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 水道水中のケイ酸を測定したいのですが、それに用いるためのケイ酸標準溶液の作り方を教えてほしいです。

 二酸化ケイ素と炭酸ナトリウムを900℃で融解し、ケイ酸ナトリウムを生成したのですが、標準溶液なのにるつぼにこびりついて取れないうえに、蒸留水には溶けきれず沈殿が生じてしまいます。

 それとも、純度がいまいちの水ガラスを蒸留水で溶かし、何らかの方法で濃度決定を行った方がよいのでしょうか??

A 回答 (2件)

私、ICP発光分析装置の前処理として記載のような溶融を行っています。



この記載で気になる点が二つあります。

1.るつぼは何製のを使ったでしょうか?
  私の会社では白金るつぼを用います。磁性るつぼでは
  ここにかかれたようにるつぼにこびりつくと思います。

2.二酸化ケイ素と炭酸ナトリウムの比率はどれくらいでしょうか?
  私の経験では、通常、融剤(炭酸Na)2gを用いて
  も、ケイ酸0.03g位しかで溶融できなかったと思います。

この辺りを注意したら溶ける気がしますが。

ちなみに私の会社では、
  融剤(Na2CO3にホウ酸を2割ほど混合)2gで試料
  0.03g~0.1g(※Si量が少ない場合は量をかせげる)
  を、白金るつぼに取り、900~950℃で溶融し、塩酸
  (1+1)10mLで溶解(加熱)し、100mLにメスアップ
しています。
   ※融剤量は多くした方が溶融させやすいと思います。

あと、「標準試料は市販品(1000ppm品など)もあるはずで
すがそれの購入ではだめですか?」という疑問もあります。

以上
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この回答へのお礼

 返事が遅くなって申し訳ありません。。。

>1.るつぼは何製のを使ったでしょうか?

 しがない大学の一研究室のため、白金るつぼがありません。
何年か前に見かけたという声もあるのですが。。。
察しのとおり、磁性るつぼを使用しました。
やはり磁性るつぼでは無理でしょうか??
担当教官が、白金るつぼの購入を検討してくれてはいますが。。。

>2.二酸化ケイ素と炭酸ナトリウムの比率はどれくらいでしょうか?

 文献を参考にして、二酸化ケイ素を0.1g、炭酸Naを10g用いました。
しかし他の文献では、同じ量の二酸化ケイ素に対して炭酸Naを1g用いると書いてありました。
多いほうがいいかなと思って10gのほうにしました。

>「標準試料は市販品(1000ppm品など)もあるはずが
それの購入ではだめですか?」という疑問もあります。

 ここまでやったら自分の手で作りたい!
という気持ちもあるのですが、白金るつぼ購入の経費を考えたら、
市販品の購入を考えたほうがいいかもしれませんね。

 的確な指摘とわかりやすい回答どうもありがとうございました!

お礼日時:2003/10/16 10:42

化学便覧によると、Na2SiO3の融点は1088℃だそうです。


900℃だとNa2SiO3の融点に届いていませんね。
Na2SiO3自体は水に“易溶”だそうですから、
るつぼにまだ未反応のSiO2が残っているのだと思います。
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この回答へのお礼

 どうもありがとうございます!1100℃くらいで加熱してやってみようと思います(^▽^)/

 やけどに気をつけまーす!!

お礼日時:2003/10/07 21:23

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