アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

新しいフロンティアはどこにありますか

A 回答 (1件)

広範囲なご質問ですが、ぼくは経営コンサルタントで自然科学者ではないので、自分の”守備範囲”で意見を述べます。



1)まず、フロンティアといいますとアメリカですが、最近ナスダックで急成長している会社を調べたことがあるんです。そうしたら、(やっぱりという感じでしたが)情報、バイオ、老人関連のビジネスが浮上しました。これはfactsです。

2)つぎに日本にこだわらず一般的に考えますと、アメリカを中心に、「いまは第3次イノベーション期」というとらえかたが、浸透してます。1つの証拠を挙げますと、権威あるAcademy of Management Newsの最新号は、Innovation is increasingly acknowledged as essential for value creation in modern business.から始まる一文を載せてます。ちなみに第1次イノベーション期は、いわゆる産業革命期、第2次は1900年前後の、鉄道・電話が国家レベルで敷設された時期、そしていまは、インターネットによる地球規模の”新結合”期となります。前MIT学長のレスター・サローもそうよんでます。そしてイノベーションの進行分野が、1)の分野ということになります。

3)さらに日本に拘り、もっと具体的にミクロに見てみますと、一々証拠はあげませんが、まず平凡ですが、情報通信関連の、半導体からソフト、サービス業にいたる、一連の革新ということになります。これは、自動車が2年に1度のモデルチェンジに対して、PCが年に4度、また若者の日用品への出費を抑えて、携帯・PCに対する重点消費傾向
を見ても、納得できます。これらは平凡でも認めざるをえない潮流でしょう。このOKWebも、フロンティアだと思います。なぜなら、対面ではない、ネットによる”知識創造”に繋がっていると思われるからです。

4)以上が「それは分かってる」ということになりますと、あとは私見になります。それはわれわれ日本人が不満に思っていることの裏返しになります。まず政治と官僚。
これは明治維新以来の伝統に対する挑戦ですから、明らかにフロンティアです。つぎに公共投資の再配分。地方への土木的投資からの脱皮。これを強調する知識人も何人かいます。ぼくも身近にそう思います。それから家族による老人介護システムからの脱皮。いずれも政治・社会のフロンティアになりますね。

5)最後にぼくの専門の会社経営になりますと、まず戦略転換です。欧米追従戦略から独自のフロント・ランナー戦略への脱皮。これは端的に、「イノベーション戦略」となります。そして組織的には、中間管理職の革新が中核的なフロンティアでしょう。とくに部長レベル。部長の仕事とはなんぞやをみなさんに問いますと、100%近くが従来組織における必要性です。そのため日本企業は、国際競争に太刀打ちできないコスト高になっており、やもうえず、”中抜き”リストラということになります。これはおかしい。何かを変えなければならないのです。

6)以上の問題を解決することは、問題解決ベンチャーにしろ、すべて日本のフロンティアだと思います。

以上が、ぼくの思うフロンティアの要点です。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

どうもありがとうございました。とても役にたちました。

お礼日時:2001/04/22 13:38

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!