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最近プロテスタントに傾倒し、勉強をはじめた母が、地震被害にあったニュースを見ながら「イスラエルと日本は似ている。選ばれて災害を受けているんだ」といいました。さらに「以前、イスラエルと日本は似ているといった内容の文献を読んだ。はず。」といいます。似ている点としては、母にいわせると「イスラエルは神に選ばれていて、日本は原爆に選ばれている。大きな困難にぶつかっているところが似ている」といっています。自分としては、どんな国や場所でも大きな困難にぶつかるところはあると思うのですが、イスラエルと日本の共通点を述べたというその文献に興味がわきました。が、母はもう数十年くらい昔の話で、どこで読んだのか、それとも聞いたのか、誰の言葉なのか、まったくわかりません。米谷○○という作家じゃないかと本人は言っていましたが、私は探し出せませんでした。イスラエルと日本は、なにか似ているのでしょうか。文献や一般論について、ご存知の方はご教授いただけると嬉しいです。

A 回答 (5件)

数十年くらい昔の話ということで、真っ先に思い浮かんだのがイザヤ・ベンダサンの『日本人とユダヤ人』です。

イザヤ・ベンダサンは山本七平の筆名です。その頃にこの作品はベストセラーになり、それを切っ掛けに日本人論に火をつけた作品です。彼はこの作品で、日本人の常識とユダヤ人の常識が全く正反対であることを指摘していますが、実はその底を流れる文化の基底和音は日本人とユダヤ人で本質的に同じである言うことを暗に主張しています。勿論、ユダヤ人の一神教的な世界観と日本人の多神教的な世界観という、決定的な違いは承知の上で、やはり基底和音は本質的に同じであると考えているように読めました。

私はアメリカとヨーロッパに長く住んでおり、ユダヤ人の友人とも特別に親しくお付き合いして頂いております。そこで気が付いたことは、日本人もユダヤ人も子弟の教育に関して深刻に考えており、その教育を施すことが、人生に対する効率の良い投資であると考えていることです。そんなこと、日本人にもユダヤ人にも当たり前なことですが、白人を含めてそれ以外の民族では、どうも教育をそこまで深刻に考えていないような印象を受けています。また、そのことが日本人とユダヤ人以外の民族では、既に既得権を手に入れた金持ち連中には大変都合が良いようで、その金持ち連中は自分の子弟には高度の教育を施しているのに、そのくせ、一方では一般民衆には教育の重要性を宣伝していないと言う印象を私は持っています。

そう言う意味でも、日本人とユダヤ人は人類の中で何か特異な共通した文化を持っているような気がしています。

ただし、最近の中国人や韓国人の学問の世界への進出を見ていると、教育に対する投資としての考え方は、もしかしたら日本独特のものと言うよりも、東アジア特有のものであるかも知れないと言う気もしないではありません。

しかしこの辺りも大変迷うところです。日本では16世紀のポルトガル人が既に中世の日本のお百姓達の教養の高さに舌を巻いたり、江戸時代の寺子屋の普及等、日本での教育投資は大変長い歴史を持っております。しかし、韓国では、日本での統治下で日本人からハングル文字を使うことを強要されるまで、それを使うことすらしなかった歴史からみて、もしかしたら、韓国の教育熱心は高々この戦後の数十年程度の動きであり、従って、日本とは同列に置けないかもしれないのかな、とも迷っています。

だから、ユダヤ人と比較されるのはやはり日本人であって、東アジア人ではないのかもしれないと言う気もしないでもありません。
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この回答へのお礼

書名や筆者をあげていただき、また、ご自身の経験からも語ってくださり、わかりやすい内容のお話で大変感謝しております!
母に知らせたところ、どうやらその筆者で間違いないようです。
「思いもかけず教えていただいてありがとうございました。
これからできるかぎり、理解できるよう心がけます。ありがとうございました。」
と、母の言葉でした。

お礼日時:2011/03/13 16:33

私は日本人とイスラエル人は似ている思っています。



そもそも日本人は色々な民族が混血してできた民族ですが、その中にはユダヤ人もいると思いますし、ある時期からユダヤ人の種族が日本の支配階級に君臨して現在に至っているのだろうと思います。

とにかく、古代から伝わる宗教儀式などに関わる分野には、ユダヤ人の風習と一致したり、また似たようなことが多いということです。言葉などもヘブライ語のものも多いということです。

日本人のすべてがユダヤ人というわけではないでしょうが、ユダヤ人の子孫は多いと思います。

この「日ユ同祖論」は、明治時代に来日したイギリス商人が言い始めたのが最初です。ノーマン・マックレオドという人ですが、日本は同じ東洋にある他の国々とかなり異質な文化形式を持っていると感じたので、それで色々研究した結果、ユダヤ人の風習によく似ているということを発見したのが始まりです。

現在、イスラエル人の人たちが失われた十支族を捜索していて、色々な国々の民族の遺伝子を調べているので、遺伝子的にわかると思います。

今、私が知っているところでは、日本人にはかつていなくなった失われた十支族の一部が相当な割合でいるということです。そして、チベット人のかなりの人たちも日本人と同じ失われた十支族の子孫たちではないかと言われています。遺伝子的に同じようだということらしいです。
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この回答へのお礼

大変興味深いお話ですね!!

>現在、イスラエル人の人たちが失われた十支族を捜索していて、色々な国々の民族の遺伝子を調べているので、遺伝子的にわかると思います。

いま現在でも、捜索されているのですね。これから先、さらに詳しいことがわかるかもしれないと思うと、さらに興味も沸きます。
本当に、ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/13 16:22

>イスラエルと日本の共通点を述べたというその文献に興味がわきました。



「日猶同祖論」ですね。
私も、天邪鬼なので興味本位で読みました。
面白い話ですよね。

>イスラエルと日本は、なにか似ているのでしょうか。

1.古代ユダヤ王国城門に「菊花紋」があり、伊勢神宮には「ダビデの星」
2.お風呂には、スッポンポンで入る。
3.塩を、清めに用いる。
4.神を神輿で運ぶ。
5.♪わっしょい・わっしょい♪は、古代ヘブライ語で「神を称える」のだそうです。

古代ユダヤ族は、世界中に散らばって「7部族」に分かれた事になっています。
イスラエル政府の公式機関も、この部族を真面目に調査しています。
確か、日本人の色々な文化・思想も調査していますね。

>米谷○○という作家・・・

山根キクなる人物が、昭和13年に「光は東方より」という本があります。
青森県三戸郡新郷村=旧・戸来村(へブライむら)
http://inoues.net/ruins/3naichirist.html
イエスキリストの墓が、青森県に存在しています。
この地域に住む人は、赤ちゃんの額の真ん中に「赤の印」を付けて成長を祈ります。
この地域の方々は、弥生系・縄文系とは別の顔立ちでユーロッパ系の顔をしています。
当時では珍しく、平均身長が170センチ前後もありました。
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この回答へのお礼

「日猶同祖論」、今回初めて知りました。
教えていただいたウィキを見ましたら、たしかにかなり面白い共通点があるのですね。
作家の情報も、ありがとうございます。
青森県にお墓があることは前から聞きかじっていましたが、外見上にも違いがあったのですね。
大変興味深いお話、ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/13 16:16

プロテスタント、つまりキリスト教に傾倒されているのに、


おっしゃってる内容はユダヤ教ですね。

キリスト教というのはある意味ユダヤ教における選民思想の否定が含まれてますから。

そのこともお伝えになるほうがよいですね。
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この回答へのお礼

なるほど!
まだ勉強を始めたばかりで、母もたぶんそのことがあまりわかっていないかもしれません。
キリスト教はそういう意味でも、はっきりとユダヤから分かれたものなのですね。
ぜひ伝えたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/03/13 16:09

そういうのは、日猶同祖論(にちゆどうそろん)といい、トンデモ論者の定番です。

こういう人達は、似たところだけを大袈裟に指摘し、違いを無視することで持論が肥大化しているのか特徴です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E3%83%A6% …

なお、○猶同祖論て、べつに日本だけではなく、世界中にあります。選民思想とトンデモに国境はないんですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございました!さっそく母に読ませます。というか、まともに取り合うだけばかばかしい内容の…ような…?笑 

>なお、○猶同祖論て、べつに日本だけではなく、世界中にあります。選民思想とトンデモに国境はないんですね。

なるほど、「選民思想」というのは、人間にとって抗いがたいなにがしかの魅力があるのかもしれないですね。私はそんな印象を受けました。だから世界中にあるんだろうなと。
本当に、ありがとうございました!

お礼日時:2011/03/12 14:57

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