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回路保護用のサーキットプロテクタの特性・使用方法について以下質問いたします。

(1)ヒューズではなく、あえてサーキットプロテクタを使う利点はどこにありますでしょうか?
私が調べた限りでは、後者は遮断の応答時間が早いということですが、合っていますか?

(2)端子には、1極、2極、3極等ありますが、ヒューズと同じような使い方をするなら、
1極を使い、電源のL側にいれればいいと思っています。他の2極、3極はどのような
場面でつかわれるのでしょうか?

A 回答 (3件)

ANo.1 です。

追加の質問に回答します。
>単層3線式に2極のサーキットプロテクタ(CB)を使用したらどのような不具合があるでしょうか?

単相3線式の片側をR、反対側をTとし、巻線の中間点をNとし、Nを中性点といいます。
R-N、N-T間の電圧は各AC100Vで、R-T間はAC200Vとなります。
各AC100V負荷がバランスしておれば、Nにはほとんど電流は流れません。

このR-T側間に2極のCBを使用することは可能です。
しかし、中性線が断線すると、各負荷に100Vより高い電圧が掛かることがありますので、中性線欠相保護機能付の漏電ブレーカーを取り付ける必要があります。
CBでは無くヒューズを使用の場合、中性線にはヒューズを入れないのが定石になります。

下記サイトの説明が参考になるかと思います。
http://as76.net/asn/tan3.php

*先の質問でヒューズをN側だけに入れると保護出来ないのと、CBは各L側、N側の双方を遮断できるメリットがあります。
 
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この回答へのお礼

なるほど。2極は、一応つかえはするが、Nが断線した場合のことを考えると、3極が安全ということですね。ご丁寧な回答ありがとうございました。とてもよくわかりました。

お礼日時:2011/05/24 20:08

>(1)ヒューズではなく、あえてサーキットプロテクタを使う利点


についてだけですが、典型的なのは航空機の電気装備で、ヒューズはほぼ一切使われず、
サーキットブレーカー(CCB)を使います。使う理由はいくつかあります。

・復旧が即座に簡単に行えます。スペアヒューズも交換工具も不要です。
・CCB自体はスイッチのように頻繁なONOFF使用を禁じられていますが、試験的にスイッチと
 して使って故障探求や不良回路の一時隔離が可能です。
・PUSH-PULLタイプのCCBは通常押し込まれた状態がONで正常ですが、プロテクトが働くと
 ポップアップします。このとき明らかに他より長く飛び出るうえに、普通黒い部分しか見えて
 いないのが、ONでは隠れていた白いマーカーが出てきますので「どれが」トリップしたのか
 一目瞭然ですので、どの回路の異常発生なのかが解り易くなります。

よくある入り口から前方に撮られたコックピット写真をご覧になったことはあると思いますが、
反対側のコックピット後面の壁は一面無数のサーキットブレーカーで埋め尽くされています。
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この回答へのお礼

コックピットはCBが張り巡らせてあるのですか。そのようなことをご存知とは、専門のかたでしょうか?たぶん、普通に勉強していたのでは、絶対知りえないような情報です。どうもありがとうございます。

お礼日時:2011/05/24 20:10

(1) サーキットプロテクタを使う利点は、遮断の応答時間が早いというの他に、繰り返し再使用できる。



(2)単層3線式AC200Vの主回路(入口側)に3極を使い、2極は各AC100Vの分岐の各系統に使用します。
 

この回答への補足

追加で質問してもよろしいでしょうか?
単層3線式に2極のサーキットプロテクタを使用したらどのような不具合があるでしょうか?

補足日時:2011/05/23 11:36
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