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※この本を読んでない方で、ストーリーなど知りたくない方は
 以下、読まれないほうが良いと思います。

29歳女です。
読書カテゴリーというより、人生相談なのかもしれませんが・・・。

ごく最近、本屋で見かけて、ジャケット買いというか、表紙買いで
有川浩さんの「空の中」を手に取りました。

その中の、「真帆」について意見が聞けたらなと思います。

最初は悪役のような格好で真帆が登場しますが、
彼女もまた傷を負っているために、あんな行動にでています。
そして終盤、宮じいとの対話のあとで、真帆の気持ちについて
「傷つけられたのに、そのうえ許してあげなきゃいけないなんて」と書かれています。

私は最初、負った傷があったとしても
真帆の言動に苛立ちを覚えました。

でもよく考えると、
真帆のように「傷つけられたのに、そのうえ許さなければいけない」立場の
人間が救われることの方が今の私には大切に思えました。
(おそらく真帆が救われれば、私が過去に負った苦い経験も救われる気がするんです。)

この本の最後、2組の主人公(瞬・佳江、高己・光稀)の後日談はありますが、
真帆の後日談は存在しません。
また解説の方も、この真帆については触れていません。

真帆にもし後日談を与えるなら、どんなものがあるでしょう?
ひどい仕打ちでも、救われる話でも構いません。
お話聞けたらいいなと思います。

ちなみに私は、「真帆の母親が自発的に快方に向かう」以外で
ストーリーを考えられれば、真帆を救えるような気がしています。

A 回答 (1件)

うーん、難しいですね……



私も真帆はあまり好きではなかったので、“淋しくて可哀想な悪役”くらいの認識しかありませんでした。武田三尉ひいきなので余計にかもしれませんが、やはりあのストーリーの中では美しき孤高のヒールとして描かれていたと思います。彼女の場合、お母さんが壊れちゃったのが大きかったと思うんですよね。というか私は、真帆をあんな状態にしてしまった張本人は彼女のお母さんだとさえ思っていますから。

ですから、お母さんと真帆の関係修復(お母さんの精神的な恢復を含む)は、なかなか難しいのではないかな……と。
年齢設定や細かい身体的能力を忘れてしまったので、実際に可能かどうかは分かりませんが……

真帆は父親が最後に見た景色を見たくて猛勉強し、民間か空自のパイロットになる。ある時バードストライクか何かで命の危機に瀕し、ああ母親とこじれたままじゃ嫌だ、ぜったい生きて帰ってもう一度話がしたい、と思う。そして、父が死の間際に同じように思ってくれていただろうことを、身をもって知る。無事に生還し、これからゆっくり母親を赦していこう、赦されていこうと前を向く。

……でどうでしょうか。
完全に恢復するところまでやるんじゃなくて、恢復の兆しをみせて終わる、という感じで。


24歳女です。
neino7100さんから見たら、まだちょっと考えが青いかもしれませんね。
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この回答へのお礼

もし気を悪くしたらごめんなさい。
rojo131さんは、さばさばっとしていて、
はっきりした性格の女性ではないですか?
考えてくださったストーリーがすっきりしていて
とても心地よかったです!

やはりこのくらい荒療治じゃないと、
真帆の心は成仏できないかもしれませんね。

しかし。
パイロットになった真帆が地上の母を想った瞬間の表情を、
本の中でぜひ読んでみたい気がするストーリーですね。
あぁ明日朝起きて本を開いたら、
rojo131さんの考えてくださったストーリーの続きが
本に足されたらいいのにな・・・(子供か 笑)

なんだか私まで前向きになれたような気がします。
拙い29歳にお付き合いいただきまして、
ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/19 21:31

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