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もし、日本全国の住宅の屋根を全部ソーラーパネルにしたら、どれくらいの電力がまかなえるんでしょう?
他にも、小規模な風力発電機を各住宅に設置したら、どうなんでしょう?
これからの電力発電は、このような分散型の発電ネットワークにしたらいいんじゃないかと思うのですが、現実的にはどうでしょうか?

A 回答 (4件)

太陽光発電装置を設置した家庭の電気使用量と発電量の比較で、約8割をまかなっているというのを取り敢えずの標準と考えれば、少し工夫すれば家庭の電気は自家発電でまかなえる可能性は高いと思います。



風力発電を組み合わせるというのもひとつの方法だと思いますが、騒音問題などもあり設置できない地域がかなりありそうです。
雨や生活廃水を利用したマイクロ水力発電などは、コストの問題さえクリアできれば実用的かもしれません。

自家発電で問題となるのは、電気を遠くへ運んだり溜めておくのに非常にコストがかかるということです。
通常、昼間に太陽光発電で発電した電気を電力会社に売って夜は電力会社から買うという方式をとっていますよね。

電力会社が買っているという表現を使うので実態が分かり辛いのですが、実際には太陽光発電を導入していないご近所さんが買っているわけです。
すべての家庭が太陽光発電を設置したら、余った電気を買ってくれる人がいなくなります。

太陽光発電の電圧は300V程度で遠くに運ぶことはできないため、家庭用蓄電システムを導入するというのが唯一の選択でしょう。
自家発電は自分で利用するというのが大前提で、余ったものを売るという発想は捨てる必要があります。

売電制度がなくなったうえに蓄電システムも導入しなくてはいけないので、家庭のコスト負担はかなりのものです。
仮に年間の電気代を20万円とすると、10年で200万円。
200万円で太陽光発電+蓄電システムが買えるなら全国の一般家庭で太陽光発電を行うという道が開けるかもしれません。

これまでの電気を売るという方式からシステムを売るというビジネスモデルに変わっていくとすれば、消費者の感覚では軽自動車を購入・維持する程度の負担でないと導入を躊躇してしまうと思います。
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全ての人が500坪ぐらいの土地を持って、家には、屋根の太陽光パネルと庭の風車で発電した電気をおくるようにすれば、集中型の大規模発電機は不要になりますね。



500坪程度の土地も持てずに、集合住宅に数んでいる人などは、電気の無い生活をしてもらいましょう。
もちろん、工場で使うような大口電力はよっぽど広大な土地が無いと得られませんので、工場はみな日本から出て言ってもらいましょう。
税金を納める事業が無くなりますから、公務員など、税金で賄われる職種は無くしましょう。

一人に一つ、大きな土地と、自家発電があるような世の中なら可能です。

自給自足の人だけが電気を使用できる国になりますかね。
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一戸建ての家庭の、昼間の電力は賄えるでしょう。



現在の平均的な太陽光パネルは、1m2で100~150Kwの発電力を持っています。
一般的な一戸建てであれば、20m2~30m2くらいは敷設できるでしょうから、
2Kw~4,5Kwくらいは、各家庭で、昼間なら発電できるわけです。
これだけ発電できれば、まぁ、一般のご家庭であれば需要を賄えるはずです。

ただし、これは夏の、晴れた日の、昼間だけの話です。
風力発電も風が安定して強く吹く海岸地方ならば、それなりに効果は見込めますが、
普通の条件では難しいでしょう。

また、マンションの住民は上記に見合うだけのパネルは設置できないし、
そもそも日本における電力需要で家庭用は4割程度だったと思いますので、
会社や工場、電車のその他で使う分は賄えません。

なので、分散型の発電だけでは、現在の電力需要を賄うことができません。

ただ、質問者さんのおっしゃる分散型ネットワークにも良い面があります。

まず、電気には発電、送電ロスがあり、遠くの発電所で石油なり石炭なりを燃やして
発電し、実際に使う街まで運んでくる間に40%~50%のエネルギーをロスしています。
分散型発電で、実際で使う場所で発電するのであれば、このロスが生まれないので、
それだけエネルギーを無駄にしないことができます。

また、電力のピークは、まさに、太陽光発電の得意な、夏の、晴れた日の、昼間なので、
この時伸びる分を分散型の発電ネットワークが担うのであれば、
それだけ電力需要総量のピークカットに繋がりますので、
ピーク期に備えて作っている、ある意味ピーク期以外は無駄な発電所の数を減らせます。

最後に、電力網はつながっていますので、今回のように電力需要が逼迫した際は、
各家庭で発電した分の電力で病院などの施設を動かすことだってできるので、
リスク分散も実現できます。

なので、あくまで私見ではございますが、結論としては、
今後は、家庭用については、質問者さんのおっしゃる分散型の発電ネットワークを充実させつつ、
産業用や業務用は、従来どおり大規模な発電所によって電力を賄う、といった方向に
進むのが良いのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
さすがに、電力需要の全てはまかなえませんが、分散型発電ネットワークは現実的な方法のようですね。
屋根にはソーラー瓦が当たり前、庭には、オブジェ代わりに小型風力発電機、という社会になって行くでしょうか。

お礼日時:2011/04/08 00:20

現在日本で、太陽光発電システムを設置している家は、おおよそ40万件程度に上るものと思われます。


 ※太陽光発電所ネットワーク調べ

各総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会資料(平成13年6月)
によると
原発1個→太陽光190万基で賄えます。
日本の世帯数は約2400万戸して原発12個分のエネルギーが賄えます。

 まぁ単純ならそこそこのエネルギーは賄えるんですけど・・・
もし・・・仮に全部置き換えたら

太陽光なら 太陽が顔を出している昼間にしかつかえません
雨なら電気はSTOPします
風力は風が吹いている時しか使えません。台風など強風のときににも使えません。
 電気代も今の数倍以上に高くなります

つまり日によって電力が来たり来なかったりします。それでは製造業のラインは安定して稼動できません
現実的ではないと思います。
  
 

参考URL:http://www.enecho.meti.go.jp/topics/energy-in-ja …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
現実的ではない、とのご意見ですね。確かに、安定性にはかけますね。
蓄電の技術が飛躍的に進めば、可能性はあるのかな?

お礼日時:2011/04/08 00:27

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