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アメリカとか、アメリカの影響を受けている文化においては、歳をとることはイケないことなんですかい?

歳を取っている人は、その事を隠すのが良いとされておるでしょう?
年齢当てで10歳、20歳も多めに言われると不機嫌になるのは、歳をとることが邪悪なことだと考えているからですよね。

これは、盗みをした人間がその事をを隠すと同じように、盗む=悪いこと、歳とる=悪いこと、という社会的価値判断があるからでしょうか?

日本の文化も原子爆弾投下以降、ひどくアメリカの影響を受けて「歳をとることは邪悪なこと。だから隠さなければいけない」という文化に変わってしまったのでしょうか?

現代でも歳をとることを目出度いこと、幸せの証と考える文化は可能でしょうか?

諸兄のご経験、お考えをご教示ください。

A 回答 (21件中1~10件)

大工さん、


穂積陳重の何だったか忘れましたが、殺老と棄老から敬老へと進化したのが文明社会だという説でしたっけ。

しかしひょっとすると、脆い文明が逆戻りし、またぞろ人は老いたら姥捨山に連れて行かれかねないという危機感が今日ないともかぎりません。
あるいはむしろ危機感よりは、唐木順三みたいな無用者の系譜じゃないけども根無しの高潔な心になって身を隠して散るというような心性が、日本人の深層心理にあるのかしらないのかしらん? どうかなあ。

制度的な医療保障、贅沢を言わなければ食料も豊富、移動の足に困らない、そんな老人に余裕が出て、若者の感じているリアリティを感じたくなるのかもしれない。いやそれとも、現実感が畢竟つくられたものであって、世間の力が若中年層のリアリティにばかり目を向けていて、老人もそのなかで生きろと巻き込んでいるかもしれません。
平屋作りの小さな持家に年金で住めて、顔馴染みの商店や町医者とつきあって充実できる生活が、銀座や青山にころがっている世の中ではないですからね。
ファッションだ買物だ交際に性愛に世俗文化といったもの、それらの現実感をせっせと謳歌すべく、健康食品に美容技術に抗老化サプリメント、さらにトレーニングの掛け合わせで若々しい身体を得ようというなら、やはりそれは、敬老の果てに、老人を標的にした業界と広告がお膳立てをして乗っけたのでしょう。

つまり、歳を隠さなければいけないという動機があったのではなく、ボケた頭や緩慢な動きでは手に入らないような世界がいかにも魅力的な価値のあるものだという喧伝が横行していると見受けます。

ボケや緩慢さこそ崇高さをもって輝いているという価値観を拮抗させるには、労働と生産と共同体の解釈からやり直す必要がありそうです。つまり人が生産的な労働力であるゆえに社会的資源である、ということから、どの線を辿って離陸浮上できるかです。これは原始でも近代でも同じ問題とみえます。
共同体が現在時ばかり見つめているようではうまくいかないのでしょう。過去の蓄積に目を向けて未来へ運ぶという、長期維持修復的な大目標があり、一人が役割というものを務める体制になく、共同体が価値と知の体系を共有し、若者が自由とか友愛とかその対概念をなんら喚起する必要がない。そんなありかたを思い浮かべましたが、しかし猪突先生風に言うと熱死ですか。もう少し、好奇心と反発と新技術に引っ張られて未知の未来があれよと開けてくる若々しさが欲しくなります。何しろ人類は帆船で永らく満足しており、満足し続けることもできたとボードリヤールは言っています。

自然や環境の変動があっても安定した生活共同体であるためには、条件の異なるいくつかの共同体をわたる貨幣経済が、強力な相互保証であると思われます。
そうなると、現在時と交換価値ばかりを見つめる心性が習慣的につきそうで、スピードと効率が磨かれ、役割も細分化し、価値観もさまよい、イメージが商売となり、享楽的で刹那的な魅力が人を虜にするでしょう。元気な老人は変化と刺激に波乗りするでしょう。抗老化医療が儲かるわけです。姥捨山が戻ってくるよりいいけれど、押し込められる所は、バリアフリーとかユニバーサルデザインとかの二階建三階建てに同居世帯付き孫の世話付き、つましい平屋の楽しい町暮らしなんて夢のまた夢じゃないでしょうか。

穂積陳重の読み物が一つウェブで読めますよ。関係ないですが面白いですから、挙げておきます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000301/files/1872_ …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

雨合羽さんは成熟の意味と価値もおわかりで、若さ(=青さ)に固執するタイプにはお見受けしませんが、それでも、抗老化医療とかにご興味がありますか。

個体として老いたいと願うわけではないけれど、社会において、幼年、青年、中年、老年という”地位”と役割があるのなら、それぞれ順番に演じてみるのも悪くないと考えています。
世間様は三つ目までは良いが四つ目の役割は避けたいとおもっているのでしょうか。

一番不幸なのは、ひとつだけ(幼年)演じて、この世を去ることで、次に不幸なのはふたつ。三つ演じればまあまあよしとしますけど、四つとも経験してからこの世を去る方が得でしょう。

テーマパークに入場して、乗り物券が4枚ついておれば、四つとも経験してから退場したいものですよね。

お礼日時:2011/03/21 15:00

How old are you?

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この回答へのお礼

between 20 and 90.

お礼日時:2011/03/23 11:35

テーマパークの入場券に「不死の天皇」と書いてあったらどうしよう???



やっぱし演じなければならないんですかね?
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この回答へのお礼

? ?

お礼日時:2011/03/26 00:04

朕は返答を辛抱強く待って居るので心配しなくても良いぞ。

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この回答へのお礼

はい。お言葉に甘えて心配しない事にします。

お礼日時:2011/03/21 14:49

>アメリカとか、アメリカの影響を受けている文化においては、歳をとることはイケないことなんですかい?




存じません。
歳を とることを「邪悪」だのいう感覚も考えもありません。


>現代でも歳をとることを目出度いこと、幸せの証と考える文化は可能でしょうか?

不可能じゃないとは思います。
現に、その年齢まで生き延びて来れたわけだし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2011/03/21 17:17

あたしの親分が大分年を取ったときあるインタビューで、活躍している年寄りにお決まりの質問をされたことがあったんだね。

若さの秘訣はなんですかって。その時あたしも同席していたんだが、親分が凄いことを言った。若いちゅうことは、何にでも興味を持つことを言うんじゃ。蛸の足のようにあっちこっちに足や触手を伸ばして。そして、年を取ると言うことは、その足を一本一本切って行くようなもんだ。でも、私はこの歳になっても何にでも興味を持っている。だから私は年の割には若く見えるんだろうね、ってなことを言ってた。

年寄りは確かに智慧が付くのは良いが、思考停止の方法も覚えちまう。だから、智慧の付いた年寄りで善しってなわけには行かないみたいだよ。年を取ると余り驚かなくなってしまうが、若い連中みたいに日々驚いていないと、年寄りになっちまう。曰く、驚きは創造の源である。

もう一つ。数多くの優秀な物理屋が40過ぎると新しいことを勉強するよりも、本人が20代30代にした業績の栄光にしがみついて生きてることに、親分は不思議がってた。科学は進歩しているんだから、過去にどんな良い仕事をしたとしてもそれで良いってわけにはいかんと。あたしがそのことを聞いたのは30後半だったが、その時二つのことが思い浮かんだ。一つ目は、「何だ、そう言うことだったら、その他大勢から抜きん出るのは簡単だ。40過ぎて新しいことを勉強すれば良いんだ」って言うことだった。と同時に、二つ目は「やっぱ、親分は変な人なんだ。40過ぎて新しいことを始めることが普通の人にはどれだけ難しいことか判んないんだから」って言うことだった。

どうだい、木造米虫さんよ。年寄りよりも若い方がやっぱ良いと思わんか。若いと年寄りの何分の一、あるいは何十分の一の努力で新しいことを始められるんだから。
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この回答へのお礼

大先生は、イチローとか石川遼みたいにひとつの事に執着・集中する者は、体力があるだけで、精神的に老人だと仰りたいのですかねぇ。

その点、愚拙は40歳でバタフライができるようになって、50歳でフランス語の勉強をし、55歳で中国語の勉強を開始したぜ。大先生に言わせれば永遠の青春を送っていることになるな。まあ、フランス語も中国語も身につかない事は悟りましたがね。

あのね、若い人が多様な可能性を持っていることは認めるし、若い方が良いかと気かれりゃ、若くても良いと答えるが、質問は違うよ。
歳とるのが悪いことかどうか。

Cytotu先生は長いこと、若いことが価値があり、金持ちであることが価値である国に住んで、しかも移民としてその国の文化・価値を受け入れることに努力をしてきたのでしょう。
そうすれば、若いことに価値があり(=老いには価値が無く)、金持ちが成功者(貧乏人は敗残者)であると言う考えが染みついちゃうでしょう。

日本では、60過ぎの人たちが実権を握っており、若者にもそれほど可能性や自由が無いように見えるし、日本の金持ちはアメリカの金持ちよりもはるかに不幸だから、日本にずっと住んでいると、若さとか金持ちとかに対する憧れは少なくなってしまうのかもね。

お礼日時:2011/03/21 15:15

>誕生日を祝うかどうかは個人の自由で、そんなことは決めてくれなくて良いです。



 では

 「そうすると、誕生曜日が毎週あり、毎週誕生日を祝わなければならなくなります。」を、

 「そうすると、誕生曜日が毎週あり、毎週誕生日を祝っても良いことになります。」

 に訂正します。これのほうが正確ですね、、、。しかし毎週毎時毎秒祝う人はいないでしょう。そんなに頻繁に祝えない、祝う必要がないからいないのでしょうか、それとも他に理由がありますか(あるでしょうね)。

 何度も言いますが、年を10に分け、10月で終わりにしても良いわけです。毎年の誕生日なら意味があり、まだわかりますが、毎月の誕生日は意味がないでしょう、単に数字が同じであるだけです。しかし自分のうまれた時間というのは意味があると言えますね。

 さらに、毎年の誕生日でさえ、位置が違うので自分が生まれた日とするのは違います。太陽の動きまで見れば、地球は螺旋状に動いているので。同じ時間ではありません。そこが人の世の欺瞞であると言えます。
 
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この回答へのお礼

誕生日の祝い方は本論ではないので、それくらいにしてくださいね。

お礼日時:2011/03/21 15:16

訂正



×734088日とでました!!!

⇒733722日とでました(2011年3月13日現在)!!!


>だって、誕生月が年に一度あるのですから、誕生日は月に一度と考えるのが順当ですよ。

 そうすると、誕生曜日が毎週あり、毎週誕生日を祝わなければならなくなります。さらに、誕生時や誕生秒など、毎時毎秒祝っちゃったりしなければなりません。


>歳をとると言う事を死を基準に考えるのではなく、生を基準に考えるようになるとよいですね。歳をとると言う事は長く生きると言う事ですので。

 なるほど、では死を考慮に入れないとして、社会的な役割としては何かしらの意義が見出せるかもしれませんが、個としては何も良いことがないと言えます。少なくとも自分は幸せそうな年寄り、充足している年寄りを見たことがありません。(初老の女性を一回だけ見たことがあるような気がしますが。)

死んだら(老いたら)負けです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>毎週誕生日を祝わなければならなくなります。

誕生日を祝うかどうかは個人の自由で、そんなことは決めてくれなくて良いです。

ただ、誕生日が毎月有って、誕生月が毎年あることは事実なので、個人の選択の議論ではありません。

お礼日時:2011/03/14 00:06

ここのところ、私の回答はどうもピントが外れていて、今回も的外れかもしれませんが。



アメリカは国内のお金の9割だかを、トップ1パーセントのお金持ちが独占している、という国なので(フォーブの記事より)、そのお金持ちに浪費をしてもらって、不景気や高い失業率から脱出しなくてはいけない、経済のしくみになっています。もう大きな家のふたつやみっつ、自家用飛行機も持っているお金持ちの奥さんたちに、ボランティアをしながら、つつましく暮らしてもらわれては困る訳です。

そのためにはハリウッドの女優さんたちから新しいトレンドを始めてもらって、それを広めてゆくのが早道です。昔はジェーン・フォンダのエクササイズ・ビデオがありましたが、最近では、パーソナル・トレイナーを雇って、ピラテをするのが標準です。スーパーマーケットもオーガニック専門のやたらと値の張るところが出来ました。スパ、ビューティサロン、ネイルサロン、ボートックス、ジュビダーム、そして、整形美容、と浪費のネタはとどまるところを知りません。

”若さと健康を保つ”ためにこれだけの場所に行き、美しさを保っておいて、今度はファッション業界や宝石業界に貢献するわけです。たくさんの業界がこの”若さを保つ”というスローガンを必要としているのです。

しかし、上のような状況は、大都市に住むごく一部の人たちに適応するだけで、我々のような一般庶民の中年層は地道な生活をしています。老後のために、賢い倹約を日々行っています。ですから、日本のマスコミの取り上げる”アメリカで流行の”というのは若い人たちと、トップ1パーセントの人たちの流行だと判っていただけると嬉しいです。アメリカの保守層は堅いのです。

でも、それが一度日本に輸入されるや、中流の95パーセントの女性がそれを取り入れるので、日本の女性が本場のはずのアメリカのサロンに来ると、期待はずれに終わることが多いです。普通のアメリカ女性は堂々と歳をとって、恥じることがありません。

男性の場合ですが、やはり一部を除いては、普通に歳をとって、引退をして、悠々自適の暮らしをするのを楽しみにしている人が多いです。酒・煙草をたしなまず、適度に運動をして、健康に留意しているのは、単純に”医療費が高いから”であると拝察します。現実的にガッチリ歳をとってゆく人が多いと思います。善悪で計っているようには思えません。

歳をとることがめでたいのは、日本の美風であったと思います。この際、クリスマスやバレンタインと同じぐらい盛大に、還暦、古希、喜寿。。。を祝う風習を、もう一度見直したらどうでしょう。

個人的には”命短し恋せよ乙女”を映画の中で歌っていた志村喬さんですが、”御前さま”も渋かったですね。ご健闘をお祈りします。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ハリーとトントでジーンハックマンが演じる爺さんや、たそがれ(=On the golded pond)でヘンリーフォンダが演じる爺さんみたいに、ちょっとさみしい癖して頑固で、それなりに幸せな年寄りも有りですよね。

日本ではクリスマスやバレンタインなどキリスト教に便乗した商業を規制し、還暦、古希、喜寿を盛大に祝うようになればよいですね。
結婚披露宴なども禁止して、銀婚式と、金婚式だけみとめるのも良いですね。

お礼日時:2011/03/13 15:47

あと「新しくとったIDを間違えて使ってしまった」なんていう話はオモシロイと想います!

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

何が思い白いのかよくわかるような回答をお願いします。

お礼日時:2011/03/13 16:04

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