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今、理科で天気のことについて勉強してます。
そこで、質問なんですが、
温帯低気圧は普通前線を伴っていて、熱帯低気圧は普通前線を伴わないと書いてありました。
この違いは何ですか?
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

前線(じぇんしぇん)というのは簡単に言うと寒気と暖気の境界ですね。



熱帯低気圧は基本的に北緯20°~南緯20°くらいの暖かい場所で
発生する低気圧で、周りが暖気ばかりなので前線はできません。
また、たいていは水蒸気を多く含む高温の空気なので、この空気が
上昇すると水蒸気が凝縮して熱を発生し、さらに上昇エネルギーを
発生します。つまり、発達する力があるということです。この熱帯
低気圧が巨大に発達したものが台風やハリケーン、サイクロンです。

北緯30°~60°くらいまでの低気圧は南側から暖気を、北側から
寒気を吸い込みます。したがって、低気圧を中心に東西方向に前線が
出来ます。低気圧は半時計回りに風が吹き込みますので、西側の前線
は寒気が押す形になって寒冷前線となり、東側の前線は暖気が押す形に
なって温暖前線になります。
時間げ経過すると低気圧のまわりで前線が反時計回りに移動します。
この速さが寒冷前線の方が速いので、暖気のエリアは少しずつ小さくなり、
やがて寒冷前線が追いついて閉塞前線となります。

民明書房刊:「福井敏夫の低気圧」より
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
よく理解できました!

お礼日時:2011/05/04 15:17

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