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これからの世界は、軍事費を積み上げることによってではなく、世界の現実を直視しながら新しい安全保障概念を構築することによって平和は築かれなければならないのではないか。とすると、例えばどのようなことだと思われますか?みなさんのご意見を聞かせてください。

A 回答 (7件)

学生時代に少し勉強したことがあるので、書かさせてください。



従来の安全保障は、軍事的バランスによっていわゆる「有事」が起きないようにバランスをとっていました。
しかし、東西冷戦がおわり「総合安全保障」と言う考えがでてきました。

「総合安全保障」とは、軍事的バランスをとるのは従来と変わらないのですが、「有事」が起こるそれ以外の要因を排除していこうと言う考えです。
加盟国内にある問題、食糧問題であったり、環境問題であったり、労働力の問題であったり、経済の問題であったり・・・を包括的に扱うのではなく、個々の問題について話し合う場を設けることによって、ある一つの問題で話し合いが物別れに終わっても他の分野での問題解決が進んでいれば「有事」に発展しないと言う考えです。
「予防外交」とも呼ばれています。

東西冷戦が終わり、この「予防外交」が積極的に展開されてきてはきますが、これと言った成功例が見当たらないのは事実です。
しかし、「これからの安全保障」を論じていく上では今までの軍事的バランス中心の安全保障だけでなく、このような非軍事的分野でのバランスを保っていく、考えてく必要はあります。

世界が「グローバル化」に進んでいるとはいえ、その一方で「リージョナル化」が進んでいるのも事実です。
「グローバル化」と「リージョナル化」が相反するのではなく平行して進む動きである現実において、その地域で多分野での結びつきを強くしていくことにより、「国家対国家」と言う対立だけでなく「民族対民族」と言う対立にも対応していくことが出来るのだと思います。


下のサイトは防衛研究所です。日本の防衛政策についての記述があります。

参考URL:http://www.nids.go.jp/dissemination/east-asian/i …
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この回答へのお礼

まとめてお礼申し上げさせていただきます。本当にありがとうございました。勉強させていただきました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2003/10/10 18:58

その考えでいくと、軍事費がどんどん積み重なって、今のアメリカのような軍産複合体になって、そして旧ソ連のように軍事オンリー国家になっていきます。



戦争が無い=平和

という考えの下ではこの組み立て方は有効です。
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あいにく、現在は「力がすべて」です。


この「力(パワー)」は軍隊だけでなく、金、技術、食糧、情報などもすべて含みます。
口が達者でも暴力には歯が立ちません。
人類皆が暴力を嫌い、譲り合い、話し合いで問題を解決できるようになったとき軍事費削減は可能でしょう。
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「世界の現実を直視しながら」といいながら「~なければならない」というのはおかしくないですか。


「~なければならない」というのは、その前に現実離れしたことをいう場合か願望を言う時に使う語句ですよ。「軍隊をなくさなければならない」とか。
 各国が軍事というものに国費を投入しているのが紛れもない現実です。現実を直視した質問をお願いします。
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 これははかない理想ですが、軍隊は「国連軍」がひとつあればいいと思うんです。

これが理想の安全保障ではないでしょうか。

 その為には国連がもっと機能しなければいけないので、まぁ・・・あと一世紀はムリかな・・・。

 しかしそれを目標にすべきではないかなと思うのです。各国からバランスよく金と人を集め、来るべき異星人の侵略行為や天変地異に備える。国連軍という以上は各国を守るのが仕事で、勿論各国に駐留派遣はあってもいいでしょう。それで全ての国は核兵器は勿論軍隊そのものを撤廃。あぁ、絶対ムリだなぁ・・・。
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夢か幻でしょう。

直視すればするほど、軍事力は不可欠です。1つの秩序を維持するためには、最終的に、それを維持する担保となる力が必要です。
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安全保障の基本概念は、古今東西変わっていません。


『軍事力の均衡を保つこと』
この一言に尽きます。


軍事バランスを保つためには、場合によっては軍事費を
削減するというオプションもあるでしょう。
その場合は、関係諸国と綿密に外交交渉を行い、軍事力の
バランスを崩さないようにすることが重要です。
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