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落語「寝床」は、演者によっていろいろなヴァージョンがあるかと思います。
私の聞いたのは桂枝雀さんのものですが、最後のサゲ(オチ?)の意味の質問です。

旦那の下手な浄瑠璃を聞かされて、聴衆がみんな食事と酒も手伝って横になる中、一人だけ起きて泣いている者がいる。旦那は喜んで、「浄瑠璃のどこが泣けたか」聞くも、「浄瑠璃で泣いているのではありません」と答える。「なぜ泣いているのか?」「旦那のところが私の寝床だったのです。」
(表現が若干違うかもしれません)

これは、「自分も他の人と同じように寝たかったが、スペースが旦那が浄瑠璃をうなっていた場所しか残っていなかったので寝れず、悲しくて泣いている。」という意味でいいのでしょうか。

頭がモヤモヤして落ち着きません、教えてください。

A 回答 (3件)

昔の奉公人には,個人の部屋はありえず,みな大部屋で暮らしていました.



この寝床の旦那は,長屋・出入りの者など多くゲストを招いています.
したがって,複数の広間を,ふすまも取り払って「浄瑠璃会場」と
しています.

皆が寝静まってしまような時間を過ぎても一人で語り続ける旦那.

小僧(丁稚)は,その時間になっても
本来,自分が寝る場所である大部屋を占領されてしまっていて
眠ることができません.

小僧(丁稚)にはプライベートスペースなぞなかったのです.

そこで「サゲ」のセリフになります.

この旦那(番頭)-小僧(丁稚)の関係は江戸・上方ともに
変わりません.
(6代目円生・3代目米朝『百年目』をお聞きになればわかるでしょう)
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この回答へのお礼

お礼が遅れまして申し訳ございません。
丁稚は通常は大部屋で寝ているもので、そこで旦那の浄瑠璃独演会が行われたので寝ようにも寝られず・・ということですね。
目からうろこが落ちた思いです。笑いのオチを文字で解説というか説明を受けると、何か野暮な感じがしますね。もっと勉強しなくてはと思います。
落語は好きなので、今後も質問することがあると思いますがよろしくお願いいたします。
ちなみに私は大阪人なので、どうしても好みは上方落語になってしまいます。

お礼日時:2011/05/29 23:01

 だんさん、私のとこがちょうど床になってます。



 って落ちですね。
他の人はみんな部屋の中の畳の上で「オガオガオガオガ」をきいているわけです。
丁稚は部屋に入ることは許されず、廊下にいるわけですね。
で、廊下は板張りで、寝るのにはちょっと痛いってことでしょう。
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この回答へのお礼

お礼が遅れまして申し訳ございませんでした。ありがとうございました。
落語は本当に奥が深いですね・・・

お礼日時:2011/05/29 22:53

私の記憶ではみんなが寝てしまって私の寝る場所がないと言って泣いていたと思います。


私の間違いかもしれませんが基本的に落ちは合っています。
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