、薬を飲んだことで風邪の症状が出てきたというよりは、
元々喉が赤かったわけですから風邪の初期症状だったのでしょう。
薬を試し飲みしている間はストッパーが働いていましたが、
薬が切れたのでストッパーがなくなり、風邪の症状が現れた。

たぶんこんなところでしょうね。


風邪でも何でもない時に薬を飲むと、別に何も起きません。
鼻水の薬は眠くなる副作用がありますが、
薬自体は作用が変わっているわけではありません。

人間に都合のいい作用を主作用(この場合、鼻水を止める)
都合の悪いものを副作用と呼んでいるだけです。

一般薬でも「ドリエル」などは、睡眠薬改善薬としていますが、
鼻水止めの薬と全く同じ分類です。

しかし本来は邪魔である副作用の「眠気」を逆手にとって、
眠気が出るなら寝る薬とすればいいじゃないか。ということです。
この場合、眠気は主作用となります。

風邪の原因であるウイルスは免疫機能が死滅させるので、その間、
症状を楽にする薬を飲みつつ、やりすごすというのが一般的な風邪の治し方です。

そのため医者も「風邪を治す薬」とは言わず、
「風邪の症状をやわらげる薬を出しておきますね」と言うことが多いです。

本屋にも図解で丁寧に薬の効き方が書いてある本が結構あるので、
読んでみるのも面白いかもしれませんね。

この回答への補足

大変わかりやすい回答ありがとうございます!
私の理解力が無いせいか少し疑問ができたのですが、伝令を止めることによって症状を和らげるということですが、でもその症状が出る伝令を出したキッカケってウィルスが入ってきたからですよね?だとすると症状を止める(伝令を止める)薬だけだと、鼻水が出る等の症状は治まってもウィルスが入り込んでいる事にはかわりないので、そのウィルスがその間に悪さをするかもしれなくないですか?
ウィルス自体はどうなるのでしょうか?

説明力不足ですみません;

補足日時:2011/03/06 18:43
    • good
    • 5
この回答へのお礼

大変わかりやすい回答ありがとうございました!

体調管理には気を付けたいと思います。

お礼日時:2011/03/09 22:59

発熱、痛み、鼻水などの症状はどれも体自らがウィルスの増殖を阻止するリンパ球を使って治そうとする治癒反応です。

ウィルスの活性度によって酷い軽いはありますがそういう症状を起すことで治っていきます。
例えば風邪薬はその治癒反応を抑制しますので薬が効いてる間は熱が下がったり、痛みがとれたり、鼻水も抑えられます。体は楽にはなるのですが、治癒反応を抑えることは免疫力を低下させることなのでその間ウィルスを減らすことはできなくなります。薬を使うとまさに水を得た魚状態です。

確かに風邪を引くと熱など辛い反応が出ますが、風邪は水分補給や睡眠時間を増やしたり体の保温に努めたりきちんと養生すれば免疫力も落ちませんので薬を使うよりは早く治ります。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございました!

お礼日時:2011/03/09 22:59

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!