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デフレ(スパイラル)なのでしょうか?他の先進国もそうなりません。
「何が他と違ってデフレなのでしょうか?」

近隣のアジア諸国の人件費が安いからでしょうか?そうしたら、他の先進国も同じようにデフレになるはず?
日本国内で価格競争をしているから?
日本人が貯蓄が好きだから?
将来が不安だから・・・?うーん、分かりません。
なんか、オーストラリアはいい経済状況みたいですが・・・。

A 回答 (17件中1~10件)

>「国民」はお金がない、のでしょうか?また、企業にお金がない・・・、にも引っかかって


>います。

そうですね・・・。
添付してある画像を見ていただきたいのですが、(私が信頼する方のブログ
http://yutakarlson.blogspot.com/2011/05/4110924_ …から資料を拝借しました)
この表を、日本国の「バランスシート」と呼びます。

この中で、負債に計上されてある項目に、「純資産」という項目がありますね。

「国民にお金がないのか」「企業にお金がないのか」と聞かれると、この純資産の項目から、
「非金融法人企業の純資産」と「家計の純資産」を見ていただくのが一番分かりやすいと思
います。

単位は兆円です。
見ていただくと、非金融法人企業の純資産は336兆円のマイナス、つまり赤字。
家計の純資産は1079兆円のプラス、つまり黒字だということが見てとれると思います。

純粋にこの数字だけで判断すれば、「国民はお金をもっています」。「企業はお金をもって
いません」と言うことになります。(ちなみにこの表の金額は全て金融資産であり、土地や
建物の金額は入っていません。)

しかし、国民の保有する金融資産のうち7割を保有するのは60歳以上のお年寄りですし、
(最近は60歳以上でお年寄りと言うと違和感がありますね^^;)、企業も全ての企業が
赤字と言うわけではありませんし、基本的に企業は利益を投資し、新たな買い入れを行っ
て、借り入れたお金で経営を回転させる性質をもった存在ですから、赤字の割合が大きく
なって当然です。

また、仮に国民が消費を起こしたとしても、企業がその消費によって得た利益を元手に、
新たなる投資を行い、新たなる消費を起こさない限り、その価値は一時的なもので終わって
しまいます。(企業が従業員に支払う給与も一つの投資ですよね)

「内部留保が行われている」というのは、つまり利益が上がっているのに企業が従業員の
給与を増額しない、だとか、必要経費以外を全て貯蓄に回し、新たなる投資を行わない、
とかそういうことを言っているんだと思います。せっかく国民が消費を起こしても意味ない
ですよね、それじゃ。企業が投資(借り入れ)を行うことが大切だ、と言うのはつまりそう
いうことです。

>国債がGDPの2倍まで発行されていてデフォルトにならない、というのは、言い換える
>と、貯蓄残高がGDPの2倍ある、ということではないのでしょうか?

まあ、そういうことになるんですが(実際市中金融機関が保有する貯蓄残高は2700兆円を上
回ります)、それ以上に、日本と言う国の、特殊な金融事情に原因はあります。

日本以外の国は、基本的に国債を自国通貨以外に、ドル建てで発行していますから、国内政
府の債務事情が、為替相場や他国からの外圧など、自国の事情以外の部分で影響を受け、日
本のようなレベルで国債を発行していれば、恐らく一撃で国家政府は破産に追い込まれるで
しょう。

ところが、日本はそのすべてを「円建て」で発行しています。
ですから、もし日本国政府が返済不能な状態に陥ったとしても、日銀が円紙幣を刷ること
で、最終的な破たんのリスクは簡単に回避することができます。

たとえば、ユーロ加盟国は、自国通貨がユーロですから、自国の国債が返済不能な状況に
陥ったとして、これが自国通貨建てであったとしても、自国には通貨を印刷する権限があり
ませんから、日本のようなリスク回避方法は存在しません。

政府、と言うよりも財務省の思想の前提には、これがあるはずです。(にもかかわらず国債
が破たん状態に陥ると必死に煽りまくっているのは当の財務省ですが)

>個人的には、家電量販店で、グラビアアイドルを3Dで観た際、その胸のふくらみを観て
>買いたくなりました。下品ですみません・・・。これで、消費を起きないかな・・・。

良いですね、そのアイデア^^
3Dで見られるグラビアアイドルも、立派な「付加価値」ですから、立派なデフレ解消の手
段となりうると思いますよ。
「なぜ、日本だけデフレ?」の回答画像17
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この回答へのお礼

知識のあまりない私に、おつきあいいただき、何度も回答ありがとうございます。
なんか、今日「実は恐ろしい「とりあえず預金」」というgooニュースがありますね。
将来不安のせいなのか、貯蓄が増えているんですね(あるニュースでは、個人資産が減っているグラフも見たのですが???はて???)。企業もお金を止めている。政府は成長を促す政策を打ち出せていない、というところでしょうか。

(ここからはただのつぶやきですが)
個人的に、最近からですが、日本製購買キャンペーンをがんばってやっているのですが(そのせいで貯金があまりないです)、みなさんもやってほしいです。先日、Yシャツ、財布、バッグを買いました。マスクも日本製のみ買っています。車はオーバーホールだけですが・・・。結構、日本人にお金払っています。どうせなら、アメリカ人とか中国人とかじゃなく、日本人に払った方がよいと思うのですが・・・。
それに、ファストフードなんかでも、牛丼やマ○クも改めて食べると、そんなにおいしくないですよ。基本ぱっさぱさだし。ついでに、MP3は耳が腐ると思います。USB容量も増えてきたので、CD音質をおすすめします。
まあ、資源国でないのに、がんばっている方でしょうか。とりあえず、私は、これからの国民のみなさんの購買力(+そのための労働意欲の向上)に期待します。

お礼日時:2011/05/18 23:11

No.14です。



>結局、日本がデフレなのは、貯蓄が多く、お金が回っていないことと思ってよろしいで
>しょうか? そして、その打開策は、消費を促すしかない、と思ってよろしいでしょう
>か?

そうですね・・・。そもそも、「デフレ経済」って、どんな社会をいうのでしょう。
これは、No.8でも記したとおり、「供給過多」「需要不足」にあるからなんですが、では、そ
もそも「需要」とは何なのか。

日本と言う国で、ある一定期間に生まれた需要(=消費)の総額を「GDP」といいますね?
「供給過多」とは、このGDPを上回る供給が生産者側で行われるから発生する現象です。

その差額がおおよそ30兆~40兆になるんだそうですよ。

日本のデフレの原因は、国民が消費を起こさないことよりもむしろ、企業が借り入れを行わ
ないことにあると私は思っています。まあ、企業が借り入れを起こさないのは「消費が起き
ないから」なので、結局は国民が消費を起こさない事が問題なのですが、国民が消費を起こ
す為には、企業が積極的に借り入れを起こすことの方が大切だと思います。

もちろん、最終的には国民に消費を自ら起こさせることを目的としてはいるのですが、「打
開策」と言うのであれば、国民に消費を起こさせることに主眼を当てるよりも、「企業に借
り入れを起こさせる」ことの方が大切なのではないでしょうか。

GDPとは、「国民」「企業」「政府」(+非営利団体)が年間に起こした消費と不動産投資の
総額です。年間の供給量よりもGDPの方が少ないわけですから、GDPの総額を増やせばデフレ
は解消できるでしょ? 

ところが、「国民」も「企業」もお金がなく、消費や借り入れを起こすことができない状態
にありますね。だったら、あと一つの項目。「政府」が国民や企業に代わって消費や借り入
れを起こせば、必然的にGDPの値は増加するでしょ?

一時的な政府からの投資が、二次的、三次的消費され、当初の投資金額より1倍~2倍の間で
増大する事を「乗数効果」と言います。デフレを解消するには、この乗数効果をどう起こす
のか。このことに頭を使うことが最大の解決策です。

>物価=原油、小麦などの価格、という意味で書きました。
いわゆる先物商品の事ですね。

現時点。確かに、「震災禍下」という特殊な状態にある現時点では、懸念される問題ですよ
ね。ですが、ご質問文から想像するに、恐らくそういった「震災下」という特殊な事情は
考慮に入れていらっしゃらないのではないか、と想像します。

ちなみに、前回回答し忘れていたんですが、私が記している「現金預金残高」はタンス預金
の事じゃないですよ。国民や企業が、普通に銀行に預けている貯金の事です。

それにしても、スタグフレーションですか・・・。それを起こさせない為の政策を考える為
に政府は存在していると思うのですが。

もし、TVの経済評論家が、本当に優秀な人なら、「先物の金額が上がるからスタグフレー
ションが発生し、国民の経済がダメージを受けるでしょう」などと言う、判り切った無責任
な回答はなされないでしょう。

福田首相の時に、確かに先物の金額が上昇した時期がありましたが、そんな中でも景気は順
調に回復していましたから。
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この回答へのお礼

すみません。
以前の回答で、「日本のデフレ問題の最大のウィークポイントは、この圧倒的な人口が保有する、莫大な「現金貯蓄残高」に原因があります。」と書いていただいたと思うのですが、「国民」はお金がない、のでしょうか?また、企業にお金がない・・・、にも引っかかっています。最近は、内部留保残高が増えていると聞きました。
国債がGDPの2倍まで発行されていてデフォルトにならない、というのは、言い換えると、貯蓄残高がGDPの2倍ある、ということではないのでしょうか?

政府からの投資・・・、の話は、納得しました。
個人的には、家電量販店で、グラビアアイドルを3Dで観た際、その胸のふくらみを観て買いたくなりました。下品ですみません・・・。これで、消費を起きないかな・・・。

お礼日時:2011/05/17 20:53

zakky74でございます。



>ご意見ありがとうございます。「その商品は要らない」・・・私の感想です。

実は、両者の思いは共通するところがございます。結論から申しますと、それは日本の心、日本の国民性、日本の底力、日本の素晴らしさとも直結しています。

>買い物の際、妥協している・・・民族なのかもしれません。

需要市場が、どの様に変化してきたのかについて、日本の心、日本の国民性と繋げて理解する事が出来ようかと思います。結果的に、それはお金の循環率を決めているもので、一体どうして日本人はお金を使わないのか・・・というところにも繋がります。

>あと、すみません、・・・理解できませんでした。

今日は、経済原理とエネルギーの観点にウェイトを置いて語ろうと思いますので、どこまで触れれるか分かりませんが、機会を見まして、触れる事が出来ればと思います。


今、お金が回っていません。

不景気というのは実は、お金が無いという状態ではなく、お金が回っていないという状態の事を指します。これをもっと詳しく書きますと、お金が全体的なところを回っていないという意味でありまして、部分的なところは十分に(寧ろ急スピードで)回っていたりします。

極めて局所的なところに、膨大なお金の量が急スピードで回っている場合、多くの国民にとってはお金は回ってきませんが、全体を見ると何と平均的に回っていたり・・・経済とは、数字上だけで片付ける時には何とも厄介な生き物です。

ですので、僕は極力は消費者心理や需要市場の心理に併せた話を展開します。心理とは言いましても主観的な心理ではなく、客観的な心理を見る為に全体がどうであるかに着目し、エネルギーの観点からお金の流れや心理の流れを追います。


前回の投稿と同様、今日も日本の素晴らしさ、日本の心の美しさについて触れながら、時代が移り変わっている事による大きな変化について切り込もうと思います。

まず、日本の心は世界中のどこを見ても大変に稀です。

この事を理解する事がとても重要です。
日本の心は、サムライの心にも通じます。
とても繊細。命を懸けて観察。凄まじい集中。
とにかく日本を語る際には、心です。

大和魂、八百万、七福神、和の心、サムライの精神、わびさび美学、相手から出発する、人が傷つく事を言わない、足を踏まれた方も謝る(海外では、そこに置いていたお前が悪いという論理が成り立つそうです)・・・など、世界から見る時には凡そ理解出来ない事が最も多いのが日本の心であり、日本文明です。

○×もはっきりしない。
キョリを置く愛。

感性が鋭い。気で相手を感じる。間を読む。
空気を読む。阿吽の呼吸。必ずしも表現しない。

凡そ、五感覚で見る限りでは、思考論理で見る限りでは、よく分からない種族です。逆に、こうした特徴こそが、先に共有しました世界と繋がっているのでございます。


前回の投稿では、第二次世界大戦敗戦の危機について軽く触れました。アメリカに完膚なきまでに叩きのめされて、もう二度とアメリカに歯向かわない様に徹底的に教育をしたアメリカ・西洋を前にして、日本が選択した事は過去との決別でした。

日本はアメリカ・西洋を大好きになる決断をします。

アメリカに憧れ、
アメリカをモデルとし、
アメリカに着き従い、
アメリカに向かい、
アメリカへと走って行き、
アメリカに追いつこうとし、

気付いたらアメリカを追い越していました。
Made in Japanの躍進がそれだったんです。

ところが、当の日本はモノ作り・製造業が大変に楽しくて、とても面白かったしサムライ心を刺激されていたので、まるで剣を磨く様に、何度も剣を振り下ろす様に、モノ作り・製造業に投じていきます。二度と、アメリカには歯向かわず世界に関心を持たない様になっていました。

ですが、アメリカは違います。

あれだけ日本を完膚なきまでに叩きのめし、二度と逆らえない様に日本を弱体化させながら、アジアでも反目の種を埋め込み反日環境を整えたのは、日本よりも世界の方が熟知しています。

アメリカはどんなに頑張ってもMade in Japanを超えるモノを創れません。完璧にアメリカはMade in Japanに屈した形となりました。

アメリカの沽券に関わります。

そもそも、モノ作り・製造業とは、イギリス産業革命の恩恵を受け、学術全般の恩恵を受け、西洋のルネッサンスが土台にあるものです。

なぜ、それを遠く離れた国が、それも酷いどん底の中からたった何十年で這い上がったのでしょうか?

それが、日本のサムライの心、繊細な心、命をかけて観察する精神、相手から出発する心があったからです。世界を、心から感動させた日本の心です。日本のモノ作り・製造業は、単なる物質ではなく、精神をモノに宿す生命そのものだったと言えるでしょう。

モノを買うのか、生命を買うのか。
人間ですから、生命を買いたいんです。

ですが、精神は五感覚では見えません。
だから、パッと見ただけでは同じモノに見えます。

これが日本の凄まじさであり、畏敬を抱かせる点です。

さて、こうした動きは人間活動にはどの様に影響を及ぼすでしょうか?人間の欲求には下位欲求に始まり、満たされるに連れて上位欲求へと推移します。マズローの欲求を借りながら観ていきます。

まず、人間の下位欲求は下位から順に、生理欲求・安定欲求・所属欲求・認定欲求と続いてきます。生理欲求が満たされれば、次は安定欲求・・・という具合ですね。

ここととても相性の良い産業。

それがモノ作り・製造業です。モノ商品は、この生理欲求~認定欲求を満たしてくれます。ですので、モノ作り・製造業が盛んになり、モノ商品が供給され続けるに連れて、この下位欲求が順に満たされてきます。

ところが何事もそうですが、供給過剰がございます。

今の日本、モノ商品はもはや相当数に広がりきりました。
これは、文明先進国においては世界もほぼ同様です。

これ以上を供給されても生理欲求~認定欲求はもはや満たされております故に、そこまで欲しいとは思えません。あれば十分。必要ではありません。

供給過剰の事を指してお伝えしました。
「その商品、もう要らない」と。

特に、Made in Japanは、日本の心、サムライの心がとことん・ミッチリ入り込んでおりますので、下位欲求の満たされ方も相当でございました。つまり、飽き方としても相当です。とことん・・・もう相当昔にやり終えております。

もはや心から欲しい商品ではありません。
心から欲しい商品は、次なる上位欲求にこそあります。

上位欲求は、自己実現欲求・自己完成欲求・自己超越欲望です。これをモノ作り・製造業から満たす事は土台からして無理なんですね。

土台とは、モノ作り・製造業の根本技術が科学技術であり学術であるという点です。科学技術は、モノを変化・運動・移動する技術です。変化させる対象はモノです。ですが自己は・・・モノでしょうか?

自己実現・自己完成・自己超越とは、自己を変化するものですが、モノを変化・運動・移動する技術などで叶うのでしょうか?人や自分をモノで扱うかの様な・・・。

無理です!

これが、科学技術・学術からでは、上位欲求を満たせない致命的な理由でもあります。つまり、供給過剰時代を文明先進国が同時に迎えた時に、どこもが皆、向かうべきは自己実現欲求・自己完成欲求・自己超越欲望を満たす知識・技術・産業の開発でした。

アメリカは、Made in Japanの挑戦に敗北した時、そこに向き合うチャンスでしたが、結果的に中身のない金融経済へと逃げを選択しました。

日本は、Made in Japanに留まってよいのでしょうか?

違います。上位欲求を満たすべき新しい知識・技術・産業を中心へと据えるべき時です。それが、モノの観方(観点)を変化・運動・移動する観術(認識技術)です。それこそ、新しい経済大陸であり、日本人を始めとして先進文明国が心から欲しがっている商品です。

振り返りますと、サムライの心、わびさび美学、八百万、大和魂、和の心・・・これらは何と、自己超越欲望そのものだったんです。元々、浸透していたのが日本の心だったんです。

ところが、五感覚では体系化できません。また、五感覚や学術の代表であるアメリカ・西洋に完璧に負けて、徹底的に反省しました。だから日本の良さを置いておいて、アメリカ・西洋の土台で勝負しました。

アメリカ・西洋の土台とは、下位欲求です。

日本の心は、元々は自己完成であり自己超越でしたのに、アメリカ・西洋を真似する為に、何と欲求水準を低くして生理欲求・安定欲求から付き合い始めたんです。如何に、無意識ではストレスが溜まり、如何に無意識では辛酸苦痛なのでしょうか?

いつの間にか、下位欲求に支配された日本人が大量生産され、未来に不安し、過去に後悔し、今に不平不満する人間が増えております。

未来に対する不安症、それは元々の完成され超越されていた日本の心が、アメリカ・西洋を受け入れた事で、五感覚的な薄っぺらいスタイルそのものになってしまった事によって、起きている心情です(日本は、やる時はとことん・・・です)。

だから、とことん五感覚。
とことん薄っぺらい欲求。
そして未来に不安です。

ただ、心の奥深くでは上位欲求でありたいし、自分たちの良さでありたい・・・上位欲求を満たす商品が出ない中で。

お金の出し惜しみとなります。

サムライは、命さえも賭けます。
使う時はお金はドバッと使います。
そのサムライの心が眠っているだけです。
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再度。

No.8&13です。

>あくまで、仮定の話でして、もし、日本で貯蓄が金融資産に回った場合(誰も日本国債を買
>わなくなった場合)にどのようなことが起こるのかな?と思ったので、書きました。

私が回答した趣旨はNo.13でお伝えした通りなのですが、それとは別に。

日本の国民性から、恐らく日本の国民が貯蓄を金融資産で保有する割合が、国債を破綻させ
るほどひどくなることはないと思います。これは、日本国民の精神的なベースとなってい
る、古来の神道に対する信仰心がベースになっています。

分かりやすい例で言うと、「罰(ばち)が当たる」とか、「たたり」などと言った発想で
す。これは、仏教などにはない感情で、神道独特のものだと思います。こういった感覚が、
日本人が「行き過ぎる」事を防いでいるのだと思います。まあ、これにはもっと面白い例が
あるのですが、文字数の制限上、ここでは控えます。

それともう一つ。日本には、国債の最終引受者として日銀が存在していますから、仮に国債
の売りぬけができない状態になったとしても、デフォルトに陥ることはないでしょう。

唯一例外として、時の日本国政府が、政策的誤りとして、「外貨建て国債を発行する」とい
う愚かな行為を行わない限りは。

>私は、順番的には、個人の消費があって、企業が投資する、なのかなと感じています。デ
>フレ脱却のためには、タンス預金を引き出す方法を考えることなんですかねぇ。だとした
>ら、ずっといつまでたっても脱却できない気がします・・・。

順番的にはその通りだと思います。ですから、政府が政策として公共投資を行い、「個人の
消費の代わり」をしたり、「個人に消費させる政策」を打ち出したりするんです。

企業に対して国が事業を発注することで、企業は新たに銀行に対して借り入れを行います。
また、「エコカー補助金」や「エコポイント」に代表されるように、国が国民が起こす消費
の一部を肩代わりすることで、国民は多少の無理をして消費を起こします。

当時、エコカーと言えばプリウスとインサイト。価格として200万~300万超の価格です。
決して安い買い物ではないですよね。しかもリーマンショックの真っただ中。

国内を不景気の嵐が襲っていたはずです。ですが、にもかかわらず、国民は消費を起こしま
したよね。家電も同様です。家電の場合は、エコポイント対象商品のみならず、その家電に
合わせたテーブルやいすなどの家具までも好調な売れ行きだったようです。

国がきちんとした政策さえ取れば、たとえ不景気でも国民は消費を起こすんです。
しかも高額の買い物をするときは、国民もローンを組む=借り入れを起こします。

借り入れを起こすということは、国民にとってみれば高額の資産を手に入れる事になります
し、企業にとっては当然売り上げが立ちます。また、銀行にとってみても債権が生まれるわ
けですから、純粋に金額だけでいえばGDPは2倍になるのです。(家計には動産という資産が
生まれますしね)

しかも、「エコ」という付加価値を購入しているわけですから、立派な経済的インフレを起
こしています。

それと、前回は建築業に限定することを避けましたが、今回の震災で分かった通り、日本に
は必要不可欠ないわゆる「公共工事」もたくさんあるんです。老朽化し、ひびが入っている
ような高架橋を放置します? 古くなって建て替えが必要な学校も放置しますか?

たとえばリニアモーターカー鉄道敷設の公共事業のように、前衛的で先駆的な公共事業は不
必要だと思います?

堤防だって必要ですよね。今後高齢化社会が進む事も想定されますから、金利が安い今のう
ちに国が先んじて借り入れを起こし、老人福祉施設の設立を行う事も悪いことじゃないと思
います。

それと、
>物価が上がる懸念がある現時点で、これを世の中に回す方法はまずない気がしま
>す・・・。

とありますね。ですが、デフレを脱却することが必要だと考えているあなたが、どうして物
価が上がることを懸念されているのでしょう。矛盾している、とご自身で感じられませんか?
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

結局、日本がデフレなのは、貯蓄が多く、お金が回っていないことと思ってよろしいでしょうか?そして、その打開策は、消費を促すしかない、と思ってよろしいでしょうか?

>ですが、デフレを脱却することが必要だと考えているあなたが、どうして物
価が上がることを懸念されているのでしょう。矛盾している、とご自身で感じられませんか?
物価=原油、小麦などの価格、という意味で書きました。先日のニュースで、スタグフレーション懸念の話をしていました。日本が不況なまま(輸入)商品価格のみが上がっていくことを懸念しました。

お礼日時:2011/05/15 20:34

No.8です。



>回答内容はデフレ要因になっている気がします。もし、日本で、貯蓄が金融資産に回ったら
>どうなるのでしょうか?誰も(郵貯も銀行も)国債が買えなくなって、デフォルトを起こ
>し、公務員削減や議員削減、公共サービス削減になるのでしょうか?

う~ん。大分勘違いをなされているような気が・・・。
そもそも、「国債」は発行しなければしない方が良いものですよね。

現在、なぜ国債を発行しなければならないのか。不景気だから?
いえ。国が国債を発行しなければならないのは、国民(主に企業)が借り入れを起こさない
からです。

国債の金利は、今でさえ世界でも最低ランク。日本国債の7割を保有する金融機関だって、
本来なら国債として、国民や企業が金融機関に預けているお金を、たかが1%程度の金利で
国に貸し出すより、10%位の金利で企業に貸し出した方がよほど儲けになります。

ところが、企業にはバブル期以来の銀行による「貸し渋り」「貸し剥がし」の鮮烈な記憶が
まだトラウマのようにして残っていますから、借り入れを起こさず、自社資本を内部留保す
る形で企業経営を行おうとします。

銀行もお金を預かっている以上、金利を支払わなければなりませんから、日銀の政策金利を
上回る利率が確保できる方法を取らざるをえません。そういった手法の一つが「国債」なの
です。

お分かりでしょうか。銀行が国債を買わずに済む状況とは、企業に自ら借り入れを行えるだ
けの余裕がある状況。つまり、景気が良い状況に他ならないのです。

景気が上向きにあるときに、わざわざ赤字国債を発行してまで、国が市場に資金を投下しよ
うとすると思いますか? 

私は、>実は日本のデフレ問題の最大のウィークポイントは、この圧倒的な人口が保有す
る、莫大な「現金貯蓄残高」に原因があります。と表現しましたね。

これは、別に個人が保有する現金を金融資産に回せ、と言っているわけじゃありません。
ウィークポイントだというのは、国民が「消費を起こさない」事を風刺しているにすぎませ
ん。

ヨーロッパの例は、あくまでヨーロッパの貯蓄傾向を例示しただけで、日本がその通りにす
べきだ、と言っているわけじゃないですよ。

ちゃんと読んで下さい。文末に、>今の日本で借り入れが期待されるのは、個人よりも企業
です。と書いてあるでしょ?

借り入れを起こすのは企業。消費を起こすのは個人です。

>公共事業(建築業)にお金が回るのは、あまり良い方向ではないと感じています。製造や
ITなどにお金が回ってほしいと感じています。

とありますね? あなたは建築業だけが公共事業だと思っているのですか?
文末にお示ししたのは、麻生内閣において組まれた補正予算の内容です。莫大な国債を発行
して行われた「公共事業」の内容です。建築業と思しきものは、

・緊急防災・災害復旧等‐4400億円
・省エネ設備等の投資促進減税‐1900億円
・低炭素革命‐1.6兆円  
・底力発揮・21世紀型インフラ整備‐2.6兆円 
くらいでしょうか。この4項目も、「建築業」かと言われれば、首をかしげる項目も含まれ
ていますが。

Wikiによれば、
「公共事業(こうきょうじぎょう)とは、中央政府や地方公共団体が、市場によっては適切
な量の供給が望みにくい財・サービスを提供する事業のこと。」

と記されています。頭を使って、二次的、三次的な消費構造が起こる仕組みを作ることが政
府の役割だと私は思います。

【平成20年度第1次補正予算】‐総額11.5兆円(「安心実現のための緊急総合対策」)

生活者への支援 ・高齢者の医療費負担軽減など‐2500億円
中小企業への支援
緊急保証枠‐6兆円
政府系金融の緊急貸出枠‐3兆円
地方の活性化
緊急防災・災害復旧等‐4400億円

【平成20年度第2次補正予算】‐総額27兆円(「生活対策」)

生活者への支援
定額給付金の実施‐2兆円
自治体による雇用機会創出‐4000億円(基金)
妊婦健診の無料化‐800億円
離職者への住宅・生活支援
中小企業への支援
保証・貸出枠‐30兆円に拡大
金融機関への資本注入枠‐10兆円追加
地方の活性化
地方活性化交付金‐6000億円
高速道路料金の大幅引き下げ‐5000億円

【平成21年度予算】‐総額37兆円(「生活防衛のための緊急対策」)

生活者への支援
非正規労働者への雇用保険適用‐1700億円
雇用保険料引き下げ‐6400億円
出産一時金の増額
住宅減税‐3400億円
エコカー減税‐2100億円
中小企業への支援
省エネ設備等の投資促進減税‐1900億円
中小企業への税率引き下げ等‐2400億円
地方の活性化
雇用創出のための交付金増額‐1兆円
地域活力基盤創造交付金‐9400億円

【平成21年度補正予算】‐総額15.7兆円(「経済危機対策」)

生活者への支援
雇用調整助成金、再就職支援、能力開発、雇用創出、住宅・生活支援等‐1.9兆円
社会保障、消費者政策の抜本的強化、防災・安全対策、治安体制の整備等‐1.7兆円
金融対策
中小企業等資金繰り、株式市場、住宅・土地金融等‐3兆円

地方の活性化
地方自治体への財政支援等2.6兆円
成長戦略
低炭素革命‐1.6兆円  
底力発揮・21世紀型インフラ整備‐2.6兆円   
健康長寿・子育て‐2兆円
家電エコポイント制度創設 - 2946億円
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この回答へのお礼

たびたびの回答ありがとうございます。

>回答内容はデフレ要因になっている気がします。もし、日本で、貯蓄が金融資産に回ったら
>どうなるのでしょうか?誰も(郵貯も銀行も)国債が買えなくなって、デフォルトを起こ
>し、公務員削減や議員削減、公共サービス削減になるのでしょうか?
あくまで、仮定の話でして、もし、日本で貯蓄が金融資産に回った場合(誰も日本国債を買わなくなった場合)にどのようなことが起こるのかな?と思ったので、書きました。

>借り入れを起こすのは企業。消費を起こすのは個人です。
私は、順番的には、個人の消費があって、企業が投資する、なのかなと感じています。デフレ脱却のためには、タンス預金を引き出す方法を考えることなんですかねぇ。だとしたら、ずっといつまでたっても脱却できない気がします・・・。

「現金貯蓄残高」はタンス預金のことですかね。物価が上がる懸念がある現時点で、これを世の中に回す方法はまずない気がします・・・。

お礼日時:2011/05/10 20:39

回答ありがとうございます。

そうしますと、供給量を増やすとデフレが解消されるということでしょうか?供給量が増えたとしても、企業が投資するかどうかが若干疑問です。今は、企業の内部留保が増えていると聞きます。
====
単純にいえば デフレってのは 現金の価値が上がることが予想される状況なので、投資しないで現金で持つことが合理的判断となります。
供給量が増えないと判断しているので、投資しないで現金で持っているわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。日本はタンス預金が多いことが他の先進国と異なるんですかね。

お礼日時:2011/05/10 21:48

|ただ、これは、海外が20代の平均給与が普通ということなのでしょうか?


|それとも、海外は、将来的に給与が上がる雰囲気がある。その結果、消費が結構活発なのでしょうか?

シンプルに考えるといいです。割りが悪いと分かっているのに、海外に出ないで国内に閉じこもっているわけです。なので、パイを小さく切り分けるしかないって状況なんです。

子どもの国際比較調査で、もっとも日本の子どもが劣っている点をご存じですか?
上昇志向が全くないんです。それも極端なほど。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。デフレ要因の一つに、日本民族の性質によるところがあるという事でしょうか。

最近の若い人は、管理職になりたくない、という人が多い、という話も聞きますね。
(あくまでも、もしかしての話ですが、上記の話は、現在、管理職の人たちが、下からの突き上げを抑えたいがために、ネガティブキャンペーンをやった結果、若い人がマインドコントロールにかかっているかもしれません)

お礼日時:2011/05/10 20:48

日本銀行が資金を十分供給していないからとしか考えられないです。


いろいろな学者が色々な論点で分析していますが、物品の価格の継続的下落がデフレということなんですが、不動産価格、土地、株式などの資産価格も、この20年間で基本的には、デフレです。
こんな国(先進国)で他にあるのかと見ると、日本だけ。
そこで、

近隣のアジア諸国の人件費が安いからでしょうか?そうしたら、他の先進国も同じようにデフレになるはず?
日本国内で価格競争をしているから?
日本人が貯蓄が好きだから?

という質問者さんの命題を考えてみると、アジアの人件費や国内競争、貯蓄などの観点ですが、他の国でも、アジアの人件費から来る安い輸入品は、日本だけに来ているわけではないし、国内競争が激烈なのは、市場が自由なら、どこの国でも競争条件は一緒だし、貯蓄率は、日本だけが高いわけではない。

この20年で何が一番変わったのか?と考えたら、金融政策です。そして、次に、徐々に財政政策。
金融政策の部分が極めて影響力が大きいと思いますけど、これが、日本の経済を潰したし、潰していると見て良いと思います。日本の金融政策だけは、異常ですよ。
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No.5で書いたものです。

本文に適切でない箇所がありましたので修正します。

>また民間や企業は税金徴収されるのを嫌がる(公務員の高待遇が要因かも)傾向があり過剰な節税が税収減に繋がります。
 正確には「また民間や企業は税金徴収されるのを嫌がる(公務員が高待遇と見られることが要因かも)傾向があり過剰な節税が税収減に繋がります。」です。

失礼しました。
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デフレって、「供給過多」にある状況が産むものでしょ?



供給とは、生産能力のことで、逆に経済でインフレが起こるのは、供給不足にあるから。

デフレが経済的に問題になる状況は、生産能力に長けた国家、つまり経済先進国特有の悩みである、ということが言えます。
経済が右肩上がりに成長している間は国民は余分な買い物をしますから、本来の価値ではない部分。「付加価値」に金額が
付くので経済はインフレ気味に推移しますが、何かのきっかけで経済が傾くと、国民は一気に消費を起こさなくなり、物余りが発生します。

「なぜ日本だけがデフレなのか」という質問は、言い換えると、「なぜ日本他の先進国ではデフレ経済に陥らないのか」とい
う質問に置き換えることができます。

これは、2007年のデータですが、「先進国の人口」をここで見比べてみましょう。

1位 アメリカ 3.0390億人
2位 日本 1.2830億人
3位 ドイツ 0.8270億人
4位 フランス 0.6090億人
5位 イギリス 0.6000億人
6位 イタリア 0.5820億人

何故かこのデータにはカナダが含まれていないようですが、そのあたりは御了承ください。
人口密度で考えると、日本は断トツの一位です。

実は日本のデフレ問題の最大のウィークポイントは、この圧倒的な人口が保有する、莫大な「現金貯蓄残高」に原因がありま
す。

ヨーロッパ諸国は基本的に手元にある現金を、現金のままでは保有せず、証券化して、金融資産として保有する傾向がありま
す。証券とは、明らかに付加価値に相当する部分ですから、デフレ抑止策となりますね。

ところが、日本はバブル崩壊の記憶と、国民に根付く神道の精神が金が金を産む経済体制を美徳だと思えず、そのまま現金資
産として保有します。アメリカは世界一の消費大国ですから、平気で借入をおこし、建物や土地に投資しますね。

この、借入の部分も「貯蓄率」に含まれますから、必然的に欧米では貯蓄率が高まります。

今の日本で借り入れが期待されるのは、個人よりも企業です。
企業に借り入れを起させる原資を投入できるのは日本国政府以外にありません。

今の政府の様に、「コンクリートから人へ」などと夢物語を展開して、必要な公共事業までどんどん削っていたのでは、いつ
まで経ってもデフレからの脱却など夢のまた夢です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。回答内容はデフレ要因になっている気がします。もし、日本で、貯蓄が金融資産に回ったらどうなるのでしょうか?誰も(郵貯も銀行も)国債が買えなくなって、デフォルトを起こし、公務員削減や議員削減、公共サービス削減になるのでしょうか?それが一番良いのかもしれません。利益の生まない分野?が大きくなると、国が弱体化すると思いますので。ちなみに、個人的な意見で申し訳ないですが、公共事業(建築業)にお金が回るのは、あまり良い方向ではないと感じています。製造やITなどにお金が回ってほしいと感じています。

お礼日時:2011/05/09 21:20

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